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イヤーな予感

2003.8.8

 世界陸上選手権フランス大会が近づいているらしくて前宣伝番組をちらほら目にするが、そこで繰り広げられているのは、競技そのものとは関係ない人間ドラマだったり、有力2選手を据えた英雄的ヒロイックな対決を煽ったものだったりだ。

イヤーな予感がする。

 これじゃ世界水泳選手権の二の舞だ。何度でも書くけれども、陸上だろうと水泳だろうと球技だろうと、ありとあらゆるスポーツにおいてまる三が期待しているのは“競技そのものの素晴らしさ”だ。「速っ」とか「高っ」とか「なんでそんなことできるの」という驚きを味わいたいのだ。それをシンプルに伝える放送であって欲しいと切に願う今日この頃である。