2002.8.13
この週末（10日と11日）は栃木県大平町の夏祭り“なつこい”だった。氏神さまとなっている神社の神輿を担ぐ地区のお祭りというのは昔からあったのだが、今回の、町全体の祭り“なつこい”は今年から始まった。
“なつこい”という名称について、ハッキリとした説明はなかった。「夏よ来い」でもいいし「夏の恋」でもいいし、参加者それぞれが思いを込めてほしい、というような説明だった。なかなか洒落ている。
若い衆――掛け値なしに若い20代前半――が中心になって企画したという今回の夏祭りは、高校生バンド・アカペラコーラス・ヒップホップダンス・メイクアップなどのコンテストが行われた。
正直言ってバカにしていたのだが、高校生バンドコンテストなんてなかなかどうしてみんな上手い。ゲストに来たプロの歌手たち（これまた正直に言えば売れっ子とは言いがたい人たちだが）に比べれば落ちるけれども、文化祭レベルは超えていた。審査員も本格的で、ソニーミュージックエンタテイメント・新星堂や県都宇都宮のライブハウスの店長などを呼んで、しっかりと指導的なコメントをもらっていた。立っている者は親でも使えの精神を活かした(?)のか、栃木放送・エフエム栃木・下野新聞社・栃木ケーブルテレビなども活用し、盛り上げていた。
メインゲストとして、11日の夕方に登場したのがDonDokoDon。DonDokoDonだけが来るのかと思ったら、吉本興業御一行様が大挙やってきた。ルート33・ハリガネロックも来たし、カラテカ・ニブンノゴ・カリカ・シベリア文太などの若手もやってきた。考えてみたら、『爆笑オンエアバトル』（NHK総合／土曜日23:50）チャンピオン大会の歴代チャンピオンが来たのだ（初代DonDokoDon、その後連覇したルート33、四代目ハリガネロック）。なかなか豪華である。
いろいろと改善点はあるだろうけれど――例えば野外ステージの控え室が暑すぎた^_^;とか――地道にやっていけば大変楽しい祭りになる予感がした。
前日の9日にはH社の“サマーフェスティバル”が去年に続いて開催された。今年のゲストはデリシャスカプリシャスという3人組。調べてみたら、牛川とこ・相馬茜（音がします）・近藤和美のレースクィーン3人によるユニットだった。なんだよ。知ってればもっとステージの近くでじっくり見たのに^_^;。
おかげで、2日連続で花火大会だった。特に10日は、打ち上げ場所から50mと離れていないところ――寝転んだほうが見やすいくらいの近さ――で見学した。尺玉がない、30分ほどの花火大会だったが、大満足した。あの“音圧”は麻薬です。