2003.12.16
昨日、球場から日米の野球文化(の違い)を論ずる本を紹介したけれども、今日はその私家版。と言っても、まる三はアメリカの球場に行ったことが無いのでテレビで見た印象でと言うことになる。
球場に関しての見た目における違いは――
- アメリカでは、両翼ポール際のスタンドがラインぎりぎりまで迫っている
- アメリカでは、外野フェンスの素材が軟らかい
- アメリカでは、外野フェンスが低い
と言うことになると思うが、まる三はいずれもアメリカ流のほうが好きである。
1.に関しては、たとえば「飛距離90mだけれども方向がラインの外側1.5m」という打球を考えてもらいたい。日本だと外野手に捕られてアウトだけれども、大リーグだったらまずファウルだ。まる三は、「あそこまで飛ばしてアウトになってしまうのは打者がかわいそうだ」と思う。
2.に関しては、「大リーグではフェンス際まで飛んだ打球に対して思い切ったプレイができる」という理由を挙げたい。松井秀喜選手が、捕球した後に安心して(?)外野フェンスにぶつかる場面を見てそう思った。
3.に関しては、「ホームラン打球を外野手がもぎ取る」という場面を見ることができる点が気に入っている。イチロー選手をはじめとして素直にカッコイイじゃないですか。プロ野球本拠地球場の比較一覧も参照のこと。高いですよ>フェンス。
確かに1.と3.が相俟ってファウルフライを捕ってツーアウトかと思ったら、あろうことか地元ファンが邪魔をしてカブスが逆転負けしてしまう(現地時間2003年10月14日ナショナルリーグチャンピオンシップ カブス×マーリンズ戦)なんてこともあるので、功罪相半ばするけれども……。