Chengdu → Jiuzhaigou |
2009年10月 RTW4周目第3弾 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
七転八起いとをかし 4日目 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(昨夜の話です。) 寝たのが22時半、モーニングコールの電話がなったと思って飛び起きると・・・ 電話は切れており、枕元の時計は23時半・・・ 時計が止まっちゃった? それともまだ寝て1時間後の23時半? 誰かの間違い電話? それとも目覚まし時計のセットミス? なに?なに?・・・ なんだかとっても不安になってしまいました。 でも腕時計も携帯の世界時計も23時半なので、自分を信じてベッドに戻ります。 でも不安をかかえているせいか、 0時ちょい過ぎ、2時半、3時半・・・と目が覚めてしまうのです。 その間は熟睡できたのがせめてもの幸いですが・・・ 3時半の時点でもういいや・・・と起きることにしました。 頼んでおいたモーニングコールはちゃんと4時にかかってきたので、 やっぱり間違い電話だったのでしょうね、ホント迷惑です! フロントが使えない割には、英語と中国語の自動音声でのモーニングコールでした。 4時半にフロントに下り、当座不要な荷物を預かってもらい、デポジットの100元を返してもらい、 大通りまでスタッフが一緒に行ってタクシーを拾ってくれました。 この時期の5時はまだ真っ暗で人通りもなく、ひとりだったら恐かったかも・・・ スムーズにタクシーが拾えたのですが、これがかなりラッキーな事だったとはこの時点で知る由もなく・・・ しばらく走って高速道路に入るとなんだか視界が良くなく、空港に近づくにつれかなりの濃霧になってきました。 成都空港には2つのターミナルがあるのですが、ちゃんと四川省内専用ターミナルにつけてくれました。
チェックインはスムーズ、X線での荷物検査ではパソコンはピギーから出さなくていいとのこと。 出発ゲートのC2まで延々歩き、結局国際線ターミナルに近い所にゲートがありました。 その間3〜4箇所First Class Lounge があり、こんな早朝でも全て開いていたのですが、 First Class Loungeの文字以外なにも表示されていないので利用できる基準がよくわからず、 インフォメーションで聞いてみるも「わからないのでラウンジで聞いて・・・」との事、 ゲートに一番近いラウンジに聞きに行くと利用可能で、搭乗券のNHの番号を手書きでメモっていました。
受付でアクセスポイント(パスワードは無し)を教えてもらったのですが、 繋がったと思うとブチっと不可になってしまいかなり不安定な感じなので、設置済みのPCを使いました。 その内ふと気がつくとなんだかディレイのアナウンスが頻繁・・・ ラウンジ内にトイレがないので、トイレに行く方々出発ボードを見たらびっくり! 軒並みディレイの赤い文字!!
レセプションで確認すると濃霧のせいとの事。ラウンジに窓がないので気がつきませんでした。 外が見える所まで行ってみたら、空港に着いた時より更にひどくなっており数メートル先が全く見えません。 後で聞いたところによると、成都は霧の発生率がかなり高い空港らしいです。 当然私が乗るべき飛行機も遅れており、アナウンスに耳を傾けてラウンジに待機していました。 ラウンジが利用できてほんとによかったです。 本来なら九寨空港に到着の07:45にやっと搭乗開始のアナウンスがあり、ラウンジを後にしました。 「九寨溝に着いている時間なのに・・・」なんて心中ですが、更なる試練があるとはこれまた知る由もなく・・・
07:50、バスで機体にアプローチしたものの、タラップの前に10分程立って待たされました。 なんとクルーがまだ乗っておらず、後のバスで着き、待っている客の前を通ってタラップを上って行きました。 さすが中国です、もう驚きませんが・・・
座席は3−3の配列、飛行時間が45分なので通路側が好きな私ですがあえてA席をとっていました。 45分ならトイレの心配はないでしょうから、四川の高山を窓から見たいかな・・・と思って。 な・なのに・・・なんだか全然飛び立つ気配がないのです。 確かにまだうっすら霧はかかっていますが、他の飛行機は徐々に飛び発っているのに・・・ アナウンスも何もないので何がなんだか全くわかりません。 到着空港側のお天気の問題ならいいけど、機体になんらかの異常がある?・・・とか不安になってきました。 CAがお菓子と水を配り始めたのも、長引くからだな・・・と更に不安を掻き立てます。 その内段々客が騒ぎ始めました。 怒鳴りだす客が何名もいるだけでなく、最初は穏やかに話していたCAも怒鳴り返すあたりさすがは中国! やっとコックピットから状況説明があったようですが、中国語オンリーなので皆目わからず・・・ 結局11:20にスポットを離れ、離陸したのは11:45でした。 飛行機に3時間45分のカンヅメ、空港には6時間もいたことになるわけです・・・(>_<) ここまでひどいとは思っていませんでしたが、そんな事もあろうかと往復とも余裕は持たせておいて正解でした。 それにしても何が原因であれだけ遅れたのか今でも謎です。(現地お天気の問題ではないのは確認済み)
フライト自体は穏やかでスムーズ、九寨・黄龍空港に近づくにつれ険しい高い山々がすぐ真下に見え、 きれいなので撮っていると、隣もそのまた隣の人も私の顔の前を、遠慮もなくカメラを持った手が伸びてきます。 挙句の果て、ちょっとこれで撮って・・・とカメラを渡されたり・・・ 九寨・黄龍空港には12:25にランディング、なんと5時間の遅れでした・・・あ〜疲れた。 海抜3447.65mとかなり高所にある空港で、機内で食べなかったお菓子の袋がパンパンになっています。
歩いて小さなターミナルに入り、預け荷物もないのでこれまたすぐに小さな到着ロビーに出、 目の前のバス会社の窓口へ行ったのですが、まだ私ひとりなので「もう少し待って」とのこと。 なので一旦外に出てみると、しつこくないもののタクシーの声があっちこっちからかかるけど、 ひとりではとっても高いのでもちろんお断りし、バスの窓口へ戻ると切符を売り始めていました。
11名+助手席で12名乗れるミニバス、オンボロを想像していたのですがきれいで新しそう・・・ 道中、チベット族が住んでいるのか高いノボリがはためく村や、道端で草を食むヤク、 羊飼いにつれられた羊の群れなどを楽しく眺めながら、約1時間で九寨地区に到着しました。 九寨でのお宿は予約しておらず、泊まりたいと思っているお宿を運転手に告げておいたのですが、 幹線道路に面していないのに、一番最初にそのお宿のまん前に横付けしてくれました。 なんだかとってもラッキ〜です。 でもお目当てのお宿のシングルやダブルルームは満室との事で、 唯一空いているドミトりーを見せてもらったのですが、妥協するにはかなり無理がある状態・・・ たまたまオーナーが日本語のできる人だったのが想定外のうれしい誤算で、 荷物を預かってもらい、教えてもらったいくつかのお宿を見に行ってきました。 でも教えてもらった2箇所の内、1箇所は満室、もう1箇所はやはり妥協できない部屋だったので、 自分で更に2箇所訪ね、部屋を見せてもらい決めてきました。 わりと空いているようで、同じ宿でもいくつも部屋を見せてもらえ、意外と安かったのでラッキーでした。 預かってもらった荷物を取りに戻ると、 久しぶりに日本語を話したと仰って色々お話がはずみました。 美味しい店などのアドバイスを頂き、何か困った事があったらいつでも来てくれていいから・・・ と、泊まりもしないのにとっても心強い事を言っていただきました。
おじさんとおばさんがとっても気さくで良い人だったこと、部屋からの眺めが良かったこと、 そして予算内だったのに更にディスカウントしてくれたこと・・・で決めたお宿ですが、 実はここでも言葉が全く通じないのでかなりてこずりました。 でも意思疎通ができないとおばさんはどこかに電話をかけるのですが、 その相手がなんと日本語がとっても上手な女性だったのです。 何度も電話をかけてご迷惑だったかもしれませんが、お陰で双方が100%理解&納得できました。 昨夜から寝ていない、成都空港でのすったもんだ・・・などなどで疲れてはいるのですが、 暗くなる前にやる事やっておかなくては・・・とすぐにお宿を出発しました。 町中がもう充分に九寨溝的景観で、歩いているだけでいい気分♪
町歩きを楽しみながらまずは九寨溝入口へ。 明日一番乗りで入りたいため、切符売り場やトイレ等をチェックしておきます。 さらに歩いて、今度は黄龍行きのバスターミナルへ。 時刻と乗り場をチェックするために行ったのですが、前日だと思っていた発売日が2日前から購入可能とわかり、 ラッキーにも今購入する事ができました。 これで明日はゆっくり九寨溝だけに専念できますね♪ さて朝からほとんど何も食べていないので、お腹がとっても空いてしまいました。 教えていただいたお店は、お宿への帰り道のお宿寄りにあるのでちょうど良い。
ここは汚ったな〜いメニューながら英語が併記されており、 漢字だけでも英語だけでもはっきりしない事がありますが、両方照らし合わせるとわかりやすいですね。 大葱肉片は英語ではガーリックポークとなっていましたが、どっちも中途半端な説明・・・ 実際は豚肉と大量のネギの炒め物で、足して2で割った感じですね。とっても美味しかった♪ 漬物風かなと思ってオーダーした酸辣白菜も炒め物でした・・・でもシンプルで美味しかったです。 実は麺もオーダーしていたのですがいつまでたっても持って来ず(忘れていたようです)、 すでにお腹がいっぱいになってしまったのでキャンセルしてもらいました。 お宿に戻り、水道の蛇口を開けっ放しにしてもお湯にならず、フロントに言いに行くと なんとお湯の出る時間が、夜は21:30〜23:30のみだというのです。 自家発電の関係のようですが、暗くなると娯楽のないこの町でこの時間帯のみというはちょっとですねぇ。 でも時間になったら熱いお湯がたっぷり出ましたけど・・・
部屋にはキッチュでレトロなポットならぬ魔法瓶が届いており、熱いお湯が入っていました。 中は昔の魔法瓶と同じガラス製、木のフタがねじ込んであるだけの中蓋のみですが、 結構翌朝まで熱さを保っていました。 それにしても部屋がとっても寒く、エアコンはあるもののリモコンがないのでフロントに言いに行くと、 お宿の人やお知り合いの方たちで麻雀をしており、かなり盛り上がっていました。 何もない、そして寒い夜はこういうのが楽しみのひとつなんでしょうね。 「薄着だからだよ、ほら見てごらん」と、めくってて見せた袖口は5〜6枚も重ね着していました。 ホテルの部屋で防寒のために重ね着はしたくないなぁ・・・ そんな事を笑ながら言いつつも優しいおばさんなので、 フロントに置いてあるリモコンを3つ持って部屋に来てくれたのですが、どれも使い物になりません。(>_<) すると今度は電気敷き毛布を持って来てくれたのですが、 元々電気毛布は好きではないですし、何よりコードがかなり危なそうで恐い・・・ 寝てる間に真っ黒焦げにはなりたくない・・・って感じなのです。 でもとりあえずシーツの下に敷いてくれました。 ま〜ベッドが温まったら切ればいいや・・・ |
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