2004.11.10
日米野球第4戦@福岡ドームは、TOKYO FMというFMラジオ局で中継されていた(「FM福岡とFM新潟とFM群馬とFM東京で……」と言っていたような)。実況:河路直樹アナウンサー(フリー)/解説:小宮山悟(元メッツ現マーリンズ)/ゲスト:小林信也(作家)/大リーグ選抜リポート:瀬戸口仁(スポーツジャーナリスト)/プロ野球選抜リポート:西川さとりアナウンサー(FM福岡)、という陣容。
これが存外面白かった。
一球一球を伝えることはせずに打席の結果だけを伝えていたので、実況としては不合格なのかもしれないけれど、「小林さんが質問して小宮山さんが答えるという形で繰り広げられた“大リーグ講義”の合間合間に日米野球の速報がある」と捉えれば、日米野球というお祭りの中継として許せる範囲だったと思う。
と言うのも、小林さんの質問がなかなか鋭かったからだ。
たとえば、「“汚い回転の直球”(註:ムービングファストボールのこと)を投げて肩や肘に悪影響はないんですか?」という質問に対して「スライダーのように腕を捻る動きがないので影響はありません」とか、「どうして大リーガーは気軽に手術に踏み切れるんですか?」という質問に対して「複数年契約というのも大きいと思います。複数年契約ならば、手術に踏み切って2年目ダメでも3年目に復活を目指すという計画が立てられますけれども、単年契約だと、ダメだったシーズンのせいで契約打ち切りってことになるかもしれないわけで、踏ん切りがつかないってこともあると思います」など、勉強になることを聞くことができた。
ただ、コンバットマーチなどのBGMを流しているのが不可解だったけど。
【2004年11月12日追記】
けっきょく、FM東京は第4戦から第7戦まで中継を担当。こんな布陣でした。
日付 | 会場 | 実況 | 解説 | ゲスト | MLB担当 | NPB担当 |
11/9 | 福岡ドーム | 河路直樹 | 小宮山悟 | 小林信也 | 瀬戸口仁 | 西川さとり(FM福岡) |
11/10 | 大阪ドーム | 河路直樹 | 木田優夫 | 小林信也 | 瀬戸口仁 | 谷口キヨコ(FM大阪) |
11/11 | 札幌ドーム | 河路直樹 | 吉井理人 | 小林信也 | 瀬戸口仁 | 高山秀毅(Air-G') |
11/12 | ナゴヤドーム | 河路直樹 | 川崎憲次郎 | 小林信也 | 瀬戸口仁 | 永田実(FM東京) |