ATHENS滞在(デルフィ日帰り旅行) 2009年03月 RTW4周目第2弾
野の花と遺跡と・・・ 6日目




まだ真っ暗な5時起床。ささっと支度して5:40ホテルを出発〜!
もう少しゆっくりでもいいのですが、早朝はバスの運行間隔が広いかもしれないので念の為早め早めで。
この時間帯はバス停のチケットブースは開いていないので、
オモニア駅のメトロの窓口で1回券を購入してからバス停に向かいます。
バス停に着くと1分程でお目当ての24番バスが来てしまいました。
予定より早すぎる・・・でもバスターミナルで時間の余裕があった方が安心ですよねぇ・・・

今回もドライバーに「リオシオンバスターミナルで降りたい」とアピールしておきました。
一番前に座れたのでひと安心。
早朝でスイスイ走ったためわずか15分で到着してしました・・・夕方の半分の時間です・・・
そしてドライバーが忘れずに声をかけてくれました♪

開いている窓口とそうでないのがあり、デルフィ行きの窓口はまだ開いていません。
隣の窓口に人に聞くと開くのは7時だそう・・・
出発の約30分前にならないと窓口を開けない、と言うか30分位前に出勤してくるみたいです。
なのでデルフィ行きのチケットブースが開くまでまだ1時間近くもあります・・・(-.-)
それでは待合室の椅子に座って人間ウォッチングでもしてましょ・・・^m^
窓口が開くのや出発を静かに待っている人だけでなく、
場所を転々とする落ち着かない人、荷物を開けては閉めを繰り返す人、声にならない声でつぶやく人・・・
早朝のバスターミナルの待合室ではいろんな人間模様が垣間見られますね。

手前がデルフィ行きの窓口 リオシオンバスターミナル このバスで出発♪

6:50に係の人が来て金庫を開けたりPC立ち上げたりしてから窓口が開けられ、
一番のりでチケットを購入、現金のみで片道13.60ユーロでした。
ちなみにここアテネ発のみで、当日券でも復路分は販売しておらず現地で購入との事です。
それからこの窓口には、英語、日本語、韓国語、中国語の案内文が窓口に貼られていました。

出発5分位前にならないとバスのドアを開けてくれないので、またぼ〜っと待つのです。
1度トイレ休憩があるとの情報は、一昨日メテオラからの列車であった人に聞いていたのですが、
念の為ここでもトイレに行っておきましょう・・・
入口にはトイレおばさんが椅子に座っており、テーブルの上に箱が置かれています。
その箱に20セント入れたら50セントだと言うのです。ずいぶん高いなぁ・・・とは思いつつ、
でもギリシャでは初めて利用なので相場が分からず、言われた通り50セントを入れてトイレへ行ったら、
中で会った人が「20セントでいいのよ・・・」と教えてくれました。
トイレから出てから遠巻きに見ていると、
観光客には50セントと言っており、20セント前後の小銭を入れるギリシャ人には何も言っていません。
小銭が入るとすかさず仕舞い、50セント以上のお金と入れ変えていました。
ここのトイレは要注意ですね。

や〜っとバスのドアが開きました。
切符に席番が書いてあるのですが、バスの席には表示がある所とない所があるのです。
でも良く見ると、1列目右から1・2・3・4と続き、2列目が5・6・7・8なんだなというのが分かりました。
私は5番だったので2列目の右側窓際と言う事で無事着席。

しかし一番前って東西問わず人気のようで、みんな狙っている・・・
前に座っている3人も1〜4番ではないと思うな・・・だって切符も座席表示も見ずに突進してきたもの。
一番前の席取りに負けた挙動不審なアジア人のおじさんが私の隣に座ろうとしたので、
切符を見せてもらったら21番、丁寧に「あちらよ」と教えてあげました。(笑)
だって後ろはガラガラなのに・・・気持ち悪いですよねぇ。
最終的に私の隣は開いたままだったのでラッキーでした♪

バスは時間通りぴったり07:30に出発しました。
通路の向こう側の人がパンを食べ始めたので、
私も昨夜作っておいたスブラキとクリームチーズのサンドイッチを食べましょう♪
スブラキに付いているハーブとレモンがパンに浸みて美味しい・・・
他の席でも朝ごはんを食べているような気配がしました。ヨーロッパも南ならまだこんな感じです。
乗り物の中で食べるのって美味しいですよね・・・^m^

09:20、周りにな〜んにもない、ポツンと建っていたミニホテルでトイレ休憩です。


入口を入ると右手には売店、左手にはバーカウンターがありその先にトイレがあるのですが、
こんなミニホテルにしては充分な数の個室があるので、ドライブイン的役割もしているようです。
きれいですし、もちろんトイレおばさんなんていませんから無料です。
バーカウンターでコーヒーを立ち飲みする人、売店で美味しそうな手作りパンを買ってバスに戻る人・・・
私はさっき食べちゃったのでお腹いっぱい・・・チェックだけにしておきます。

09:30出発の予定だったのに何人かまだ戻っておらず、お仲間が中まで呼びに行って09:40出発。
遠くの山に雪がかぶっていてきれいだなぁ・・・と眺めていたら、その山を越えて行くのです。
3月のギリシャで雪景色を見られるとは・・・

小さな可愛い町や村を越え、デルフィ博物館バス停で何人か降り、10:40デルフィに着きました。
私は初めてだったので素直にデルフィというバス停で降りましたが、
博物館で降りる方が時間を有効に使えると分かったのは、復路のバスに乗るためバス停に向かう時でした。
無駄に往復する必要ないですから・・・
ただ復路のバスの切符が売り切れるかもしれない繁忙期は要注意かもしれません。

この建物の前がデルフィのバス停です。
この売店の端に机がひとつ置かれており、ここで復路の切符を購入します。

バスから降りたら、まずはバスステーションと書かれた売店で、復路の切符を購入しておきましょう。
今来た道を博物館方面に戻るように歩く事15分程で博物館、そしてデルフィ遺跡に到着です。


Ancient Delphi デルフィ遺跡
アテネから北西へ178km、パナッソス連峰の懐に抱かれた古代ギリシャの聖域。
世界が平らな円盤であると思われていた時、ギリシヤの最高神ゼウスは、世界の中心を見つけるため2羽の鷲を地上に遣わした。
そして探し当てた中心にオンファロスという石を置いた。オンファロスとは世界の臍(へそ)を意味する。それがデルフィである。
1987年、ユネスコ世界遺産・文化遺産に登録された。

パルナッソス連峰の麓ブレイストス河の深い谷を前に、天然の野外劇場のごとく広がっているデルフィは、
神託(お告げ)を元に築かれた聖域だと言うのがなんとも神秘的で、
その築かれた場所が岩山の絶壁と言うのが、神々しい雰囲気の中に気品をも感じられます。

アテネ人のストア(上の柱廊) アルゴス王達の記念物 大地のへそ(オンファロス)
下はアルゴス王達の記念物

白い花の絨毯に柱列が・・・
オリジナルはデルフィ博物館所蔵

アテネ人の宝庫 ナクソスの柱頭
完全な形に見えるけど・・・→
 
ポインタしてね
上から見ると・・・

6世紀後半にナクソス島民が奉納した
イオニア式の柱の柱頭部分
アポロン神殿
デルフィが最も繁栄した紀元前6世紀に建てられた神殿で、神託もこの神殿で行われていた。

古代劇場
紀元前4世紀に岩盤を削って造られたもので、観客約5,000人を収容できる規模を持っていた。


広大な山肌におびただしい程の遺跡がゴロゴロしていますが、高低差のせいかコンパクトにすら感じます。
デルフィは大型バスを横付けしての団体さんが多かったです。
アテネではあまり見なかった日本人団体も3〜4グループ程来ていましたね。

遺跡を後にし、デルフィ博物館へ・・・

青銅の御者の像
スフィンクス ポインタしてね クロース像 大地のへそ(オリジナル)


デルフィでランチをとって・・・と思い16時のバスのチケットを買っていたのですが、
時間がもったいないので1本前の13:30のバスに変更してもらいましょう・・・

路地裏がとっても素敵♪ ほうれん草のパイ めちゃうま♪

お腹がすいたので、パノラマホテルの1階カフェでほうれん草のパイを買って食べながらバス停へ。
途中の横道を覗くとこれまた素敵♪ 
ふら〜っと入っていきたくなるのですが、バスを早めてアテネに帰ろうと思っているので我慢我慢。

バスステーションで変更依頼をすると、
とりあえずパソコンに何やら打ち込み、発行済みのチケットにグシュグシュっとサインだけしておしまい。
別に発行替するわけでもないし、席番とかは元々未記載なので特に問題ないようです。

往路のバスで挙動不審と思ったおじさんは韓国人だそうで、同じ13:30のバスに乗るようです。
ほんの少しお話しましたがやはりちょっと変わってました。悪い人ではなさそうですが・・・

10分程遅れて到着したバスはそこそこ乗ってはいたものの、相席にならないで済む乗車率。
乗るやいなやうつらうつら・・・朝早かったし・・・
停まった感じで目を覚ますと、往路トイレ休憩で寄ったホテルに到着した所でした。
とりあえず降りて、トイレを使って、お腹はすいていないもののトイレ代位なにか買いましょう・・・と売店へ。
保温されているショーケースの中には、ほうれん草のパイとビザがありました。
食べたいのはほうれん草のパイ、ここのも美味しそうです。
でもさっきも同じ物を食べたばかりなので、違うものの方が・・・とピザにしてみました。


う〜ん・・・生地が分厚くてイマイチ・・・やっぱり食べたい物を買うべきでした。1/3位でギブアップ・・・
その後もうつらうつらしている内にリオシオンバスターミナルに着き、路線バスに乗り換えてシンタグマへ。
昨日日曜で閉まっていたお店にリベンジです。


ホンドスセンター ポインタしてね

ホンドスセンターで購入したこれ↑一見オリーブ石鹸ですが
クレタ島のオリーブと玉ねぎが主成分のこのアマルシア、実は髪の毛が生えると噂の石鹸なんです。
って別に私は今の所トラブルなしですが(笑)・・・
でもこれ超高い!
普通のオリーブ石鹸が1ユーロ前後で買えるのに、これ12.75もするのです。1個1600円ですよ・・・
中途半端な値段だったら買わなかったのですが、あまりの高さに1個だけ買ってみました。
必要がないせいもあってまだ使っていませんが、どうせ使うのなら続けて使おうと思っています。


もう一軒はこちら。

マスティハ・ショップ ポインタしてね

マスティハ・ショップで購入したのはこれ↑
抗ピロリ菌や殺菌作用があると注目されているマスティハで、ヒオス島だけに生育する植物です。
この樹液を加工した色々な商品を扱っているのですが、やはり買うならオリジナルのマスティハですね。
これも別にピロリ菌を持っているわけではありませんが(笑)、健康オタクとしては気になる・・・

ちょっと歯にくっつく感じですし、味も微妙・・・
でも好きではなくても食べられない程ではないので、噛んでいれば胃に優しいなら続けられそうです。
ただ結構こめかみにきます・・・^^;


明日はアテネを出発なので、空港までのバスの切符を今日の内に購入しておきましょう。
トロリーバスで戻り、ホテル前のコンビニでビールと水を買ってからホテルへ。
シャワーを浴びてから、オリーブやポテチなどの残り物を片付け、荷作りをしておきましょう。
とは言っても上の2つしか買っていないので荷物は全然増えておらず、余裕で九分九厘完了。

モーニングコールを頼み、目覚ましもセットし、23:30おやすみなさいです。



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