Mexico City → Guanajuato | 2009年09月 RTW6周目第2弾 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
南と北の北米を訪ねて・・・ 3日目 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
10年ほど前来た時はどっぷりマヤ遺跡三昧だったので、 今回はちょっと趣向を変え、中央高原北西部のコロニアルな町を巡るのがテーマです。 と言う事で今日から2泊3日のショートトリップに出発〜♪ 3日後またメキシコシティに戻って来るので、その時泊るホテルへピギーを預けにメトロで向かいます。 メトロは一律2ペソ(約15円位)、とっても安いですね。 朝の8時頃でしたが気持ちよく預かってくれ、身軽になって北バスターミナルへ向かいます。 ソカロからノルテ駅まで途中2回乗換え、そのひとつのラ・ラサ駅はひと駅分あろうかの長い連絡通路でした。 ノルテ駅を出ると弧を描くように半円形の大きなバスターミナルが目の前に広がります。
広〜いチケット売り場のコンコースにはすごい数のバス会社が入っており、 ほとんどのカウンターには料金と出発時刻が掲示されているので、いくつか見てから選べば良いと思います。 同じ行き先でも料金が様々なのは、バス自体のグレード、指定or自由席、停車箇所の違いなど・・・ オール1等で座席指定の Primera Plus は、購入時モニターを見ながら希望の席を選べるので、 この時点で隣がいない席を選んでおけば、その確率も高くなりますね。 また軽食や飲み物込み、トイレも付いており、停車が少ないです。 乗降の度遅れていくので、ロングの場合はちょっと高めでも停車が少ないのを選んだ方が無難ですね。 (これは後でわかった事ですが・・・)
今回は発車時間がちょうど良い上ロングなので、ちょい高めの Primera Plus 社にしました。 高いと言ってもグアナファトまで5時間乗って料金は314ペソ(¥2202)、安いですよねぇ・・・ クレジットカード使用可能です。 バスターミナルにはカフェや売店もたくさん入っており、 人気の El Globo の売店もあったので、ここでブランチ用にエンパナーダを買っておきましょう。 (この時点では、スナック程度ですが軽食が付くのを知らなかったのです。)
バスのプラットフォームへはチケットを見せて入ります。 ずら〜っと並ぶバスの前にテーブルがあり、荷物の中身をチェックされ、 ジュース、コーラ、水から好みの物を1本、そしてビニール袋に入ったお菓子を受取り、 ボディタッチのチェックをされてから乗り込みます。 (安い運賃のバスの場合、スナックや飲み物はつきません。)
全員乗り込むと、体温チェックをするビデオカメラ型の機械を手にした係員が乗り込んできました。 かなり厳重なので私としては安心です。 運転席と客室はドアで区切られており、一番後ろにもドアがあり、その向こうにトイレがあります。
座席の作りが面白い・・・ちょっと写真がわかりにくい上、説明もしにくいのですが・・・ 上左の写真に写っている、ネットが付いているボードはバネ式になっています。 それを右の写真のように手前(自分の方に)倒すとフットレストになるのです。 これ、押さえてないと元に戻るので、ふくらはぎ(足の重み)でフットレストにすると言う感じ・・・ そしてボードが倒れると足先を乗せるバーも現れるのです・・・って説明でわかります? そしてトイレ、客室とはドアで仕切られた一番後ろにあります。 しかも2箇所、男女それぞれにあるのがとってもうれしいですね。
10:10発のバスは8分遅れで出発しました。 バスが動き出すとあっちこっちで頂いたスナックの袋を開ける音が聞こえたので私も♪ 朝から何も食べていないだけでなく飲んでもいないので、お腹ぺこぺこです。
実は軽食が付くのを知らずにエンパナーダを買っておいたのですが、 とっても小さいサンドイッチだったので両方いけちゃいました。^^; サンドイッチはハムとチーズが入っており、特にチーズが美味しかった・・・ エンパナーダは食紅で中身が書いてあるのが面白いですね。 サクサクのパイ生地も、お肉とチーズの中身もとっても美味しかったです♪ 約1時間ほど走ると州境に差し掛かり、係官が乗り込んできて一人ひとり身分証明書のチェックをします。
この後うつらうつらしていたら2度目の州越え、 再び係官が乗り込んで後部座席までひと回りするも、今回は個人チェックはありませんでした。 14:15、初めての停車はインパラのバスターミナル。 ここで約2/3位の人が降り、それより少ない7〜8人が乗ってきました。 今まで隣がいないのでゆっくり座っていたのですが、かなり体格の良い30歳位の女性が隣に来てしまいました。 後ろ(私は前から2列目)はかなり空いているのに、 真面目なのか融通が聞かないのか移動する気はなさそうです・・・(-.-) インパラでの停車は15分、グアナファトには20分遅れの15:30に到着しました。 明日のバスの時間や値段をチェックしてから、駅前のシャトルバス乗場へ。
客待ちしているタクシーが呼び込みしていますが、バジェット・トラベラーの私はもちろん一般バスを使います。 日本に比べてタクシー代はとても安いですが、それでもバスの10倍位します。 それに金額だけの問題ではなく、その地を味わうにはその地の乗り物だったり食堂だったりを利用したい・・・ それが私の旅のポリシーでもあるので、やっぱりボンネットバスでセントロに入りたいですね。
バスは20分ほどでセントロに着きました。なんと停留所は地下道の中で、終点でした。 某ガイドブックとは違っていたのですが、変わったのか、それともルートによって違うのかはわかりません。 すぐ横の階段で地上に出るとなんだかごちゃごちゃした所で、そばに小さな公園がありました。 ガイドブックの地図が心もとないので方向がよくわかりません。 すぐそばにインフォメーションのブースがあったので尋ねると、 「あの建物がイダルゴ市場」と教えてくれ、やっと位置関係がわかりました。 さらにホテルを予約していなかったので、条件を言ってこの近くのホテルを教えて欲しいと頼みました。 するとすぐ後ろのホテルに連れて行ってくれ、 フロントでキーを預かり一緒に部屋を見に行ったのですが、 場所はいいしコロニアルな外観や内部もいいのですが、部屋が・・・ギャップありすぎです。 事前に2箇所調べておいた所を聞くと、1箇所は勧められないと言われ、 もう1箇所の方は「少し高いけど行ってみる?」と・・・ インフォメーション・ブースの鍵を閉めて、なんだか一緒に行ってくれるみたいです。 で歩く事2分くらいでお目当てのホテルに着き、部屋も金額も納得いったのでここに決めました。 てっきり手数料かチップが必要だとは思っていたのですが、 彼女は支払いまでの通訳をすると、「See you!」と爽やかにさっさと行ってしまいました。
荷物を置いたらすぐに出かけましょ♪ まずはすぐそばのイダルゴ市場へ。
独立戦争の開始から100年を記念して1910年に駅舎として建てられた物を再利用しています。 なのでエントランスの装飾はかなり豪華ですし、天井が高い高い! 1階は野菜や肉などの生鮮食料品や日用雑貨、そしてちょこっと食べるスペースもあり、 味のある鉄の階段を上った2階は、建物の壁に沿って民芸品などのお土産屋が並んでいます。 真ん中は吹き抜けになっており、1階の雑踏を見下ろせる感じです。 ピピラの丘からの夕景までもう少し時間があるので、近場をちょっとお散歩しましょ。
メキシコ版ロミオ&ジュリエットの舞台・口づけの小道、 左側の建物の1階が土産物屋になっており、2階のベランダへ上がることができます。 上り階段はお店の横から、下り階段でお店を通らないと出られないというルートですが、 勧誘も強要もないしお店の人も感じが良いです。
軽くご飯を食べてしまいましょう♪
昨夜メキシコ入りして以来最初のちゃんとしたお店でのご飯です。 最初サルサとパンが来たので、これがオーダーしたスープかと思いスプーンで何杯か飲んでしまいました。^^; 辛くて美味しい♪と思ったのですが、実はサルサでした・・・誰も見ていなかったことを望む・・・ そしてチレ、青唐辛子をオリーブオイルとにんにくで炒めたもの、これもパンと食べるとイケます。 ただ辛さにはめっちゃ強い私だと言う事をお含みおきくださいませ。 スープも美味しいし、サルサやチレでパンがすすんでしまったため、 エンチラーダが出た頃には結構お腹が膨れていたせいもあり、お味はなんだか普通・・・ ちなみにエンチラーダとは、トルティージャで具を挟んだり巻いたりしてソースやチーズをかけて焼いたもの。 私がチョイスしたのは、具はチキン、ソースはヴェルデ(野菜のソース)、 フリホーレス(ペーストに近い豆料理)も添えられていました。 まだまだ青空♪ 青空から夕暮れの切り変わり頃の景色を見たいのでもう少し歩きましょう♪
1873年から30年もかかって建築され、建国当時の大統領ベニート・フアレスの名前を冠した劇場で、 正面入り口はドリス式の円柱が高々とそびえ、ブロンズのライオン像が威厳をたたえる古代ギリシア風です。 内部はアール・ヌーボーとアラブ様式のミックスで、ゴールドを豊富に使った豪華な造りらしいのですが、 残念ながら公演日のため入ることはできませんでした。
正面入口は狭く見えるものの奥行きのあるサンディエゴ教会は、 フランシスコ会が17世紀に建てたバロック様式で、1663年からなんと100年以上の歳月をかけて完成しました。 ここも残念ながら入ることができなかったのですが、ファサードの緻密な装飾は見事でした。 さ〜てそろそろよいお時間になってきましたねぇ・・・と言う事で行ってみましょうか。 ピピラの丘へはバスもありますが、ラクチンなのでフニクラ(ケーブルカー)で・・・ サンディエゴ教会の横を抜けて左折すると前方に箱型の白いフニクラが登っていくのが見えました。
フニクラ利用で所要1分、左写真のように頂上が見えているほど超近いので、 歩いても15分で上れてしまい、下りならラクラク下りてこられそう・・・と思ってはいけません! なんと時々強盗が出没するらしいのです。 歩いて下りてきたよ!という話も耳にしたのですが、私は念の為往復フニクラを利用しました。 でも・・・実際はどうなんでしょう?フニクラ会社の策略だったりして・・・ この丘には独立戦争の英雄ピピラの像とちょっとした博物館がありますが、一番の目玉は丘からの眺めです。
さてお目当てのピピラの丘からの景色です♪
上の写真の青空バージョンのカラフルな家々も撮っていたのですが、間違って削除してしまったのです。(涙) 目に焼きついているからいいさ・・・と強がっていますがかなりショック。 ひとしきり眺めていたら下の方からなにやら音楽が・・・ すわっ!急げ〜とケーブルカーで下りたのですが、冷静に考えればまだ時間が早過ぎ・・・ ちょっと慌ててしまいました・・・もう少しピピラの丘にいたかったかも・・・ 慌てて下りて来た理由はこちら↓
エストゥディアンティーナという、セレナータを歌いながら夜のグアナファトを練り歩く楽団なのです。 スペインのトゥナ(学生だけの楽団)のメキシコ版とでも言いますか、中世スペインの学生服を着ているそうですが、 10代後半からちょっと無理のある^m^40歳代?位までいたような感じ・・・ このメキシコ版は、基本的には有料ツアーなのです。 この楽団と一緒に街中を1時間ほど練り歩き、要所要所でとまって盛り上がったりして楽しむと言ったもの。 金額は100ペソ位だったと思います。 私は盗み見&聞きで充分!^m^ ほとんどの人がそうでしたけど・・・ ホテルに帰る途中リカーショップがあったので缶ビールを2本購入。 年齢確認のためパスポートの提示を求められました♪ もう音符マークつけちゃいますよ・・・(爆) どう見たって・・・以下省略・・・ シャワーを浴び、ビール飲みつつ明日の予定を確認して、おやすみなさいは0時でした。 |
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