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金メダルもしくは横綱への“架け橋”

2004.10.3

 ちょうど1週間前の9月26日、大相撲九月場所で大関魁皇が5回目の幕内優勝を決めた。このときテレビ中継で実況を担当していたのが刈谷富士雄アナ

 刈谷アナは、アテネ五輪の体操男子団体を担当したとき、最後の最後、冨田洋之が鉄棒のフィニッシュを決める段になって、NHKのアテネ五輪テーマ曲『栄光の架橋』(ゆず)を踏まえて――

伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だっ

 と叫び、『日刊スポーツ』から――

実況も金

 と賞賛されたアナウンサーである。

 それに味をしめたのか^_^;、千秋楽結びの一番 朝青龍(9勝5敗)×魁皇(12勝2敗)が時間一杯待ったなしになったとき――

13勝することが横綱への架け橋です

 と言ったのだ。

 アテネ五輪のときは思わず出た名ぜりふという感じだったけれども、今回はあらかじめ用意していたようで、ちょっとだけヤな気がしました。でもちょっとだけです。ちょっとだけ笑ってしまったけれども、高感度が下がってしまったなんてことはなかったです。