2004.12.6
五つ星が満点。
田中彰 『高杉晋作と奇兵隊』 (岩波新書ISBN4-00-009125-5) | |
お薦め度 | ★★★ |
あらまし | 奇兵隊・遊撃隊・膺懲隊・集義隊など幕末の長州で「諸隊」と呼ばれた民兵組織の結成から戊辰戦争を経て諸隊内の内覧化、さらに脱隊兵士の復権運動までを概観する。 |
コメント | 攘夷で凝り固まっていた長州が、禁門の変・下関戦争・長州征伐が終わってみると近代化された討幕派に変身していた。これがまる三にとっては不思議で仕方がない。「諸隊」が一翼を担ったことは間違いなさそうだが、政方面の詳しい話が載っていなかったので自信がない。 |
特装版(ハードカバー)になるくらいだから名著なんだろうけれども、解りにくい文章だった。それで今週は1冊です<言い訳。