ATHENS滞在 2009年03月 RTW4周目第2弾
野の花と遺跡と・・・ 3日目




昨夜21時に寝て、途中何度か軽く目が覚めたものの気持ちよく5時起床。
初日にきちんと眠る事ができれば、私の場合時差ボケはほとんどありません。
朝食開始の7時までNETしたり支度したりして、一番のりで朝食堂へ。


ジュース2種、パン5種位、ハムやチーズ各3種類位、オリーブやしょっぱいピクルス、蜂蜜やジャム
トマト、きゅうり、ヨーグルト、コーヒー、紅茶・・・簡素ですが私には充分です。

アテネの主要な交通はメトロやトラム、バスなどですが、これらは共通券で乗ることができ、
1ユーロの1回券は90分内なら何回でも乗り降りできるのですが、今日は3ユーロの24時間券を購入しました。

早速オモニアからシンタグマまでメトロで行き、
まずは空港行きのバスの時刻と乗場の確認、そしてギリシャ政府観光局案内所(EOT)に向かいます。
EOTの手前裏手にロシア教会があったので先に入ってみましょう。


 Russian Orthodox  ロシア教会
別名:アギオス・ニコディスモ教会 11世紀に建てられたビザンティン様式の教会。


ロシア教会は予想よりずっと風格があり、誰もいず落ち着けました。

そしてすぐ1ブロックの所に英国教会もあるのですがここは開いていませんでした。
EOTに行くとまだ開いていなかったので、では斜め前の無名戦士の墓でも見てきましょうか。


 Parliament 国会議事堂
初代ギリシャ国王の王宮として1842年に建てられたものを、1931年に改装し国会議事堂として使用されている。

無名戦士の墓を見下ろすように威風堂々と・・・ここは入場不可なので外観だけ。


 Tomb of the Unknown Soldier 無名戦士の墓
国会議事堂に見下ろされるようにあり、戦争で犠牲になった兵士達の霊を慰めるために造られた碑。
30分置きに立ち位置を変えるための衛兵交替式が見られる。日曜の11時前後の交替式は規模が大きいらしい。

無名戦士の墓を守る衛兵の交替式
小刻みにポインタしてみてね^m^



まだEOTが開くには時間があるので、
アテネで一番の格式を誇ると言われているミトロポレオス大聖堂に行ってみましょう。


 Mitropoleos Cahtedral  ミトロポレオス大聖堂
1840年から15年かかって造られたアテネ随一の格式と美しさを誇り、国家的行事はここで行われる事が多い。


大々的な修復中で足場が組まれていますが、入場する事はできます。
でも中も外同様足場が組んであるのです・・・とっても残念でした。


 Church of Agios Eleftherios アギオス・エレフテリオス教会
ミクリ・ミトロポリ(小さなミトロポレオス)とも呼ばれている、ミトロポレオス大聖堂の向かって右手にある小さな教会。

↑ミトロポレオス大聖堂に押しつぶされそうに佇んでいるのがわかりますか?

12世紀に建てられた小さな石造りの教会、係の人に聞くと内部撮影&フラッシュもOKだそう・・・
でもあまりに小さくて撮りにくい・・・


アテネの下町プラカ地区の路地裏ををジグザグ歩くのはとっても楽しい♪
早めの午前中なので観光客も少ないし・・・
お目当てのギロピタ屋(NYではギロを英語読みでジャイロっていいますね)に行ったら
まだ開いていない・・・店主の気まぐれで開閉店時間が変わるらしい・・・
こういうひとクセある店に結構惹かれるタイプです。(^^)
じゃあ・・・もうひと回りしてきましょう・・・とアクロポリスの麓をぐるっと歩くと・・・
ガイドブックにも載っていないような小さな遺跡や教会がゴロゴロしているのですね。恐るべしギリシャ・・・

プラカの路地裏 アクロポリスを見上げるように・・・ 小さな教会の前庭の地下に・・・



もうEOTが開いているはずなので、まずは行ってきちゃいましょう。
近郊&遠出のためのバスターミナルへの行きやすい方法を教えてもらったり、時刻表や地図などをゲット。
観光客が全くいなかったので、EOTのおじさんはとっても丁寧に教えてくれました。


もう一度行ってもし開いていなかったら今日はあきらめましょう・・・と先ほどのギロピタ屋へ。
おっ!さっきはなかったパラソルが出ている・・・♪
でもなんだかまだっぽいなぁ・・・と気難しいかもしれないおじさんに「何時からですか?」と聞くと、
と〜っても素敵な笑顔で「5分待って〜」と。

テイクアウトorここで・・・ 中は狭〜い パラソルの色が反映しちゃった・・・

ギロはトルコから来た食べ物で、トルコではケバブと呼ばれています。
棒に薄切り肉を巻きつけ巨大にした塊を電気オーブンの前でグルグル回し、
焼けた部分を削ぎ切りにし、ピタというパンにのせクルッと三角錐に巻いて食べるのがギロピタです。
肉の他に玉ねぎとトマトも入っており、ピリ辛のチリソースと相まって美味しかった〜
いや〜大満足♪ 待った甲斐がありました。
気難しいなんて事はなく、お客が切れると店から出て来てはお話していました。


さて満足して向かうはJCBデスク・・・でもアテネは専門ではなく現地旅行会社に委託しているらしい・・・
で行ってみると、日本人担当者は本日休みなんですって・・・(>_<)
ギリシャ人スタッフ(英語)が電話をしたりして調べてくれたけど、あまり有効情報は得られませんでした。
救いは万一トラブルがあったら・・・とそのスタッフの携帯番号を教えてくれた事。
明日から土日でオフィスは休みになるので・・・と、プライベートな週末なのに・・・ありがたいことです。
あと、洋ナシとかりんとうを出してくれました♪
ま〜電話をすることないでしょうけど・・・「ありがとう♪」とオフィスを後にし、次は国鉄予約センターへ。


左の赤い機械で番号札を取って待つ

メテオラの玄関・カランバカまで直通で行く列車は1日2往復のみ。
アテネを朝発、カランバカを夕方発の列車に乗らないと日帰りはできないし、
5時間座れないのは辛いのでチケットゲットは必死です!
番号札を取って待っていると電光掲示板に番号が出るので、自分の番号が出た窓口へ行くシステムです。

私の番号が出たので行ったら英語NGスタッフでした。
その隣が英語のできる担当者だったので1人分待って窓口へ・・・
あっけなく予約が取れ、クレカ払いもOKでした。


さ、やるべき事は済んだので、午後はダフニ修道院に行ってみましょうか。
さっきEOTのおじさんに、修復中で入れないのは再確認済みですが、
「それでも行く価値はあるよ、修復完了はいつになるか分からないよ。」と言われたのです。
しかも今日は24時間券を購入しているので有効活用♪有効活用♪

ダフニ方面行きのバス停はエレフテリアス広場から出ているので、
たまたまEvripidou通りを歩いたのですが、食材専門店が多いこの通り面白そう! 後でもう一度来よう。

エレフテリアス広場からA・B16番のバスに乗ります。
バスに乗る時ドライバーに「ダフニ修道院で降りたいので教えてね」と言ったら、前の席を指差したのですが
空いていなかったので少し後ろに座っていました。
30分位走ってもうそろそろかも・・・と思っていたら左手になんだかダフニっぽいぞ・・・の景観が見え
後ろの人に聞いたらさっき停まった停留所がダフニだそう・・・
急いで立ち上がったら、気がついたドライバーが停留所でもない所で停めてくれたのです。
忘れていたようで (-.-) ・・・でもそのお陰でダフニの真横あたりに停まったってわけ・・・
でも交通量の多い6車線の道路を横切るのはちょっと大変・・・うまく切れたところで突っ切りました。^^;
ちなみに正当なバス停の所には信号があります。


 Moni Dafniou ダフニ修道院
5〜6世紀頃建てられ、11世紀にビザンティン様式に再建されたとされているが、設立の記録が全く残されていないため、
修道院がどのような歴史をたどってきたか解明されていないと言われている。 1990年ユネスコ世界遺産に登録。

ダフニ修道院は1999年の地震の大破でずっと修復中、完了&再オープンの目処はたっていないそうです。
私は周りから見るだけでいいと思って行ったのですが、回り込んだバリケードの扉から出てくる人がいて
「中にスタッフがいて入る事は可能。」という情報を得ました。ラッキ〜 (^^)v

早速そのバリケードから入って行くと、向こうからスタッフの男性が出てきてくれ、
小さなパンフレットを頂き、向かって右側の建物の1階で地震のダメージが見られ、
2階ではモザイクの映像を流している・・・と教えてくれました。

痛々しい正面
向かって右手の建物の2階から
右手建物1階の地震でのダメージ
ポインタしてね
右手2階の視聴室 こんな素敵なモザイクがあったのですねぇ・・・映像から・・・

右手の建物への階段から正面の修道院の中がちょっと覗けるのですが、ほとんど瓦礫状態です。
先ほど映像で見たあのモザイクをよみがえらせる事は、不可能に近い状態なのでびっくりです。

イタリアのアッシジにあるサンフランチェスコ修道院も、1997年の地震で被害を受けました。
地震が起きた直後の観光客のビデオの映像が全世界に放映されたのを私も見ましたが、
サンフランチェスコは被災のあと8年で修復できたのです。
壁画とモザイク、知名度の違い・・・いろいろ状況は違うかもしれませんが、
被災後10年経ったダフニの現状を見て、とてもまだまだ・・・と私は感じました。


来て良かった・・・そう思ってバス停に向かい、同じ道をアテネに戻り、先ほど気になったEvripidou通りを歩くと
横丁に現代のアゴラ(市場)を偶然発見♪ 由緒ある建物だと思った所は市民の台所だったのですね。

現代のアゴラ正面入口 現代のアゴラの中の魚屋さん
おなじみ唐辛子&にんにく暖簾(笑)
ハーブや香辛料に目移り♪
フレーバーティ用のドライフルーツ
上真ん中のピンクのは薔薇のつぼみ


さてもう1件リサーチ、リオシオン行きのバス停とリオシオンバスターミナルをチェックせねば・・・
当日まごつかないよう下調べは重要です。24時間券はかなり有効活用されていますねぇ・・・

リオシオン行きのアカデミー前のバス停はすぐ分かり、バスもすぐ来たので早速乗り込みます。
その際ドライバーに「リオシオンに着いたら教えてね」と頼み、たまたま一番前の席が空いていたので、
外の目印を目を凝らしてチェックしていると、な〜んだ私の宿泊ホテルの近くも通るのね・・・ラッキ〜 (^^)v
更に走ること30分弱で「ここだよ」と声をかけてくれました。

バスターミナルのチケットブースと時間、料金、支払い方、乗場、トイレ等チェックし、
今来た道を戻るべくバス停へ。
このバスはオモニアを通るので、今度はオモニアから地下鉄でラリッサをチェックする予定で乗っていたら
ふと左手に駅が・・・「ラリッサ?」と何気なく聞いたら全然違う駅でした。^^;
でもこの問いかけが功を奏し、「もうすぐラリッサ駅入口のバス停がある」と教えてくれたのです。
も〜ラッキ〜連ちゃんです♪

で無事ラリッサ駅に着き、地下鉄からのアプローチ、ホームやトイレ等チェック完了!
後はメトロに乗って2駅でホテルのあるオモニアへ帰るだけです。時すでに17時。

一旦ホテルに戻りひと休みしてから、フロントのおじさんに「この近くの美味しいタベルナ教えて♪」と聞いたら
2箇所教えてくれ、その内のオモニア駅寄りの店に行ってみたのですが・・・う〜ん・・・(-.-)
お客は入っていないし、テーブルクロスは真っ白だし・・・
なによりスパゲッティなんてあるタベルナはちょっとパスしたい・・・
ではもう1軒の方へ行ってみましょうか。

おっ!こっちはいいんじゃな〜い・・・混んでいるし・・・と入る事にしました。
私が入ってまもなくほとんどのテーブルが埋まり、ボストンから来たひとりの女性と相席になりました。

外観も中も雰囲気はマル
ストローのランチョンマットで・・・
ハウスワインのハーフも♪
突き出しのサジキ(ヨーグルトディップ)
オリーブ、チリ
タラモサラダ(魚卵のディップ)
サガナキ(フェタチーズのフライ)
ムサカ
(ナス・じゃが芋・ミートソース・チーズ重ね焼)

全体的にパンが進んでしまうメニューを選んでしまいました・・・すなわちちょっと濃い味でしたがまずまず。
でも最後のムサカは全くもってダメダメでした。
味はともかくとしてあれだけ待たせたのですから、熱々で出さない時点ですでに失格です。
一番下にじゃが芋、そしてミートソース、茄子、チーズが重ね焼きになっているのですが、
ほんのり温かいだけなので具材同士が全くなじんでいません。
同じ状態でも熱々だったら美味しかったのかもしれませんが・・・

ギリシャと言えば的夕食がとれたのでま〜良いか・・・とホテルに帰りささっとシャワーを使ってから
ビール片手にNET、今日は0:30というほど良い時間にベッドに入りました。



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