ATHENS滞在(メテオラ日帰り旅行) | 2009年03月 RTW4周目第2弾 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
野の花と遺跡と・・・ 4日目 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
目覚ましは6時にかけておいたけど、外の騒々しい声で4:30に目が覚めてしまった・・・ しかも外はすごい雨・・・(>_<) 5時まではウダウダし、40分ほどNETしてから支度を済ませ、本日行くメテオラの予習を。 7時からの朝食堂に6:50に行ってみたらもう開いていたので、ささっと軽めに食べ、 部屋に戻り歯磨きし、予定通り7:20にホテルを出られた・・・あわただしいですねぇ。 もう少し遅くてもいいのですが、早め早めが旅の鉄則だと思っているし、心配性なもんで・・・^^; 傘はささなくてもそれ程濡れない位までに小康状態にはなっているけど・・・どんよりした空だわ。 昨日チェック済みのラリッサ駅なので不安もなくスムーズに到着し、 待合室で待っている内に雨は止み、雲の切れ目にうっすらブルーの空が見えてきました。ホッ・・・
8時頃入線して来た列車は6人掛けのコンパートメント、久しぶりです。 買う時窓際と言ったのに、通路側だった・・・・ま〜真ん中席じゃなかっただけ良かったのかも。 私のコンパートメントには母娘(60歳代?と30歳代?)、ひとりのおじさん、そして私がいて 出発間際にひとり旅の40〜50歳位の女性2人が来て6席満席となりました。 駅のベルではなく列車側(車掌さん?)の笛の音でドアが閉まり、定時にガタンゴトンと滑り出しました。 指定券が取れなかった人が通路やドアの所に何人か立っていたので、昨日の内に買っておいて正解でした。
母娘連れの娘と40代の女性が英語ができたので、色々お話しながら行けました。 この修道院は行く価値なしとか、ここは絶対行った方が良いとか・・・ 2時間位走ると、メテオラ?と思うような岩山の高地の岸壁を走ったりして眺めはなかなか♪ 途中晴れていてはウキウキ(^^)、曇ってきたり(-.-)、降ってきたり(>_<)・・・一喜一憂しながら・・・ メテオラの手前のトリカラという駅まで来ると、このコンパートメントは私ひとりになってしまいました。 カランバカ13:10到着、駅前に出るとタクシーが3台待っていたのですが 観光客価格の1時間20ユーロの線は崩れません。 と言うか、当初値段を聞いた時20〜25ユーロと言って来た時点で良い心象は持っていませんでしたが。 メガロ・メテオロンなんてじっくり見たいので、貸切じゃもったいないし、 雨足が厳しくなってきたので、全部の修道院を見るのも厳しそうです。 何よりガスっていて奇岩景観が全く楽しめませんし・・・こんな日に来た事を今さらにして後悔です。
とりあえず片道だけ(これも一律料金で7ユーロもします。)にして、まずはメガロ・メテオロンへ向かいましょう。 メガロ・メテオロンを見終わった時点でその後を決めることにします。 タクシーの車窓から外の景色がガスって見えず、天気予報をチェックしなかった自分を恨んでしまう・・・ メテオラは天気の良い時にリベンジ必死です!
雨足もだけど、岩おろし・・・とでも言うのか風が強いのです。折りたたみの傘の骨が危ないほど・・・ まずは駐車場から階段を下って谷の橋を渡り、岩に張り付くような外階段を上ると入口に着きます。 入口でチケットを購入するのですが、スカートではない女性は全て巻スカートを身に着けるように言われます。 体の線を出さないためだそうです。 ここの係のおじさんが面白い!「巻スカートマッキマッキねぇ・・・」とか一方通行で日本語をしゃべりまくります。 日本語で話かけても反応がイマイチなので、会話は難しそうですが・・・
ここは教会が素晴らしかったです。(撮影不可) ドームの天井からキリストが見守る主教座は金の細かい螺鈿細工が施され、 上部は黒をバックにしたおびただしい壁画で埋め尽くされています。 一番最初にこの教会を見、ぐる〜っと他を回って、またもう一度じっくり見たくて戻ってきたほど。 さてこれからどうしましょ・・・ 列車の中で、絶対行った方がいいと言われたアギオス・ステファノスは、 ここメガロ・メテオロンからかなり遠い所にあるので、とりあえずタクシーを呼びましょう。 15分程で来たドライバーはとっても感じの良い人で、駅前で待機していた人達とはちょっと違っていました。 ならば交渉開始・・・ 今からアギオス・ステファノスに行くのに7ユーロ、駅に戻るのに7ユーロ、計14ユーロはかかるわけ・・・ このタクシーも片道だけだと空車で帰らなければいけないし、雨の午後じゃもうお客はいないでしょう・・・ 双方共片道でも往復分かかるのだから、お互い中を取るってできないかなぁ・・・と相談して、 1時間15ユーロでどうだ!(表向きは「お願〜い♪」とハートマークの声で(笑)・・・) ただもうほとんどの修道院が閉館時間なので、他の修道院を組み込む事ができません。 なのでアギオス・ステファノスで待っていてもらって、カランバカのビザンティン教会、そして駅へ・・・ と言うコースでだいたい1時間、そして15ユーロポッキリ・・・と話がまとまりました。(^^)v
ここは小さな尼僧院でステップ(階段)がないのでラクです。 尼僧院だから当然ですが、チケット販売窓口もすれ違う人もみんな女性・・・ なのでなんとなく温かい感じとすみずみまできれいな感じがします。 ここでも巻スカートを身にまとうように言われ、内部の撮影は禁止、屋外のみ写真撮影が可能です。 ここの見所はなんと行っても教会内の壁画、入って右は生々しい地獄絵のような壁画があります。 同じ内部の右手に進むと主教座のある教会。 小さくて見所は限られているので20分程で出ましたが、 次回来ることがあれば庭でぼ〜っとする時間をとってみたいと思いました。 ここの裏のテラスからカランバカの町が見渡せるはずでしたが、真っ白い世界で思い叶わずでした。
カランバカに下りる途中、シャッターポイントで車を止めてくれるのですが、雨足が強く撮りにくい・・・ では車内から撮ったら・・・と窓を開けてくれるのですが吹き込んで、ドアの内側がびしょびしょになるのです。 ほんと、このドライバーさんたら良い人です・・・さっきの輩に爪の垢を煎じて飲ませたい・・・ 涙雨のメテオラ・・・どこがどこだかわかりませんが・・・(-.-)
カランバカまで下り、町の中では高台にあるビザンティン教会へ。 車でもかなりふかさないと登れないほどの結構な急坂の上にあります。
メテオラのせいで影の薄い教会ですが、何を隠そうとっても古くて由緒ある教会です。 ここではドライバーも一緒に入って説明してくれました。
さてほとんど1時間のチャーターでした。 でもまだ列車の時間までたっぷりあるので、駅ではなく町の中心部シティホールで下ろしてもらいます。 でお支払い・・・チップ不用のぴったり言値の15ユーロだけでした。 駅までの行き方(って5分もしないけど)を教えてくれて、握手してさよならしました。 あ〜良い人だったなぁ・・・あの人だったら最初からチャーターしたんだけどなぁ・・・ 携帯に履歴が残っているから次回はリクエストしようか・・・あっでも名前忘れちゃったから難しいか・・・ シーズンオフのカランバカの町はな〜んにもありません。 お店も開いていないし雨降っているし・・・ちょっとトイレ行きたいけど入れるようなカフェないなぁ・・・ と歩いていたら駅に着いてしまいました。 でもまだ1時間位あるので、再び違う道を行くと・・・なんだかおじさんで超混みの店がありました。 みんなビールとか飲みながらテーブル毎にワイワイ賑やか。
駅に行くともう列車は入っていたので乗り込むと、先客がひとり・・・しかも日本人の男性でした。 彼は昨日来て1泊し、朝タクシーでメガロ・メテオロンまで行った後、歩きながら全部見て下りて来たそうです。 実は私のしたかったルートです。でも「膝がガクガク・・・」と仰っていましたが。(笑) ギリシャだけの旅ならそんな贅沢な日数の使い方をしたいところですが、 RTWで旅していると1箇所に長期滞在はもったいなくてなかなかできません。 ギリシャは交通の便があまり良くなく長期になりやすいので、単発の旅行向きの国かもしれませんね。 お互いの旅の情報交換をすると、趣旨が似ているので話が尽きません。 往路長かった5時間、復路はあっという間にラリッサに着いたって感じです。 22時過ぎという遅い時間に着き、地下鉄も同じ方向で私が先に降りたりと・・・色々心強かったです。 この場を借りて・・・ありがとうございました。 ってここ見ていないでしょうけど・・・^^; ホテルに戻りすぐにシャワーを使い、 往路の列車の中でチーズとハムのサンドイッチを食べたきりでちょっと空腹ですが、 もう深夜なのでポテチをつまみつつビールを飲んで済ませます。 時はすでに2時、ではではおやすみなさ〜い。はぁ〜疲れた・・・心身ともに・・・ |
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