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『ターミネーター3』を観た

2004.1.31

『HR』も見たたのだけれど、ジャナサン=モストウ監督作品『ターミネーター3』も観た。

こちらもコメディだった

 というのが率直な感想。星型のサングラスをT-101(アーノルド=シュワルツネッガー)がかけるシーンで「おや!?」と思い、運転席の日よけ(って言うのかアレは)に隠されているかもしれない鍵を見つけようとして腕時計を見つけるシーンで「これは……」と思ってしまった。そうなると、街角を大型クレーン車で破壊するシーンを見ても、ターミネータ同士がトイレで戦うシーンを見ても、笑いがこみ上げてきてしょうがなかった。「笑わないやつはおかしい」などとは思わないけれど、僕はもう笑えて笑えて仕方なかったです。

 難癖をつけるとすれば、大型クレーン車を運転しているT-X(クリスタナ=ローケン)が、1回だけ“まばたき”をするのが気に入らない^_^;。サイボーグなんだからまばたきをしちゃいけないだろと思った。T-1000(ロバート=パトリック)はまばたきをしてないよなぁと思って『ターミネーター2』を見直したら、してました。ただしこちらは、警官に化けたT-1000がジョン=コナーの養父母を訪ねるシーンでしているわけで、T-1000が人間らしさを出すためにまばたきをしたとも解釈できる。『A.I.』に出てくる人造人間(を演じている役者)はまばたきをしない(まばたきをしたらNG)という話を聞いてしまったこととも相俟って、玉に瑕だった。

『ターミネーター2』が公開されたときにはCG技術の進歩にびっくりしたものですが、今見返してみると不自然なところ――たとえば流体状態のT-1000とか――もありますね。
『ターミネーター3』では、大型クレーン車のフックにぶら下がっているT-101がCGなのは当たり前(?)だけれどもフックもCGだそうで、その自然な動きにびっくりしました。これも、数年経ったら不自然に見えてしまうのでしょうか?

 T-1000よりも(飛び道具があるぶん)T-Xの方が強いのだろうけれど、それは、武士よりもガンマンの方が強いと同んなじで、どちらが怖いかと訊かれれば圧倒的にT-1000の方が怖いです。これまた僕特有の受け止め方かもしれませんけれども。

『ターミネーター3』公式サイト