2002.11.13
12日の『プロジェクトＸ』（NHK総合／火曜日21:15〜22:00）は、金閣寺再建のお話だった。
1950年に焼失してしまい3年をかけて再建したものの、金箔が剥がれ落ちて“黒閣”と揶揄されたが、その後、1987年に修復された鹿苑寺金閣だが、1987年の修復（金箔の張替え）のお話で、1万分の5mm――通常の5倍――という厚さの金箔と、粘着力の強い――漆職人でもかぶれてしまう――浄法寺漆を使って修復したわけだが、“600年もつ金箔張り”を目指すっていうのは素晴らしいよね。
同番組の「薬師寺金堂再建」（第25回2000年10月17日放送）のときは“1000年もつ建築”だったわけだけれども、（年数の差は問題ではなくて）死後も末永く残るモノを作るというのはやりがいがあるだろうなぁと思った。一生のうちで、そういうモノに携わる機会はなかなか与えられないもの。こうやって書いている僕の駄文なんか、僕が死んで3ヵ月もてばいいほうだ^_^;。
ありきたりの言葉だけれども、“男のロマン”だよね。