2005.2.5
『にんげんドキュメント』(NHK総合/金23:00〜23:45)を見た。
4日は「二十歳のあなたへ〜手紙で祝う成人式」。岩手県水沢市では、成人式を迎えた若者に家族――主に親――から手紙が贈られるそうだ(今年で8回目)。数人は、成人式の舞台で新成人の前で披露することになっている。幼い娘が書いた「手づくりのなっとうまきをあげます」という手紙を、今でも大切に持っているという父親が取り上げられていた。成人式の翌朝、大学がある千葉に戻る娘が独りでもできるという豚汁とハンバーグを父親のために作るのだが(朝食だけどね^_^;)、これを食べているときの父親が素晴らしい。つまり――
一心不乱
なのである。母親が「美味しい?」と訊くと、文字にすればたった10文字「おかあさんよりうまい」と応えただけで、あとはもくもくと食べるだけ。「いま食べてるんだから邪魔するなよ」と言いたげな態度なのだ。嬉しいんだか淋しいんだか自慢なんだか不思議なんだか……父親ってのはこんなものかもしれないね。
期待通り泣けました。