2002.5.30
ふと気づけば、今日からこのサイトも2年目です(ついさっきまで明日だと思っていた^_^;)。といっても特別な企画はなくて(って100回目のときに書いたら米同時多発テロが起こったんだよね)、いつものメディア自評です。
先日ちょいとサッカーのテレビ中継に注文を付けさせてもらった。思いついて海外のサッカー中継をCATVでもって見てみた。オランダカップ準決勝PSV×AJAX(スカイA)、アルゼンチンリーグ後期18節River Plate×Argentinos Juniors(Jスカイスポーツ/2003年10月1日よりJスポーツ)、英ワージントンカップ4回戦Bolton Wanderers×Southampton(同)の3試合。
いろいろと感心したので箇条書きにしてみると――
- ●サイドを上がっていく選手の写し方
- センターライン付近を駆け上がっていくときはアップだが、ペナルティエリア(の横)に近づくと引いた画になる。だから、現地に行かずにスタジオで実況していても、「中央で××選手がフリーだったんですけどね」と言える。
- ●反則を犯した選手のアップ
- 早いリスタートがないことが確認されると、反則を犯した選手のアップになる。反則された選手がのたうちまわっていれば早いリスタートはないので、すぐにアップになる。いずれにせよ、映っていないところでボールが動いてしまうことはない。
- ●スローインはアップ
- スローインする選手はアップで映るが、投げる動作に入ると引いた画になる。位置取り争いは映らないが、最低限のところは押さえてある。ちなみに、監督を撮ると後ろにスロワーがいるという画もあった。
- ●1対1のアップは少ない
- 中盤での競り合いがアップになることはあるが、少なめ。基本的には、引いた画が中心である。でも、アップやゴール裏カメラといった――リアルタイムでは放送されなかった――画像がスローVTRで再生されるところをみると、カメラの台数は少ないのかもしれないが、全カメラにVTR再生装置が接続されているとみた。これは贅沢だ。10台を越すカメラよりも、すべてVTR再生装置に接続された6台(メインスタンド上・ピッチサイド×2・ゴール裏×2・バックスタンド側アップ用)のカメラだと思う。
僕の説明は無視してもいいけれど、本場の放送を是非参考にしてもらいたい。国際映像のスタッフはFIFAが指名した(本場の)スタッフらしいから、その人たちに任せておけばいいんじゃないのかな。
というわけで、国際映像からは極力変えないで欲しいというのが、スイッチャー諸氏への重ね重ねのお願い。
ついでに言うと、「ハイビジョンは横長だから映る範囲が広い」と宣伝しているけれども、カメラマンの腕が伴わないとねぇ……。