TUNIS滞在 (スース、エル・ジェム日帰り旅行) |
2009年03月 RTW4周目第2弾 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
野の花と遺跡と・・・ 9日目 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
セットしておいた5時の目覚まし時計で起床。 支度をしつつふと腕時計を見ると4時ちょっと過ぎ・・・(>_<) 腕時計の方は昨日到着時にチュニス時間に直しておいたのですが、目覚まし時計はそのままだったのです。 7時の列車に乗るのに、必要もない4時起床をしてしまったって訳・・・ ま〜反対じゃなかっただけ良かったのですが。 6時から開く朝食堂に一番乗りで入り、軽めに朝ごはんをとっておきましょう。
10分で食べて、部屋に戻って歯磨きし、6:20にはホテルを出発! チュニス駅までは5分位&切符も買ってあるのですが、心配性なので早めに行きたいのです。
チュニス駅は昔の日本と同じように改札があります。 係の人に切符を見せて改札鋏でパンチしてもらうのですが、その穴がモスクのすかしのように感じました。 ホームの手前にバリケードがあり出発間際まで入れないのでベンチで待っていると、6:45分に開き、 再度ここでチケットを出してボールペンでチェックされてからやっとホームに入るというシステムです。 面倒ですが、でも絶対に間違った電車に乗ることはなさそうですね。 ちなみに1番線を中央に配し、ホームに向かって右手が偶数ホーム、左手が奇数ホームになっています。 昨日確認した時は6番線と言われたのですが、今日の表示は4番線からの出発に変わっていました。 この電車は急行なのですがたったの2両編成、周りのボロボロの電車に比べたら最新式の列車でした。
ドアの左右に2人掛けが2席あり、あとはステップを4段上がって中二階がメインになっています。 その中二階も微妙にステップがあり圧迫感のない座席配置、 前の席の背もたれにテーブル、網の小物入れ、フットレスト、そして窓の下に小さなゴミ箱が付いており 窓はスネ辺りから天井までとられているので見晴らしもとっても良かったです。
列車は駅員さんの笛の音で静かに滑り出しました♪ なんだか懐かしいです。 ヨーロッパなどでは日本より広軌の線路を使っていますが、 チュニジアの線路の幅は日本のよりずっと狭いのにはびっくり! その幅狭の線路をかなりのスピードで疾走するので、揺れる揺れる・・・ しかも線路を横断するのは日常茶飯事のチュニジアですから、 運転手のパフパフ・ビ〜ビ〜のクラクションは鳴り止まることはなかったです。 こちらの電車の運転手はハードワークだと思いました・・・ オリーブ畑より赤い実をつけたうちわサボテンの方が多くなってきた頃スースに到着です。 そして見事に定時の到着でした。
駅を背に右手にズンズン進むとファルハット・ハシェド広場に到着します。 その手前左手角にインフォメーション、TOURIZMOの看板があります。 ここで資料を入手しよう寄ったのですが、あまり有効なマップではありませんでした。 交通量の多いロータリーを抜け、スーラショッピングセンターの横からメディナに入って行きましょう。 すぐの突き当たりがグランドモスク、チケットは向かいのブースで購入したのですが、 ガイドブックの撮影用チケットも要求したのですが1ディナールは取られず、「撮っていいよ!」でした。 入口のおじさんも「写真撮っていいから・・・」と。変わったのかどうなのか不明ながらちょっぴりラッキ〜。
グランドモスクの斜め前のリバトに行こうとしたら、 その前の小さな公園に植えてあるオレンジの木で子供達がよじ登って花のつぼみを摘んでいるのです。 何に使うの?という私の問いも答えも相通じず・・・でも楽しいひととき♪
グランドモスクもそうだったけど、ここリバトも大々的に修復工事中だったので、 視覚的にも聴覚的にもちょっと残念でしたが、その分人も少なくじっくり見られたけど・・・ さて次はダール・エシド博物館へ。 リバトの塔から歩いていたら、しつこい男性がしゃべりかけてくる・・・ 写真を撮ったりして歩みをずらしても合わせてついて来るので、「先にどうぞ」と言ってもくっついて来るから 「私はひとりで歩きたいからついて来ないで!」ときつく言ったら戻って行った・・・ 親切な人もいますがそうでない人も多いので、個人の判断と確固たる態度が必要だと思います。
当初ここはいいかな?と思っていたのですが、予想と反してコテコテながら当時の様子が窺えて良かったです。 また奥から塔へ登れるのですが、1フロア目がカフェになっていてD1でひと休みでき 更に上がるとスースの旧市内が眺められるのですが、リバトの塔からの方が見ごたえはありました。 さて後は入り組んだメディアをそぞろ歩きましょうか・・・ チュニジアン・ブルーのドアや鋲打ち、壁の縁取りや絵タイルの模様などもとっても可愛い♪ 強い日差しが白壁に照り返されてまぶしい・・・
ここでも写真を撮っていたらしつこい説明人が・・・(>_<) 「時間がないから・・・」という優しい拒否反応は全く通じなかったので、 「あなたとしゃべっているヒマはないっ!」ときつく言い、相手にしなかったら1〜2分であきらめたよう・・・ ひと回りして目指すはチェック済みの量り売りのオリーブオイル屋さん。 オリーブオイルで有名な他の諸国より、チュニジア産は土壌のせいか気候のせいか良質なんだそうです。 帰国の際ここで買って帰るという在住日本人の情報で、私も是非購入したいと容器を持参して来ました。^m^ ちなみにお店でも2リットル用のポリタンク風容器を売っています。
さて駅に向かい、エル・ジェムまでの切符を購入し、やはり改札まで待合室で待機です。 チュニスから乗って来たのとは違って、機動車付きの客車6両編成の列車でした。
私の隣には見るからに10代と思しき男性が、2〜3歳位のむずがる女の子を抱きながらあやしています。 どうにもならなくなったので、清涼飲料のパックを哺乳瓶に入れ飲ませながら寝かしつけてしまい、 とっても手際が良いのですが・・・それにしてもあどけない顔のお父さんなんですよ・・・ 降りる時知ったのですが、2〜3列後ろに奥さんと乳児がいて、とても2児の父とは・・・ スースを5分程遅れて発車した割には定時にエル・ジェム着。
駅前に立てばイヤでもデ・デ〜ンと円形闘技場が聳え立っています。 朝市のような商店を通り抜け切符売り場に着くと、あまりの近さと大きさで全景が分からないほど・・・
いや〜ローマのコロッセオに比べて保存状態が良いと言うか、原型をとどめていると言うか・・・ しかも3階まで全てのフロアを上って見学する事ができるのです。 シーズンオフのせいか観光客も少なく、ボ〜と眺めながら手作りサンドイッチでランチしておりました。 いや〜贅沢なランチですなぁ・・・ひときわ美味しいです。 ちなみにサンドイッチはバゲットにガーリップペーストをぬって2種のチーズを挟んだもの。 さて1階に下りてひと回りしてからエル・ジェム博物館へ行きましょう。 駅へ帰る道と反対方向だしちょっと遠いし、見るべき物はそんなにないでしょうと高を括っておりました。 ところがどっこい!!
ここのモザイクは床一面とか床から天井までの壁一面とか・・・それはすごいのです。 もちろん小品もありますが、床一面の上を歩けてしまったりします。 当時の子供部屋、キッチン、寝室など・・・分かりやすく再現されており、屋外の遺跡も丁寧に修復されています。
博物館の奥の方を見学していると、青い服を着た自称修復士が遠慮なく引き回すように説明をはじめます。 最終的にはチップを要求するので、それを念頭に置いて聞くか聞かないかをチョイスすると良いでしょう。 博物館に限らず、砂漠化現象が迫っていると言われているエル・ジェムは蝿が多い土地です。 とっても気になるほどでした・・・ほんと五月蝿い(笑) さて少し早目ですが駅に向かいましょう。 この駅は到着時間に関係なく駅舎待合室もホームも開放されていたので、座って待つことができました。
往路チュニスから乗ってきたのと同じ車種・・・すなわち揺れる!揺れる!・・・ 同じ線路を使っているのに、スース→エル・ジェムのどっしりした列車は普通だったので この列車の台車が軽いのでしょうか・・・? 途中乗車だったのでほとんどの席に座っている人がおり、歩いていたら一番前の席があいていました。 と言う事で眺めは良いものの、ず〜っと鳴リ響いているクラクションの音で結構疲れた・・・ チュニスには10分程遅れて到着、ホテルに帰る前に気になるお店の場所確認をすると、 19:30のオープンまであと30分ほどあるので一旦ホテルに向かいます。 ホテルを目の前にしてビニール袋が切れて、オリーブオイルの入ったボトルが落ちてしまいました。 特にダメージはなさそうですが気圧で変化したら恐いので、 すぐにモノプリに行ってガス入りのお水を購入し、これに入れ替える事にしましょう。 ランチはサンドイッチだけだったのでお腹すき過ぎ、開けたてのお店にGo!
ムール貝もタコもメシュイーヤ(焼き野菜のオリーブマリネ)も普通に美味しいかったですが、 ハリッサとバゲットがメチャ美味しい♪ ホテルに戻り、ワインを飲みつつ記録をつけているうちに0時を回ってしまいました。 明日は時間に追われることのない予定、とは言えそろそろやすみましょうか。 |
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