ATHENS滞在 2009年03月 RTW4周目第2弾
野の花と遺跡と・・・ 5日目




6時半起床、ささっと支度をし、7時、一番乗りで朝食へ。
ご飯も簡単にささっと食べて・・・ナゼにささっと急いでいる?
実は今日は日曜日、11月〜3月の日曜日はアクロポリス共通券で利用できる施設が無料なんです。
通常12ユーロかかるのが無料って大きいです。昨日のタクシーチャーター代が浮いちゃう♪
でも無料だからかなり混むとの情報・・・なので一番乗りで行って来ようって算段です。

地下鉄のアクロポリ駅で降りて外に出ると、裏道ながら道路を全面封鎖しての大掛かりな工事中・・・
規制された狭い道路の両側の建物に遮られ、更にあまりに近すぎてあの高いアクロポリスが見えません。
案内板の地図を見ている所におじさんが通ったので、
「アクロポリスはどっちですか?」って聞いたら行き方を教えてくれたのですが、
その後に、「私はギリシャ人、あなたは?」って聞かれたので、「日本人ですよ〜」と答えたのです。
「あ〜日本人♪・・・キスして〜!」ですって・・・(>_<) しかも歌うように・・・
んも〜なに考えているんだろう・・・このおっさん。
かなりの年配なんですよ・・・ギリシャ彫刻のような青年だったらまだしも・・・^^;
・・・って私も言えるレベルじゃないですが・・・(汗)
ま〜とりあえず可愛くお断りして(爆)さっさとアクロポリスへ急ぎます。

アクロポリスがでで〜んと見えて来たものの、ダラダラ上がった入場門まで更に約5〜6分歩いたでしょうか。
オープンを8:30だと勘違いして一番乗り・・・と思っていたのですが、8時オープンでした。
でもまだまだ人出は少なくて静かでよかったです。


Acropolis アクロポリス
古代ギリシャを代表する都市国家アテネの中心にそびえる156mの丘がアクロポリスである。
「高い丘の上の都市国家」を意味するアクロポリスには、パルテノン神殿をはじめ守護神を祀る多くの神殿・遺跡がある。
1997年、ユネスコ世界遺産・文化遺産に登録された。

無料なので開いたままになってます


イロド・アティコス音楽堂
 ↑ポインタしてね
161年に造られたこの音楽堂は大富豪から寄贈されたもの。現在でも夏の間は利用されているという。


プロピライア
「複数の通路を持つ大きな門」という意味のプロピライアのドリア式とイオニア式の円柱の通路を抜けると・・・


パルテノン神殿
↑ポインタしてね
プロピライアを抜けると、右手前方にアクロポリスの代名詞・パルテノン神殿がそびえています。


エレクティオン
↑ポインタしてね
カリアディスと呼ばれる屋根を支える繊細優美な女性像にうっとり♪


ディオニソス劇場
紀元前6世紀と古い劇場で、名前の由来はギリシャ神話の酒と演劇の神・ディオニソスから。


アマポーラがポツポツと・・・ カラフル松ぼっくり色々


さてアクロポリスはこれにて切り上げ、お次は出て右に行くと左手にある古代アゴラへ。
ここも本日無料です。まずは岩にのぼりましょ・・・


Ancient Agora 古代アゴラ
アゴラとは現代ギリシャでは市場の事。
しかし古代では、政治・宗教・文化的施設が集まる場所ともう少し拡大解釈されていた。

上るのは階段がある。 岩の上は結構足場が悪い。 後ろはアクロポリスのプロピライア

みんな上った所から下りるのですが、ヘファイストスへは反対側から下りた方が近そうなので行ってみよ〜!
だ〜れもこっちから下りないのでちょっとヒヤヒヤしながら・・・
直線距離は近いものの足場が悪かったり迂回したりで、時間的にはほぼ同じ位かもしれません。


岩の上から見た古代アゴラの一部
ぽっかりあいた左寄中央辺りが↑
↓アグリッパの音楽堂(跡)
↑右下のビザンティン風建物は、
↓アギィ・アポストリ教会
↑右端の長方形の建物は、
↓アタロスの柱廊博物館ポインタしてね


花が咲き乱れるアゴラを上へ上へと進むと、とても形のきれいな神殿が段々大きく迫ってきました。


Temple of Hephaestus ヘファイストス(テセイオン)神殿
B.C.460年から415年にかけて建てられたヘファイストス神殿は最も原型を残していると言われている。

咲き乱れる花の向こうに・・・

ポインタしてね
神殿を見上げるように佇む、
A.D.117〜138年作のアドリアヌス像

シンプルなドーリア式ながらフリーズにちょっと華やかなイオニア式の装飾も見られます。
神殿の名前になっているファイストスとはオリンポス12神のひとり・鍛冶を司る神、
テセイオンはアテネ市の宗主、ギリシャの人々は今でも古い方のテセイオンと呼ぶのを好んでいるそうです。


さて古代アゴラを出ると、カフェやタベルナそして露店などでとても賑やかな道に出ます。
これを右手に回り込んで古代アゴラを戻るように歩くと次の目的地が突然現れます。


アドリアヌスの図書館

ローマ皇帝アドリアヌスが建てた図書館ですが、壁だけしか残っていないのでちょっと実感できませんね。
上左の写真、建物らしく見えますが、実は壁の裏側は何もありません。


Roman Agora ローマン・アゴラ
紀元前1〜2世紀のアゴラ(市場)跡。ここも無料です♪

かつては市場兼集会場だったこのアゴラ、石柱がとっても印象的 風の神の塔 ポインタしてね

運動場のような四角い地に様々な高さの石柱が無秩序に建った奥にある八角形の塔が、
かつて日時計、水時計、風見の三役をこなしていたと言う八角形の「風の神の塔」です。
塔の上部を見ると、それぞれの方角の風の神が浮き彫りになっています。


さて12時を回りそろそろお腹がすいてきたので、
午後から行く予定のゼウス神殿手前のプラカでランチにしちゃいましょ。
観光化されていないタベルナに入りたいなぁ・・・とあえて路上ではなく地下へ。

ポインタしてね

木のテーブルに紙のテーブルクロス・・・と言うだけですでに期待大♪
天井が低くて中央の柱もなんだか由緒ありそうです。
座ると出てくるオリーブとパン、これで1ユーロとられますがここのパンは美味しいです♪
ハウスワインの赤のハーフと水をとり、ズッキーニのコロッケとタコのグリルをオーダーしました。

熱々のズッキーニのコロッケは4個もあって食べ切れないなぁ・・・と思いつつひとくち・・・うっま〜い♪
ズッキーニというよりコリアンダーのような風味のあるたっぷりのお野菜とチーズ入りで、超うまでした。
心配無用の4個完食^^;

タコのグリルは見た目通りのお味です。
なのでもちろん美味しかったのですが、コロッケにやられました・・・あのコロッケまた食べたい!

満足して次に目指すのはゼウス神殿


Temple of the Olympian Zeus ゼウス神殿
かつて104本あったコリント式の柱、今ではわずか15本程度になってしまっている。ここも本日無料です。

↑ポインタしてね↑


シンタグマまでは国立庭園の中を通って行きましょう。

薔薇の時期に歩きたい・・・ 風船売り 亀がうじゃうじゃ・・・


ガイドブックには日曜でも開いていると書かれているお店2軒に蹴られ、ちょい消沈気味・・・
じゃあ・・・ピレウスへ行こうと地下鉄に乗り、次のモナスティラキで乗り換えのために降りたら・・・
ホームへの階段やエスカレータが封鎖されている・・・
張り紙があっても全然分かりませんが、運休なのは感じ取れます・・・(>_<)
駅員に訊ねると代案の行き方を教えてくれたのですが(封鎖の理由までは理解できませんでした)、
ちょっと面倒になってきてしまいもういいかなぁ・・・とピレウス行きは却下する事に・・・
せっかくモナスティラキにいるのだからと外に出ると、なんだかとっても活気がある地区なので、
24時間券はあるのですが、シンタグマまで歩いてみましょうか。

ギロピタの美味しいといわれている店もチェックできたし・・・
買いたい物があるお店がシンタグマとモナスティラキのちょうど真ん中あたりなのでチェックもしたいし。
と向かうとシャッターが下りている・・・またか・・・
シーズンオフとオンで定休日を変えているのでしょうね・・・かなりがっかり・・・
でも場所が分かったので明日にでもまた来てみましょう。

シンタグマ広場からホテルまでは初めてトロリーバスに乗ってみることにしました。
水のペットボトルが邪魔ですし、トイレにもそろそろ行きたいし・・・なので一旦ホテルへ戻りましょう。
トロリーバスの停留所はホテルのちょっと先、駅よりずっと近い所だったので便利です。

まだ16時なのでリカヴィトスの丘に登ろうかと思って、部屋滞在5分で再びお出かけ・・・
ガイドブックには22番バスと書いてあったので20分程待って来たバスに乗り込む際ドライバーに聞くと、
60番のバスだと言う・・・でまた待つことに・・・
その間に英語のできる人に再確認したら、時刻表をチェックしてくれやっぱり60番だそうです。
でも時刻表を見ると運行間隔が30〜40分となっているのです。
所要時間と復路のことを考えたらちょっと不安な時間だし、明日も朝早いし・・・
と言う事で本日の観光はこれにて終了にすることにしました。
空振りが続いてしまった本日の後半ですが、前半が充実していたので悪い事は忘れちゃいましょう。

初日に食べて感動した店がバス停から近いので、ここでスブラキをテイクアウトし、ホテルに戻ります。

スブラキ♪
お部屋でのワインはこれ
ポインタしてね
ギリシャのラガーはミトス

洗濯&入浴し、ネットしながらスブラキ&パン、チーズ、オリーブ、ワイン&ビールで簡単夕食。
おやすみなさ〜いは23時でした。




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