2002.2.16
本田武史選手がフィギュアスケートで4位に入賞した。あっぱれである。4回転ジャンプと、3回転＋3回転のコンビネーションジャンプを失敗してしまったが、その他の部分は思い通りに演じきったようだ。練習のときは上手いのだけれど本番に弱いという「プラクティス=チャンピオン」（野球で言えばブルペン=エース）の汚名を返上する演技だった。
しかし……
メダリスト3名と本田選手との間の実力差は相当大きいように見えた。ジャンプに関してはさほどではないが、ステップとか手の動きはずいぶん違ったようだぞ。大人と子供とまでは言わないけれど、プロと学園祭くらいの差はあったように思う。細かい技術的なことは分からないけれど、カネを払って見に行こうと思うかどうかくらいの差はあった。勝敗が気になるならば本田選手でも見に行くけれど、ショーとしてはどうだろ。上位3人ならカネを払ってショーとしても見に行きたい。
腰の故障で金メダルを逃した清水宏保選手については敢えて「残念」だが、本田選手に関しては「おめでとう」と言いたい。