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ベキ娘。

2002.5.4

 連続テレビ小説『さくら』を見ているとムカムカしてくる^_^;。

 第3週(4/15〜4/20)「雨降って地固まる」で、教え子の家に下宿することになった(これもだいぶ奇抜だ)が、第4週では出戻ってきた娘の離婚話に、第5週では嫁姑問題に口を出した。口を出すだけならば、ただの「おせっかい」で済むのだが(それだけでもかなりウザったいけど)、何かというと「アメリカでは……」を持ち出してくる。曰く「夫婦はもっと話し合うべきです」、曰く「愛する男性を産んだ女性(註:姑のこと)に感謝すべきです」、曰く「自分の息子を結婚相手に選んでくれたことに感謝すべきです」などなど、“ベキ娘”になってしまう。家族会議と言ってもよいような場面になぜか居て、口を出してくる。不思議な娘だ。

 湾岸戦争を起こし、退任間際にはソマリアへ海兵隊を派遣したブッシュ元大統領(父ブッシュ)を思い出してしまう。

ついでに言うと、バツイチの同僚教師に「離婚は恥ではありません」と言ったかと思うと、下宿先では「離婚はいけません」とのたまう。支離滅裂なところもあるんだよね。

 最後に疑問をひとつ。下宿先の居間に、横長ワイド・薄型液晶・推定35インチといった感じの、それはそれは立派なテレビがある。電源が入って何かが映っているのを見たことはないが、畳と障子の部屋で完全に浮いている。あんな目立つ場所に置いてある意図がわからん(ま、そんなに意味を追求しなくてもいいだろうけど)。でもそのうち、「データ放送って便利だね」なんていうセリフが聞けるかもしれない。