2004.1.30
更新を3日間も休んで何をしていたかというと、『HR』全23話をビデオ4巻で見ていたのだ。『HR』とは、2002年10月9日から2003年3月26日まで、金曜日23時からフジテレビ系列で放送していた30分ドラマ。日暮里高校定時制で繰り広げられる、三谷幸喜脚本によるシチュエーションコメディ。
“シチュエーションコメディ”というのを僕なりに解釈してみると、「嘘と誤解によって生まれた窮地を脱しようとしてますます泥沼にはまってゆく喜劇」だと思います。
いっぽう、吉本新喜劇に代表されるギャグ満載の喜劇は“スプラスティックコメディ”と呼ばれるそうです。
古典的なシチュエーションコメディというと『奥様は魔女』（TBSではなくてアメリカABCテレビで1964年から1972年まで放送されたドラマ）を、最近で言うと『二人は最高！ダーマ＆グレッグ』（1月30日の25:50から総合テレビで3話放送）を思い出すけれども、この種のドラマの共通の特徴として、笑い声が入っていることがある。
だから(?)、『HR』にも笑い声が入っている。そのために、毎回100人の観客をスタジオに招き、舞台中継のように一発収録したそうだ。その甲斐あって、緊張感とスピード感にあふれたドラマになっていると思う。
ゲラゲラ笑い時にはかなりお薦めです。
この作品の主な出演者（やゲスト）を見ると、かなりの確率で『新選組！』（NHK総合／日20:00〜20:45）に出ているようだ。香取慎吾さんはどちらも主役（轟慎吾／近藤勇）だし、中村獅童（鷲尾幹弘／近藤勇の幼馴染・滝本捨助）戸田恵子（宇部恵子／船問屋の女将・お登勢）小野武彦（須磨武彦／近藤勇の後見人・小島鹿之助）小日向文世（激安店サンチョ=パンサ店長#14ゲスト／土方歳三の義兄・佐藤彦五郎）大倉孝二（ピザ屋の店員#3ゲスト／新撰組勘定方・河合耆三郎）生瀬勝久（中国人留学生・ホイ／壬生浪士隊設立メンバー・殿内義雄）と川平慈英（ジェームズ小早川#22ゲスト／ヘンリー=ヒュースケン）いった面々が出演しているようだ。