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君が代を独唱する歌手たち

2004.3.31

 ここ2週間で、君が代を耳にする機会が何回かあった。表にまとめてみると――

日付 独唱者 なんで?
3月14日 相川七瀬(歌手) アテネ五輪男子サッカー アジア最終予選 日本×バーレーン戦
3月16日 角田信朗(格闘家) アテネ五輪男子サッカー アジア最終予選 日本×レバノン戦
3月18日 藤井フミヤ(歌手) アテネ五輪男子サッカー アジア最終予選 日本×UAE戦
3月28日 〔斉唱〕 大相撲三月場所千秋楽
3月28日 中丸三千繪(オペラ歌手) プロ野球オープン戦 ニューヨークヤンキース×読売ジャイアンツ
3月30日 ジョン健ヌッツォ(オペラ歌手) 大リーグ開幕戦 ヤンキース×デビルレイズ

 さてこの中で、中丸三千繪さんのときだけまる三は困ってしまった。音域が高すぎるために一緒に歌えなかったのである^_^;。言うまでもなく中丸さんは何も悪くなくて、つられてしまうまる三が悪いんだけど、一緒に歌えなかったんだよね。残念。

 そういう意味で、国歌独唱はソプラノ歌手にはやってほしくないなぁというのが、まる三のわがままな願い。

独唱・斉唱・合唱のトリビア:
広辞苑では、独唱は「歌曲を一人でうたうこと。」、斉唱は「同一旋律を二人以上でうたうこと。」、合唱は「多人数が2部・3部・4部などに分れ、互いに異なった旋律を歌い合わすこと。」と説明しています(いずれも抜粋)。
ラジオ中継(ニッポン放送)で「国歌斉唱は中丸三千繪さんです」と言っていたけれども、アレはあくまでも独唱だと思います(観客も歌いだすのでけっきょく斉唱になってしまうけど)。

今回、相川七瀬さんを思い出せなかったのでネットで調べてみたところ、格闘家の角田さんは言うに及ばず、相川さんや藤井さんといった“ポップス系歌手”は一部で不評なんですね。曰く「声量がない」曰く「譜面どおりに歌っていない」など。
これに対してまる三は、「マイクがあるじゃない」および「その人なりの敬意の表し方があっていいじゃない」と反論しておきます。オペラ歌手・ジャズ歌手・シャンソン歌手・演歌歌手・ロック歌手・ポップス歌手etc.それぞれに得意とする歌い方があり、それぞれが最高の敬意の発露しているんだと思います。
スーパーボウルの(アメリカ)国歌独唱にまる三が感動するのは、歌い手それぞれの敬意の発露のしかたが違うからかもしれません。