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地域密着クラブチームの素晴らしさ

2003.12.18

 2003シーズン、J1・J2を通して最高の観客動員(本拠地1試合平均3万0339名)を成し遂げ、J1昇格を果たしたサッカーチーム・アルビレックス新潟についてNHK新潟局が制作したドキュメント『俺たちの誇り―アルビ・夢のJ1昇格への道―』(NHK-BS1/17日24:50〜25:55)。

 サッカーの試合(における反町監督の働き)と十人十色のサポーターを中心に描いた傑作ドキュメントだった。

 「アルビレックス昇格」のニュースを見ていて印象的だったのは、年配の方がスタジアムに足を運んでいる映像だった。何の番組で聴いたのかは忘れてしまったのだが、これは球団フロントにいた策士に負うところが大きいようだ。というのは――

  1. スタジアムに空席が生じるくらいだったらチケットを配ってしまえ。
  2. 年配の方々に配ろう。中にはリピータになる人もいるだろう。
  3. 2度目にはお孫さんを連れてくる方もいらっしゃるだろう。
  4. お孫さんと一緒ということになればグッズ(レプリカユニなど)を買う方がいるかもしれない。

 けっして悪いことではないと思うんだよね。球団としての企業努力だと思う。

 地域密着を掲げた素晴らしい“策”だと思う。羨ましいぞ>新潟。

サポータというのは怖い面もありますね。第83回天皇杯の3回戦では横浜マリノスが市立船橋高校に辛勝しました。試合直後、マリノスサポータから「イチリツフナバシ(ドンドンドドドン)」というコールが起こるいっぽう、挨拶に行ったマリノスイレブンに対しては大ブーイングが起こったのでした。
でも、そういったことを数十年にわたって繰り広げたからこそ、現在の欧州各国のサッカーを取り巻く事情が生じてきたんだと思います。
大切にしなければいけないんだと思います。