Mexico City 滞在 2009年09月 RTW6周目第2弾
南と北の北米を訪ねて・・・ 6日目



ケレタロでほとんど一睡もできなかった分昨夜は熟睡でき、目覚め爽やか♪
今日はプエブラへ日帰りする予定なので、ちゃちゃっと朝ごはんを食べに行ってきましょう。

・・・噂には聞いていたけど・・・
このルーフテラスからの眺めは素敵〜♪
観光客のまだいないソカロは広々しており、絶景独り占めです。

正面は国立宮殿♪ 左手にカテドラル♪

ちゃちゃっと食べるのはもったいない!の〜んびり眺めながら食べたいかも・・・
プエブラやめちゃおうかな・・・片道2時間もかかるし・・・
この眺めを楽しみながらゆっくり朝ごはんをいただいて、1日シティ観光にしようかなぁ・・・
そうしよう!それがいい!

奥のシルバーが温かいお料理、手前はヨーグルト色々

パンとコーヒーは持ってきてくれ、その他のお料理はバフェスタイルです。

手のこんだお料理ポインタしてね オムレツは・・・ポインタしてね ヨーグルト3種とフルーツ

ジュースはパパイヤとオレンジの2種、ちょっと酸っぱいオレンジジュースが美味しかったです。

シルバーの器に入って加温している温かいお料理は10種類位あり、
スクランブルエッグとかソーセージとかではなく、どれも手の込んだメキシコ料理なのがうれしい。

エッグステーションでオムレツを作ってもらったのですが、これはかなりイマイチ・・・
薄焼き卵(しかも焼きすぎ!)で具を包んだようなオムレツでした。

フルーツはメロンが絶品♪
すいかはちょっと苦い?し、パイナップルは硬くて酸っぱいし、生パパイヤは嫌いじゃないけど好きでもないし。

カテドラルを眺めながら食後のコーヒーを3杯も飲んで、かなりゆっくりしてからお部屋へ。
遠出しないとなったら持ち物も変えなくちゃ・・・と支度をし直してから出かけます。
まずはすぐ前のソカロ周辺を朝の空いている内に見てしまいましょう。


Zocalo ソカロ

正式には憲法広場(Plaza de la Constitucion)と言うのですが、中央広場的意味のソカロと呼ばれています。
アステカ帝国時代から現在に至るまでずっとメキシコの政治的・宗教的な中心地であり、
国家の重要行事が行われてきた場所でもあります。
四角いソカロは、北にカテドラル、東に国立宮殿、南に連邦区庁舎、西にホテルといったように、
スペイン植民地時代からの長い歴史を持つ重厚な建物に囲まれています。



Catedral Metropolitana メトロポリタン・カテドラル

コルテスがカトリック布教の主座として1563年に着工、1681年に完成し、
バロック、ゴシック、ルネサンス、新古典主義など様々な建築様式が取り込まれた世界最大級の教会です。
かつてメキシコシティにはアステカ帝国最大の都市テノチティトランがあったとされ、
テノチティトランのケツァルコアトル神殿の石材で造り上げられたのがこのメトロポリタン・カテドラルです。

早速入ってみるとミサが行われており、諸王の祭壇の手前までしか入れませんでしたが、
ミサが終る10時半に全ての規制がはずされ、ピ〜ンと張り詰めた厳かなカテドラルをゆっくり見て回りました。

入口を入るとすぐ正面にある贖罪の祭壇はピカピカ!

大理石の緻密な施しがきれい
.
飛び出しているパイプオルガン
.
諸王の祭壇へ
.
後ろに回る事ができます ポインタすると裏側から 天使の顔がいっぱいの祭壇

カメラもビデオも使用可(フラッシュは不可)でした。
某ガイドブックに記載されていたムリーリョの「市会礼拝堂」の絵を探したのですが見つからず、
カテドラルの警備や職員数人に尋ねてみたのですが、「そんなものない!」との事でした。
どちらが真実なんでしょう・・・?

一旦カテドラルを出、隣のサグラリオへ、ここはカテドラルに付属する礼拝堂にあたります。

ポインタしてね ポインタしてね

緻密で重厚なファサードに比べ内部は明るくてシンプル、
白い花ばかりで祭壇が飾られ、手入れの行き届いた礼拝堂でした



Palacio Nacional 国立宮殿

カテドラルに向かって右手に位置し、ソカロに面した所にあるのが、
1523年にアステカ時代のモクテマス2世の居城として建てられ、
それをアステカの征服者コルテスが破壊し植民地の本拠地として立て直した宮殿です。
オリジナルは1692年に焼失しており、現存している宮殿は再建したもので、
総大理石造りのメキシコで最も格式の高い宮殿であり、
現在は大統領官邸、国務室、財務省などメキシコの心臓部としてとして使われているのですが、
なんといってもディエゴ・リベラ(Diego Rivera)の壁画がこの宮殿の最大の見所でしょうね。

迷彩服を着た兵士?が入口でたむろっているのでちょい躊躇するものの進むと、
まずはジェル状の消毒剤を手のひらにのせられ、ビデオカメラ型の機械で体温をでチェックされ、
空港でのセキュリティと同じように持ち物をX線にかけ、人間もX線のゲートをくぐる・・・と厳重です。

セキュリティを抜け、左手の大階段を見上げると、リベラらしい色合いの壁画が目に飛び込んできました。
国立宮殿に描かれている壁画は「メキシコの歴史」というタイトルで、
1929年から1935年に渡り、アステカ建国から20世紀初頭までのメキシコの歴史を描いたものです。
正面階段の壁画はその中でも大作です。

正面階段の巨大壁画ポインタしてね
向かって左側の壁画 正面の壁画 向かって右側の壁画

階段の下から、途中で、上から・・・と大作をじっくり眺めてから
スペイン風の中庭を取り囲むように作られたアーチの美しい回廊へ。
警備の人が立っているもののほとんど無防備状態で、回廊の約半分にも渡って描かれていました。
当時はこの宮殿の全ての回廊を壁画で埋め尽くすという壮大な構想だったそうです。

2階の約半分を占める回廊に描かれた壁画は、無防備なほどさりげなく展示されています。ポインタしてね↑

リベラらしいタッチと色合いです ピラミッドも見えますね



Templo Mayor テンプロ・マヨール
テンプロ・マヨール越しのカテドラル

テノチティトランの一部が発掘された場所でもあるアステカ帝国の中央神殿跡で、
湖を埋め立てて築いた不安定な地に四層のピラミッドを建て、さらにその上に神殿まで建てていました。
かなり重要な遺跡なので楽しみにしていたのですが、残念ながら月曜定休で入ることはできず・・・
ぐるっと外観を回ったのですが、さすがに入場料を払わないでよく見えるはずもなく・・・
でも10年ほど前に一度入っているので思い出しながら歩きました。


この辺一帯は元々湖だった地なので今でも地盤沈下がおさまらないそう、
そのせいか道路や建物はちょっと傾いているのですが、それもなんとなく味になっていますね。

リベラの壁画がなんと100以上もあるというメキシコ文部省に行ったのですが、なんだか入れないらしい・・・
拙い理解力で「国立宮殿で一般開放しているから・・・」というのはわかったのですが、
「国立宮殿で開放しているから文部省ではもう解放しない」のか、
それとも「今日は月曜で休み?だから開いている国立宮殿へ」と言う意味かは理解できませんでした。



Sant Domingo サント・ドミンゴ教会と広場

文部省のすぐ近くのサント・ドミンゴ広場には、椅子に座った聖ドミンゴの像が建つ噴水が中央に配され、
北側にサント・ドミンゴ教会が建っています。
噴水のすぐ後ろには古めかしい建物がポルティコで繋がっており、その1階は小さな商店が入っていました。
このごちゃごちゃした雰囲気は下町風でいい感じです。
この可愛らしい広場のベンチで燦々と太陽を浴びながら、今日これからどこを見ようか検討・・・
陽も高くなり暑くなってきたし疲れたので、地下鉄でちょっと遠出しましょうか・・・


地下鉄とミニバスを乗り継いでやってきたのはソチミルコ。
ここは1987年にメキシコ・シティの歴史地区と共に世界遺産・文化遺産として登録されています。
10年前に来た時はソチミルコを見ておらず、観光化されているとは言えやはり完結させたかったので来てみました。


Xochimilco ソチミルコ

メキシコシティの南20kmに位置するソチミルコは、アステカ族・ナワトル語で「花畑のある所」の意、
水路に筏を浮かべ花を栽培したことに因んでいます。
浅瀬に木杭で囲いをし、養分が豊かな湖底の泥を入れたチナンパ(浮き畑)という筏を浮かべて畑にし、
14世紀のアステカ帝国テノチティトランの穀倉地帯として発展したと言われています。
植民地時代に水郷地帯の多くが埋め立てられ、ソチミルコはその伝統を残す唯一の場所となっています。

ソチミルコに来たらやっぱりあのカラフルな舟に乗りたいですねぇ・・・
週末やシーズン中なら相乗りで安くなるのですが、シーズンをちょいはずれた平日はあまり観光客がいません。
写真を撮っていると船頭さんから声がかかるのですが、ひとりなのでとても高い!
ディスカウントの要求は全然通らず・・・でも安く乗りたいのならと他の乗場を教えてもらいました。
20分程歩くとソチミルコの中心になり、更にちょっと歩いた所に団体観光客は来ない?ような舟溜まりがあり、
ここで舟を見ていたらやはりお声がかかりました。
通常は1時間からなのですが、1時間も優雅に舟遊びをしている時間もお金もないので、
「30分ならいくらにしてくれる?」と交渉開始、双方が折れてなんとか成立しました。

貸切〜♪(ちょいさみし・・・)
自然たっ〜ぷりの水路 踏ん張り具合で重労働なのがわかるでしょうか・・・(^^)
焼きとうもろこし屋さんポインタしてね マリアッチ楽団の舟ポインタしてね

週末などはこの自然たっぷりの水路はカラフルな舟がひしめき合い、それはそれで賑やかでいいのですが、
柳川下りみたいにのんびり静かに舟遊びができ、私的には30分で充分堪能できました。

輪タクが活躍するソチミルコ 地下鉄駅まではミニバスが便利 タスケーニャ駅と切符 新しくて便利な地下鉄

ミニバスでタスケーニャ駅に戻り、地下鉄に乗り継いでシティに戻って来ました。
ホテル近くのコンビニでビールを買って部屋に戻り、ランチをとっていなかったのでおなかぺこぺこ・・・
生ハムをつまみつつ飲むビールの美味しい事♪

ひと休みしてからPCを持ってロビーに下り、電源を入れるとサクサク繋がります。
ひとしきり送信してから、レセプションで美味しいタコス屋さん情報を仕入れ、
一旦部屋にPCを置きに戻り、再びお財布だけ持ってホテルを出ようとすると・・・土砂降りの雨・・・(-.-)
止むのを待っているのは時間がもったいないので、傘を借りてお勧めのお店へ。

ホテルのすぐ隣もタコス屋なのに、あえてちょっと離れたお店を勧めてくれるというのは期待大ですね。
そのお勧めのお店はすぐ見つかりました。
店頭で作っているせいかテイクアウトする人が多いですし、狭い店内も結構混んでおり、
すぐに英語が話せる人が応対してくれ、他の店員さんもとっても感じが良かったです。
チキン、ビーフ・・・といったように、メニューには具材で記載されていたのですが、
「ミックスにしてもいいよ」と言ってくれたので、
チョリソ、チキン、ビーフをそれぞれ1個ずつ計3個にしてもらいました。
作っている行程がとっても楽しかったのですが、カメラを持たずに来てしまい残念・・・
コリアンダーと玉ねぎを多めにしてもらい、ウキウキとホテルへ戻ります。

すぐに食べたいのをぐっと我慢して、まずは入浴&洗濯を済ませてしまいましょう。
そしてメキシコ最後の夜はお部屋でタコスとビール、そして残り物の生ハムでの夕食です♪

後ろの小袋はグリーンサルサ 左からチキン、チョリソ、ビーフ テカテとバリリト(共にビール)

タコスめちゃうま〜でした。メキシコ内外で何度も食べていますが、これは今まで食べた中でNo.1!
トルティージャも具も美味しいし、大好きなコリアンダーがたっぷりでめちゃくちゃ美味しい♪
一番気に入ったのはチョリソのタコス、これを食べるためメキシコシティにまた戻って来たいほどです。

ビールもいろんな銘柄を飲んだのですが、今回初めて飲んだバリリトとインディオが美味しかったですね。
ビールもタコスも美味しいし・・・メキシコ飯は安くて魅力的・・・
明日メキシコを発つのがちょいセンチメンタル気分です。って食い気のせい?(爆)



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