2003.7.5
NHKで放送されていた『ゆうれい貸します』(金曜日21:15〜22:00)を楽しみに見ていたのだけれど、なんか尻すぼみ感があった。
全5回のうち第3回までは“コメディ人情時代劇”と銘打ったとおりの面白い話だったのだけれど、最後の2回は“コメディ”が取れてしまい、そのうえ世界観がよく分らない単なる人情時代劇に堕して^_^;しまった。
幽霊が出てくるのであるから最初から無茶といえば無茶な設定ではあるのだけれど世界観(あるいは価値観)は一貫していて欲しいんだよね。
第2回の「偽ゆうれい」で“同業者”に間違われて みつ(乙葉)がアングリと口を開くシーンや第3回の「腰抜け侍」で母親の幽霊に間違われて絹(朝丘雪路)が慌てるシーンなどで大いに笑ったまる三としては、もっともっと“コメディ”の部分を作り込んで欲しかった。
辰巳の芸者だったお染(鶴田真由)の片膝立て気味の横座りは全体を通して色っぽかった。これは収穫でした^_^;。