2003.6.8
テレビやラジオを聞かなくても、野球(プロ野球&大リーグ)の経過を知ることが、日米ともにインターネットでできる。
大リーグの場合、大リーグの公式サイトで対戦カードの横の“Gameday”(試合終了後は“Box”)というリンクをクリックすると以下のような別ウィンドウが開く(試合開始前の時間帯だとこれらのリンクがないことがあります)。FLASHプラグインが必要なこと、実際のウィンドウは縦横ともに倍の大きさ(1024×768ピクセルのディスプレイだと782×613ピクセル)です。
ポイントを挙げると――
- 球場名と所在地がわかる。
- 球場の形がわかる(ちなみにイビツなこの球場は、レフトに“グリーンモンスター”があるボストンの本拠地フェンウェイ=パークです)。
- 投手と打者の簡単なプロフィールがわかる。
- 塁上に誰がいるかがわかる。
- 現在のオーダーおよび何番バッターが打席に立っているかがわかる。
- 1球ごとに投じられたコースと、ボールorストライクorファウルがわかる。
- イニングごとの得点経過(いわゆるスコアボード)はもちろんある。
- 退いた選手も含めて打撃成績がわかる。
- 長打や打点をあげた選手もわかる。
- “PLAY BY PLAY”というタグをクリックすれば、全打者の結果だけでなく、1球1球のボールorストライクorファウルまで参照することができる。
- スクロールすれば投手成績もわかる。
- FLASHプラグインを使用しているので自動更新される。
といったところ。いたれり尽くせりである。
いっぽう日本のプロ野球の場合、日本野球機構ではなくてスポーツ新聞をはじめとしたマスコミのサイトでリアルタイム速報が行われている。僕が見た限りで一番詳しいのはニッカンスポーツのサイトで、リアルタイム速報というメニューに表示されている対戦カードをクリックすることで表示される(こちらは試合中しか有効でない)。
大リーグ版と比較すると項番2・3・4・8・10・11はわからない(項番9は本塁打のみ)。
ところが、そう頻繁には変わらない情報――スコアボードや投手――がウィンドウの上に、頻繁に更新しなければいけない情報――ストライクorボールorファウルや1球ごとのコースや球種や打撃結果――が下の方にあるので、結局スクロールしないと見ることができないようになっている(1024×768ピクセルのディスプレイで最大化しても、色をつけた部分はスクロールしないと見れない)。
漢字表記に比べて英字表記の方が小さい文字で表示できるので画面を小さくできる、という大リーグ側の利点とは関係なく、日本(ニッカンスポーツ)の情報の配置の仕方に問題があるようだ。