Anchorage Fairbanks 2009年09月 RTW6周目第2弾
南と北の北米を訪ねて・・・ 8日目



久しぶりにゆっくり眠れ、目覚まし時計の7時で起きたけど外はまだ真っ暗・・・
再びベッドにもぐりこみ1時間ほど夢うつつ・・・

コーヒーを入れて飲みつつ、軽くメールチェックだけして荷物をまとめ、買出しへ・・・
チェックアウトは11時、ホテル13時発のシャトルで空港へ行く予定なので荷物をどうしようか悩んだのですが、
時間に追われるのはイヤなのでチェックアウトし、預かってもらってホテルを後にします。

今日これから向かうフェアバンクスは、郊外の1泊朝食付きに夕食を追加してもらったロッジなので、
付いていないランチ用の食料や水、ビールなどを買っておかないと・・・
空港・ロッジ間の送迎(有料)はお願いしてあるのですが、
お宿までの途上にスーパーはなく、ダウンタウン回りにすると遠い上追加料金もかかるので、
アンカレッジで買って持って行こうという算段です。


ホテルから一番近いスーパーまで歩いて20分弱。
キ〜ンと冷え切った空気がとっても気持良い♪

遠い山では降っていますねぇ・・・ブルッ どの家にも樅の木があります 陽だまりではまだまだお花が♪

教えてもらったスーパーは24時間営業のCARRS、アンカレッジになん店舗かチェーン展開しています。
水、フルーツ、カップ麺等をカートに入れ、ビールは・・・と探すと隣の別棟で11時からの営業だそうです。
精算を済ませ、リカーショップ開店まであと10分なので外で待っていると、人の動きがなんだかヘン・・・
開店を待っている数台の車から降りた人々が、10m位離れたバンの所に行っては何か手にして戻ってくる・・・

スーパーとリカーショップ 誘ってくれた人 後ろの車で配っています

手にしているのはマクドナルドのバーガーやコンボパックなど・・・
恵まれない人へのボランティアだと思っていたので、
ちょいプライドのある日本人^^;としては遠巻きに横目でさりげなく見ていました。
でも「行こうよ!」 「おいでよ!」 って誘われ、興味もあったので行ってみました。
普通の主婦やご夫婦ももらっていたので、私も温かいエッグマフィンを1個頂きました。

よくわかりませんが、作った後処分しなくてはいけない時間が経過したものを配っているらしいです。
ここの駐車場で定期的に配っているらしい・・・

エッグマフィンを頂いてリカーショップの入口に戻ると、ちょうど11時でオープンになりました。
カラフルな柄が可愛いアラスカの地ビールを買いたかったのですがビンしかなかったので、
フェアバンクスまで持っていけるよう普通のロング缶を3本ほどお買い上げ〜

ホテルに荷物を置きに戻ると時間がもったいないので、重いけど持ったままランチへ。
アラスカといったらやはりサーモンかステーキでしょ・・・と言う事で今日はサリバンのお肉にしましょ。
ちょっと良い目のお店ですが、ビジネスランチはお手頃で美味しいと聞いていたので・・・

シックなお店です フィレミニヨンポインタしてね 鋭いナイフ付き

スタッフは全員とっても感じが良く、6オンスのフィレミニヨンもめっちゃうま〜。
欧米は焼きすぎるきらいがあるのであえて「レア」と言ったのですが、ちゃんと希望通りでした。
ここならミディアムレアといっても美味しく焼いてくれそうです。
付け合せのマッシュポテト、アメリカで美味しいと思ったことがなかったのですが、ここのはうま〜♪

何種類かあった中からチョイスしたシーザーサラダ、これも美味しいです。
ドレッシングで誤魔化せるシーザーサラダですが、
この店のはロメインレタスも美味しかったですが、クルトンがお見事♪
スープに入れるようなサイコロ状のクルトンではなく、バゲットをガーリックトーストしてクラッシュした感じ・・・
なのでドレッシングににんにくが入っていないのにほのかな香りがして美味しいのです。

スターターとステーキのセットで$18、とってもお得でした。
もちろんグラスワインも頂いていい気分♪ お代わりOKのコーヒーはさすがアメリカ、$2と激安です。


さて急がないと・・・
買って来たものを、預け荷物と持ち込み荷物に分けないといけないから・・・

ホテルに戻り預けてあるピギーを出してもらい、13時のシャトルを・・・と頼んだら次は14時だと言うのです。
今12時半で、毎正時に出るシャトルに乗りたい場合「10分前に来ていればOK」と確認を取っていると説明し、
「フライトの関係でどうしても13時に出発したい」と言ったらあっさりOKでした。よかった・・・
ドライバーがランチで不在だったよう・・・なのでフロントの女性が送ってくれる事になりました。

路上の車まで案内され座って待っていたら、外からノックが・・・見ると男性70才台、女性60才台のご夫婦でした。
外からドアで普通に開けられるはずですが、ご年配なので開けてあげると乗り込んできました。
5〜6分で先ほどのホテルスタッフの女性が来て、4人でたわいもない話をしながら出発・・・
ご夫婦はシカゴから来たそうで、ご主人は元ピアニストとか・・・
デルタに乗るお二人が先に北ターミナルで降りる際、後ろに乗せた荷物を自分で出そうとしないのです。
ドライバーも運転席から降りる気配がないので、私が降りて下ろしてあげたのです。

北ターミナルを出るとドライバーの女性が 「あのご夫婦はうちのホテルに泊っていないのよ・・・」と。
あ〜だから冷たい態度だったのですねぇ・・・
「乗せなければいいのに・・・」と言ったら苦笑いしていましたけど・・・あっ私が乗せたのだった・・・


南ターミナルのアラスカ航空は、こじんまりした空間にチェックインカウンターがありました。
NW、AAなどと業務提携しているらしいので、多少なりマイルが溜まっているNWのカードを出しましたが、
WEB購入した激安レートなので果たしてマイルは加算されるのでしょうか・・・
(後日談:ミニマムの500マイルx往復が加算されていました。)
買い出した水やビールが入っているピギーを預け、身軽になってセキュリティを抜け、
出発ゲートへのエスカレーターで上がると、アラスカと言えば・・・の白熊クンにお出迎えされました。


小さな出発ロビーですが無線LANが拾えるようで、私も電源のあるイスを確保し立ち上げたのですが、
野良もポロポロいるものの中々繋がらず、再起動3回目にしてやっと繋がりました。
でも20分ほどで搭乗時間になってしまいましたが・・・

 ANC→FAI 15:10→16:07 AS1895 737-400 57m GMT-9 .

いざ搭乗すると日本人率かなり高し・・・です。
私の周りの席はほとんど日本人・・・20〜30人位いたかもしれません。
自衛隊?か何かの団体のようで、服こそ私服ですが迷彩柄の荷物がゴロゴロしていました。
他に普通の旅行者風の日本人も多かったです。

窓の外には、キャセイ、アシアナ、ノース、エヴァなど見慣れた尾翼がた〜くさん・・・でも全てカーゴでした。
カーゴの場合たくさん運びたいのかどれも747だったのが意外でしたね。

15:05スポットを離れ、スケジュールと同じ15:10離陸。
3−3の配列で、通路側はフェアバンクスに住んでいると言う女性、私は窓際、中席は空いていました。

すぐに小袋のプレッツェルと「水 or オレンジジュース」のサービスです。
水はカップに注いだもの、オレンジジュースはカップにパックされたものでした。

雲ではなく雪山です 険しいながらきれい♪ 黄葉と曲がりくねった川

窓の外はもうめちゃくちゃきれいで、へばりついて眺めていました。
絨毯のような黄色い大地が黄葉だと知った時の感動は言葉で現せないほど・・・

定時に離陸した割には20分ほど早くフェアバンクスに到着、国内線なのであっという間にバゲージエリアへ。
私のピギーが出てくる前にお迎えの人とすぐにお会いでき、
「ち〜坊です!」と挨拶している間にピギーも早々に出てきたので、すぐに車で出発できました。

当初オーナーのパスカルが迎えに来るということだったのですが、お迎えは彼女のお友達でした。
普通乗用車の助手席なので、眺めがとっても良いです。
上空から見えた黄色い絨毯もきれいでしたが、車窓の向こうもまっ黄っ黄っ♪
緑の針葉樹と相まってそれはもうとってもきれいです。お天気も良いのでキラキラしていました。

こんなま〜っすぐなハイウェイをひたすら走ります 黄色ですが軽ではありません(爆)
ここは私道です お泊りはこのロッジ

幹線道路を約40分弱走り、森の小道を更に入って今夜のお宿に着きました。
これだけ回りが森で囲まれていれば、外の明かりには邪魔されないでしょう。
あとはオーロラさまのご機嫌次第です。

メイン棟でオーナーのパスカルと会ってから、部屋へ案内してもらいます。
ロッジは見た目1軒屋ですが、オーナーのいるパブリックな部分と客室は中からの行き来はできません。
2階のロッジは外階段からしか入れないので、真冬の移動は辛そうですねぇ・・・
しかも2階入り口のドアは24時間ロックしてはいけないそう・・・
そりゃオーロラ見に行った人が入れなかったら凍死しちゃいますから当然ですね。
ま、それくらい安全な地なんです。

1階に4室、2階に3室の計7室あるようで、当然2階の方が条件は良く、
さらに北向きに窓があるのが最良で、それはこのロッジには2室のみ。
今夜は私の他にニュージャージーから来たカップルだけなので、その2室が割り当てられていました。

2階にあるパブリックスペース

外階段を上りドアを開けるとと〜っても温かい♪ 建物全体がしっかり暖房されています。
ドアをあけた所が、木製の温かみのあるテーブルやイスが置かれたリビング・ダイニングになっており、
電子レンジやコーヒーメーカー、トースターや湯沸しポット、冷蔵庫など誰でも自由に利用できます。
無料のパソコンも置いてありました。
もちろん持参のパソコンは無料で無線LANが繋がります。

北西の角部屋♪ 丸太と赤い壁がおしゃれなバスルーム

入口を入ってすぐ左が私の部屋・・・つまり角部屋♪ 北と西に窓があります。
もうひとつの北向き窓がある部屋はもう少し広いのですが、窓は北側にひとつだけ、
一番奥の部屋は更に広いのですが、窓は南に2つ・・・
2人で利用するとちょい狭めですがひとりなら充分な広さの私の部屋が、条件的には一番良いですね。
心配なのはドアの前にあるリビングがどの位うるさくなるか・・・てなところですが、
シーズン中は夜中じゅう出入りで騒がしいかもしれませんが、今夜はもう1組しかいないので大丈夫でしょう。

水、ビール、チーズ、ビーフジャーキー、ポテチ、カップ麺、トマトなどなど・・・

荷物の整理をし、買って来たものを冷蔵庫にしまったら、早速ロッジの周りを散歩してきましょう♪
少し傾斜になっているロッジの南側はとっても広くて、真っ青な空、まっ黄っ黄の葉っぱ、白樺の幹、
お花も下草もまだまだ色鮮やかで生き生きしているし、なにより張り詰めた空気が気持ち良い♪

ログハウスなんです
全て敷地内。熊は出ないそうですが、ムースは出るらしいです・・・でも熊も出そうな雰囲気でした・・・

写真を撮っていると、この家のひとり息子のダンカンが遠巻きにやって来ました。
最初は声をかけてもいまひとつ打ち解けてくれなかったのですが、
愛犬シーッドのお陰でちょっとずつ距離が縮んで、一緒に走り回って遊ぶまでになりました。
南斜面の下からロッジをちょこっと撮るだけつもりだったので、上着を着ずに出て来たので寒くなり、
そろそろ部屋に戻ろうとすると、「あっちに行こうよ!」とか、椅子を出してきて「座ろうよ!」と・・・
可愛いボーイフレンドに束縛されてしまいました。^^;

最初はモジモジ君だったのに・・・ 段々心を開いてくれました ポインタしてね ポインタしてね
Sidは4才のゴールデンレトリバー。女の子なのにいびきがすごいんです。(笑)


オーナーのパスカルは犬ぞりのマッシャーでもあるので、広い庭に12頭のアラスカンハスキーを飼っています。
近寄ると吠えるのでちょっと恐いのですが、野生の動物や不審者は近づけないから番犬になりますね。

餌やりの時は大騒ぎ! 早くちょうだいよ!って吠える!吠える!

夕食は18時半とのこと、中途半端な時間なので一旦ロッジへ。
陽だまりで暖かいダイニングを独り占めしてネットしている内にディナーの時間です。
ディナーは母屋(笑)の一番奥。
ニュージャージーから来たご夫婦と一緒に3人でテーブルを囲みます。
スープとデザート以外は大皿で出され、取り分けながら頂くので必然的に会話が弾みます。
サーブしながらパスカルも会話に加わり、ひとり旅でも楽しくお食事ができました。
シーッドがボールをくわえ「遊んで♪」とやって来たのですが、
ご飯食べているのを理解すると、おとなしく足元で寝てしまいました。「おとなしく」は訂正!すごいいびきで・・・(爆)

熱々オニオングラタンスープ マカロニとベーコンのソテー ローストポーク
取り分けながら頂きます 取り分けた私のお皿 チョコレートブラウニー

全てパスカルがひとりで手作りした温かみのある家庭料理で、とっても美味しかったです。

明日の早朝4時に帰るという彼らは、今夜はオーロラ待ちはしないためお話が弾んでいます。
深夜に備えてひと眠りしたい私はひと足早く部屋に戻り、シャワーを浴びてとりあえずベッドへ。



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