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なんか違う

2004.6.3

 サッカー日本代表の対イングランド代表戦を日本テレビの生中継(2日3:55〜6:00)で見た。こんな時間まで起きている自信、あるいはこんな時間に起きる自信がなかったので録画だったんですけれども。

なにやら違和感を感じた。

 それは、イングランドのFWマイケル=オーウェンが前半22分に先取点を挙げると「オーウェンに決められてしまいました」ではなく「オーウェンがやりました」と、賞賛するかのような実況をする村山喜彦アナウンサーと、ハーフタイムで解説者の北澤豪さんがベッカムのプレー解説をしてしまうことに代表される番組構成にあるのかもしれない。つまり――

敵を応援してどーする

 ということだ。言い古された言葉だけれども、サッカーは戦争なんだ。

 まる三は偏ったスポーツ中継(実況)が嫌いで、日本テレビの中継の影響でアンチ=ジャイアンツになってしまったわけで、できれば公正中立な実況を望むけれども、日本代表の試合くらいは日本偏向=応援モードでいいと思う。でも、いくら「ベッカム様」がいるとは言え、敵を応援するような日本語の実況は聞きたくないのだ。

 日本テレビには猛省を促したい。

フジテレビ&TBSのアテネ五輪バレーボール世界最終予選中継を見ていて考えたことだけれども、偏向(応援モード)実況以上に嫌いなのは、「実績などで前もって決められた有力選手に焦点を当てる放送」のようです。その選手の体調や運不運があるはずなのに、「ベッカム様」や「プリンセスメグ」や「パワフルカナ」が活躍するはずだという予定稿的な報道が、まる三は嫌いなようです。