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びっくりしたなぁもう

2003.8.29

 28日未明、TBSで世界陸上選手権を見ていた。男子200m二次予選1組に出場して1位になった末續慎吾選手を見ていてかなり驚いた。日本人選手がゴール前に左右を見て1位であること――予選を通過できること――を確認するシーンを初めて見たような気がする。

 でもそれよりも驚いたのはレース後のインタビューシーンだった。豊田綾乃アナがインタビューしていたのだけれども、「力強い一言を……」とコメントを求めたのだ。「準決勝への意気込みを……」ならばまだ分るけれども、“力強い一言”を強制してしまう心理が理解できない。
驚きはさらに続いた。実況席からの問いかけに続いて、東京のスタジオにいる織田裕二さんまでもが質問をたたみかけてしまった。ま、これしきのことで末續選手の体調が崩れるとは思えないけれども、選手よりも放送を重視する姿勢に――さらに踏み込んで言えば織田裕二さんの自己顕示欲に――驚いてしまった。

29日になって、男子棒高跳びの決勝に澤野大地選手が残っていました。ところが残念なことに、練習中にハムストリング筋(腿の裏側の筋肉)を痛めたために棄権することになってしまいました。すると放送は、男子5000m予選1組に変更されてしまいました。まる三は、予選よりも(日本人選手が出場していなくても)決勝競技を見たいです。
大失望です。
日本人選手を応援することにやぶさかではありませんが、日本人選手偏重の構成には疑問を持ちます。
まる三は、競技そのものを楽しみたいのです<何回目だ?