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“偶セ奇パ”宣言はどうなった?

2003.5.2

最後に追記しました。

 また^_^;NHK総合『ニュース10』(22:00〜22:55)への不満です。

 もうずいぶん前になるけれども、NHKはグーチョキパーならぬ“偶セ奇パ”を宣言したはずだ。プロ野球の途中経過や結果を報じるときに、偶数日はセントラルの試合を先に、奇数日はパシフィックの試合を先に報ずるという、ある種の平等主義である。

 ところが、『ニュース10』ではこの宣言がまったく守られておらず、必ず、パシフィックが先で続いてセントラルの順である。それどころか、セントラルの中でもジャイアンツ戦が(対戦相手に因らず)最後になる。さらに、得点シーンの右下に“×回表○−○”なんていう字幕が入ったり、得点チャンスを活かせなかったなんていうシーンまで見せてくれ(他試合なら得点できなかったシーンはカット)、ジャイアンツ戦に関しては至れり尽くせりである。ジャイアンツ=ファン以外のチームのファン、およびプロ野球ファンへの冒涜と言えよう。

中学時代に野球部に所属するほど野球が好きだったまる三が、今ではプロ野球にまったく興味がない原因のひとつとして、ジャイアンツ中心のプロ野球中継および報道がある。世間の大多数はそれで満足なのだろうけれど、天邪鬼あまのじゃくなまる三はこれが気に入らなかったのだ。

 ジャイアンツ戦に関して充実した報道をすれば、ジャイアンツ=ファンは見てくれれるだろうという狙いは理解できる。でも、それが必ず最後である理由がよくわからない。強いて言えば、チャンネルを変えさせないための小手先の工夫としか思えない。

 そんなわけで、ジャイアンツ(ファン)中心に報じている(としか思えない)『ニュース10』は、愚かなマスコミのひとつに見える。

『ニュース10』のスポーツコーナーでは、大リーグとプロ野球の比重が大きく、それ以外のスポーツは扱われなかったりするのも不満の種です。

プロ野球に興味がなくなった原因は主なものが他にも2つあって、鐘や太鼓やラッパがうるさい応援団と、試合終了まで必ずしも見れない野球中継です。

【2003年5月3日追記】

2日の『ニュース10』で、長嶋茂雄氏と松井秀喜選手が握手している写真が映った。後ろにはバッティングゲージがあるところを見ると、試合前の練習中に撮ったものらしい。
ところが大リーグにおいては、取材陣が試合前の練習中に選手に話しかけるのは御法度のはず。練習(ひいては試合)に集中してもらうためだそうで、その代わり、ロッカールームに自由に入ることができ、そこでならインタビューしても構わないことになっていると聞いたことがある。
ミスターだからといって何をしてもいいと言うわけではないと思うぞ。