2002.8.14
ニッポンハムの牛肉偽装問題がえらいことになっている。
朝日新聞の特集記事(http://www.asahi.com/national/nichiham/)から拾ってみると、百貨店(三越・高島屋・伊勢丹・大丸・阪急・阪神)スーパー(イトーヨーカ堂・ライフ・イオン・西友・マイカル・イズミヤ)コンビニ(ファミリーマート・セブン-イレブン・ローソン)学校給食(あきる野市・高岡市・宮古市・神戸市・尼崎市・小野市・京都市・名古屋市)などで、ニッポンハムおよび関連子会社製品の排除が進んでいる。
不買運動ならぬ不売運動である。
もちろん悪いことをしたのには違いないけれど、O-157が検出されたとか、輸入牛肉を国産牛肉と偽って販売したわけではない――つまり、消費者に迷惑をかけたわけではないのだ。何がいけないのかと言えば、国からの補助金が税金ということを考えれば、納税者に迷惑をかけたことになる。
納税者としてニッポンハムに抗議したい人はもちろんいるわけで、そういう人は不買運動をすればいいけれど、流通業界による横並び的な不売運動は少々疑問、というか迷惑ですらある。
ファイターズが少年野球教室を中止したり、「日本ハム連」が阿波踊りへの参加を取りやめたりしているけれど、そこまでの自粛が必要ですかね? これまたちょっと疑問。