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150分延長しました
もしくはナースのお夜勤

2002.9.25

 タイトルを読めばピンと来るだろうが、ジャイアンツの優勝の瞬間を放送するためにフジテレビが野球中継を150分延長した。

“優勝の瞬間”と書いたけれども、21時前にヤクルトが中日に負けたときが優勝の瞬間だったから、放送が延長されたのは“原監督の胴上げ”を放送するためだったのだろう。

 ファンには堪えられない大サービスだろうけれども、野球なんかどうでもよくて、『ナースのお仕事4』の最終回が見たくて見たくてたまらない人にとっては大迷惑だったろうね。

 まる三は(幸いなことに)ジャイアンツのファンでも『ナースのお仕事』のファンでもないので、「どーでも良かった」という無責任な感想しか持ち合わせていないが、一方で、野球中継を試合終了までいつも行うのは地上波には難しいなぁとも感じた。試合途中から始まって試合途中で終わってしまうこともある地上波のプロ野球中継に意味があるのかなぁなんて常々考えているまる三にとっては、地上波の限界を知らされた気分になった。

 参考までにCS放送(たとえばJスカイスポーツ(2003年10月1日よりJスポーツ)やGAORAやスカイA)ではどうなっているかと言うと、もともと放送枠が17時55分から22時まであって、早く終わったときは穴埋め番組を放送している(もちろん延長・繰り下げもある)。地上波でこの方式を採るのは難しいだろうね。金に余裕のある野球ファンにとってCS放送っていうのは救いの神かもしれない。

阪神がサヨナラ勝ちしたとき、実況の大橋雄介アナは「優勝したような騒ぎ」と形容していたけれども、試合終了まで中継しなれていないテレビ局アナウンサーらしいなと思いました。僕が見た感じでは、9回ウラに追いついて最後の最後にサヨナラ勝ちしたにしては控えめだったように思いました。