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野球中継にもっと工夫を!

2004.10.4

 3日は、急に肌寒くなるわ朝から雨が降るわだったので、どこにも出かけずパ=リーグのプレイオフ第1ステージ・ライオンズ×ファイターズの中継を見ていた。

この“プレイオフ”ていう用語の使い方にまる三は違和感がある。大リーグで5日から始まる地区シリーズDivision Seriesからリーグ優勝決定戦League Championship Seriesをへてワールド=シリーズWorld Seriesと続く一連の試合を――日本のメディアはプレイオフって呼んでるみたいだけれど――アメリカでは、“ポストシーズン(Postseason)”と呼んでいる。
じゃ、アメリカで言うところのプレイオフとは何かというと、2チームが同じ勝ち数で並んでしまったために地区優勝チームが決まらない(あるいはワイルドカード進出チームが決まらない)というときに1試合だけ行って雌雄を決する試合のことを“プレイオフ”と呼んでいるようだ。

【2004年10月5日追記】
と書いてみましたけれども、そうとも限らないようです。地区シリーズに進出する8チームを“Playoff teams”などと書いてます。うーん。分らなくなってしまいました。

 ファイターズがセギノールの3点本塁打(1回)で先制するも、ライオンズがカブレラの満塁本塁打(3回)と押し出し(4回)で逆転、5-3で迎えた9回表にファイターズが木元の2点本塁打で追いついたものの、その裏に和田がサヨナラ本塁打で第2ステージ進出を決めるという、本当に良い試合でした。

 まる三はこの試合をテレビ朝日で観戦していたのだけれど、あんな中継してたらプロ野球ファンが(地上波の)中継から離れるのは当たり前だ。中継が尻切れになる、CMが長くて先頭打者のプレイが見れないことがある、打球の行方よりも打者のアップを映す……などなど。尻切れになったのは、試合が思いのほか長時間(4時間31分)になったから仕方ないのかもしれないけれど、そうは言ってもやっぱり試合は最後まで見たいよね。あれだけ素晴らしい試合の結末をこの目で見れないってのは酷です。

 こんな中継を続けていたら、野球ファンはCS放送に流れてしまうのは必定(実際J SPORTS3で中継していたので、視聴環境が整っている人はそちらを見たでしょう)。それで視聴率が下がって困ったなんていうのは自業自得以外の何ものでもないわな。