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『オーシャンズ11』を観てきた

2002.2.28

 スティーブン=ソダーバーグ監督作品『オーシャンズ11』を観てきた。

『虎乃門』(テレビ朝日/金曜日25:20)の「こちトラ自腹じゃ」(2月15日放送)の井筒和幸監督も、『吉田照美のやる気MANMAN!』(文化放送/月〜金13:30)の山城新伍さんも、ネット上の素人批評も、どれも散々なのだが、僕は面白かったんだよ。

 確かにジュリア=ロバーツの魅力がイマイチ出ていない気はするし、アンディ=ガルシアにもイマイチ大物感がないし、なんのために金を盗むのか――どうしてそれほどまでマジになるなか――がわからないし、「そんなにうまくいくかい」というツッコミはしたくなるのだが、見入ってしまった。(筋を追うのに精一杯だったという説もある^_^;)。

 『オーシャンと11人の仲間』(米1960年/監督:ルイス=マイルストン)というのがオリジナルだそうで、それを見ていたら評価が変わったかもしれない。フランク=シナトラ・ディーン=マーチン・サミー=デイビスJr.というキャストを聞けば、心が騒ぐというものだ。

はたと気づいた。オリジナルも今回も原題は“Ocean's Eleven”。僕の英語力がないせいなのだが、オーシャンも入れて11人だと思っていたら違うんだね(オリジナルの邦題を見ればわかる)。オーシャンジョージ=クルーニーの他の盗賊団を上げると、(1)ライアンブラット ピット(2)コールドウェルマット=デイモン(3)モロイ兄ケイシー=アフレック(4)モロイ弟スコット カーン(5)バシャードン=チードル(6)ティシュコフエリオット グールド(7)デルエディ ジェイミソン(8)カットンバーニー=マック(9)イエンシャオポー=クィン(10)ブルームカール=ライナーと。オーシャンの他には10人しかいない。ということは……。

 どうしてこんなに面白かったのか自分自身謎なのだけれど、お薦め度★★★★。

『オーシャンズ11』公式サイト(音楽が流れます)