2004.4.1
日本野球機構が“Bリーグ構想”を発表した。構想の骨子は以下の通り。
- 現行の12球団に加えて4球団を新設し、全16球団とする。
- 新設4球団は、仙台・新潟・金沢・松山を前提とし、調整を図る。
- 16球団を8球団づつ、二つの連盟に分ける。 連盟の名前は、鳳凰連盟および麒麟連盟と仮称する。
- 各連盟は二つの地区に分ける。地区の名前は、いずれの連盟も東地区および西地区と仮称する。
- 連盟および地区編成を別表の通り仮定する。
- 同一地区内(3球団)との試合は24回戦制とする。
- 同一連盟内別地区(4球団)との試合は12回戦制とする。
- 別連盟地区(4球団)との試合(いわゆる交流試合)は6回戦制とする。ただし、奇数年(西暦による)は東(西)地区同士、偶数年(同)は東地区対西地区の襷掛け方式を採る。 (年間試合数は3×24+4×12+4×6=144試合である。)
- 地区優勝を決めた各2球団による連盟王座決定戦(7回戦制)を行い、勝者によってリーグ王座決定戦(7回戦制/いわゆる日本シリーズ)を行う。
- 自由獲得枠制度を廃し、ウェーバー制を導入する。
- ウェーバー制の指名順位は、レギュラーシーズンの勝率の低い順を原則とするが、連盟王座決定戦敗者2球団は勝率により13番目と14番目、リーグ王座決定戦敗者を15番目、同勝者を16番目とする。
- FA制度との連携も導入する。具体的には、従来の金銭保障を廃して翌年のドラフト1巡または2巡指名権を譲渡することとする。1巡/2巡のいずれかにするかは別に定める。
- 年俸総額制限制度の導入も検討課題とする。
- テレビ放映権料についても現行の球団対放送局の個別契約を見直してリーグ対放送局の総括契約とし、リーグから各球団へ分配する。
- 上記改革を実現するため、選手会との協議を行う。
鳳凰連盟 | 麒麟連盟 | |
東地区 | 仙台 所沢 東京A 西宮 |
札幌 新潟 東京B 横浜 |
西地区 | 千葉 名古屋 広島 松山 |
金沢 神戸 大阪 福岡 |
以上です。
表について補足しておくと、「球団名から親会社名を排し、都市名(あるいは地域名)+愛称とする。ただし、ユニフォームなどに企業のロゴを入れることは制限しない。」という提言を踏まえて、ここでは都市名で表してみました。
鳳凰連盟東地区の西宮と同西地区の千葉が入れ替わっていたほうが――移動距離などの選手への負担を考えた場合――良いような気がするけれども、いわゆる“伝統の一戦”がなくならないように配慮したせいかも知れない。
いやはやこれは大英断だ。日本プロ野球の夜明けだと思う。
エイプリルフールでしたm(__)m。