←前回 次回→ ?今月の目次 ジャンル別一覧  ご意見ご感想はこちらから

三行書評 第134回

2004.1.26

 五つ星が満点。

山根一眞
『しぶといモノ作りメタルカラーの時代6
(小学館ISBN4-09-379426-X)
お薦め度 ★★★★★
あらまし 『週刊ポスト』1996年6月14日号から2003年1月8日号までに連載した同名の対談をまとめた本(単行本化6冊目)。ホワイトカラー(事務職)ブルーカラー(肉体労働者)に対して山根さんが提唱するのがメタルカラー(金属の襟)。いわゆる“職人”である。超小型ハードディスクから東京タワーまで、アルカリ単三乾電池から燃料電池まで、ロボットコンテストから技能五輪まで、93人(組)のメタルカラーたちの「心意気」に迫る。
コメント part1も読んだけれど、やはり文句なしに面白い。山根さんは、難解なことを身近なことに譬えるのがうまい。ノーベル賞受賞者(野依良治・田中耕一・小柴昌俊)の功績についてもわかりやすく説明されていると思う。