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勝って兜の緒を締めよ

2002.6.10

 やりましたね>日本代表。FIFAワールドカップ™初勝利です。10日に韓国がポーランドに勝ったときは羨ましくてしかたなかった僕ですが、これで仲間です。

地上波フジテレビの視聴率(ビデオリサーチ調べ)が発表になりました。66.1%だったそうです(瞬間最高視聴率は、試合終了直後の81.9%)。東洋の魔女(東京オリンピック女子バレーボール決勝・日本×ソ連(当時)の66.8%)には及ばず、スポーツ部門で2位(全体で3位)でした。でも、BSデジタルや再放送もあるスカパーを見た人、録画した人のことも考慮すると、上回っているかもしれませんね。『とくダネ!』(フジテレビ/月〜金8:00〜9:55)で発表していたのですが、清水圭さんが「“東洋の魔男まおとこ”にはなったんじゃないですか」だって。パクっちゃお。
ちなみに全体の1位は1963年の『紅白歌合戦』で81.4%だそうです。

 稲本潤一の落ち着きと運動量は見事でした。後半6分、柳沢からのパスを受けてから、ネットの(GKの)上を狙ってチョンと蹴るのは、落ち着いていないとできないでしょう。ベルギー戦では自分を指差しましたが、今回は小野を指差していましたね。フジテレビに出演していた(稲本が現在所属している)アーセナルのベンゲル監督も満足そうでした。後半はバテバテになるんじゃないかと心配していましたが、最後(途中交替する)まで運動量が落ちませんでした。見上げたものです。

 中田英寿のゲームメイカーとしての実力はさすがです。後半3分、右サイドを駆け上がり、フェイントでDFをかわしてゴール前にクロスをあげて“形”を作ったり(GKにキャッチされましたが)、後半26分、ロシアが守備陣形を整えている隙をねらったミドルシュート(クロスバーに弾かれましたが)も素晴らしかったです。

 中山雅史の運動量を忘れていました。高い位置を走り回って積極的な守備を見せる泥臭さが、かっこよく見えてきました。

 小野伸二のひらめきにわくわくしました。具体的にはちょっと思い出せないのですが、「おっ」と驚くプレイが見られました。

 中田浩二・宮本恒靖・松田直樹のチームワークは堅いです。森岡の負傷者リスト入りと宮本の先発に、正直言って一抹の不安を覚えた僕でしたが、謝罪しなければいけませんね。ごめんなさいm(__)m。

 明神智和や戸田和幸の活躍を述べられない僕は、まだまだ“サッカー観戦眼”がないと認めます。中盤の底を支える選手に正当な評価を与えられない自分を歯がゆく思っております。

 楢崎正剛って、判断力とガッツを持っているんですね。

 鈴木の思い切りの良さはスカッとします。得点を上げているからでしょうか、思い切ったプレイが随所に見られました。

 柳沢だってやるときはやります。身体的な(競ったときの)弱さが気になりましたが、稲本に託したパスのタッチは大したものです。

 なんだかんだ言っても、トルシエの手腕を見くびっていました。振り返ってみれば、フラット3に対する不満、選手交代が遅いという不満、選手起用に対する不満……などなど数々の不満が湧き起こってきましたが、ことごとくクリアしてきた(ようにみえます)。アノ^_^;ラモス瑠偉でさえ、『EZ!TV』(フジテレビ)で褒めてました。

号外が出たようですね。スポニチのサイトではネット上で閲覧できます。データ名がfirstwin.pdfなのが泣かせます(閲覧するにはAcrobatReaderが必要です)。

 ところで、ロシアで暴動が起こっているようです。