←前回 次回→ ?今月の目次 ジャンル別一覧  ご意見ご感想はこちらから

三行書評 第115回

2003.9.1

 五つ星が満点。

重松清
『トワイライト』
(文藝春秋ISBN4-16-321220-5)
お薦め度 ★★★★
あらまし 小学校卒業時に埋めたタイムカプセルを26年ぶりに掘り返すために集まった同級生の《長かった数日間と、もっと長かった夏》の物語。
コメント 重松清が馳星周になってしまった! 暗黒社会のクソ地獄を描く馳さんにたいして、重松さんは日常生活でのクソ地獄――リストラ・家庭崩壊・閑職――であるだけ性質タチが悪いかもしれない^_^;。最終章に少々の救いがあるけれども、手遅れあるいは余計なんじゃないかなぁ。