Chuanzhusi → Chengdu |
2009年10月 RTW4周目第3弾 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
七転八起いとをかし 7日目 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4:50にかけた自分の目覚まし時計より10分早く目が覚めました。 寝る前は確かに効いていたエアコンなのに、1時頃大元で電源を落としたようでちょい寒かった・・・ でも早朝でもちゃんとお湯が出たの顔を洗うのはラクでした。 昨日筆談でモーニングコールをやっとわかってもらって5時半に頼んだのに、忘れられた模様・・・ ま〜ここのモーニングコールは、スタッフがドアをノックして起こしてくれるそうなので 最初から当てにしてはおりませんでしたが・・・ 荷物も少ないのですぐに支度は済み、モーニング・ノックが来なかったのでなんとなく怪しいと思い、 予定より早く部屋を出たら廊下は真っ暗・・・壁にある電気のスイッチを探しながら点け1階のフロントへ。 案の定フロントも真っ暗 (>_<) こんな事だろうとは多少なり覚悟していたけれど・・・ フロントやロビーの電気のスイッチが見当たらず、さてどうしましょ・・・ 予約したタクシーの時間までまだ20分あるので時間は充分ですが、 デポジットの50元は諦めてもいいけれど、玄関に鍵がかかったままなので出られない・・・ 1階廊下の一番手前に、部屋番号の書いていないドアがあったので思いっきりノックしてみたら、 昨日フロントにいた女の子が眠そうにパジャマのまま出てきました。ホッ・・・ そのままフロントに行って電気をつけ、デポジットの50元を返してドアを開けてくれました。 それにしてもパジャマのままだなんて・・・男性の客だったらどうするのかしら? ホテル敷地と道路の間の門扉の向こうにライトの点いた車が見えたので、 約束の時間より10分程早いのですが行ってみると昨日のタクシーでした。 門扉が閉じられていて入ってこれなかったようです。 時間前にちゃんと来てくれていた事にびっくり。 きちんとした中国人もいるじゃありませんか。昨日、食堂で会った人たちもそうですし・・・ 暑いくらいに温まったタクシーの助手席に誘導され、 しばらくは対向車もないようなちょっと不安になる真っ暗な道を走ったのですが、 私の不安を察知したのかドライバーはカーステレオに合わせて歌い始めました。 でも歌いだした彼の口はとってもにんにく臭かった・・・(-.-) うっすら明るくなって来た頃空港に着き、車を降り私のピギーをターミナルビルの中まで運んでくれたのです。 にんにく臭くてもとってもジェントルマンでした。^^;
私の乗る飛行機の5分前に出発するカウンターは長蛇の列でしたが、私の便のカウンターは待ちゼロ、 実はこの便、日本でチェックした時はなかったので臨時便なのかもしれません。だから取れたのかも・・・ セキュリティを抜けた左手にファーストクラスラウンジがあったのですが、 中の電気は点いているものの、ドアに太いチェーンがかかって入れないようになっていました。 ま、あと30分なので、エスカレーターで出発フロアの2階に上がってしまいましょう。
小さいし新しいので、すっきりしてわかりやすい空港です。 1から7までゲートがあり、1〜4番ゲートは直接ボーディングブリッジで搭乗できるのですが、 5〜7番ゲートは4番ゲートの先の通路を進んで一旦建物の外に出、 外階段を下り歩いて搭乗するようになっています。 見ていると四川航空や中国南西航空など就航の少ないキャリアのほとんどがボーディングブリッジを使い、 1時間に何便も出ている中国国際航空はほとんど沖止めのよう、実際往復共そうでした。 と言う事で歩いて搭乗です。
バルクから2列目の通路だったのですが、一番前が空いていたのでCAさんに断って通路側に移動。 するとその隣と窓際に中国人男性が2人てしまい、ちょっと残念・・・仕方ないですね。 8:32スポットを離れ、8:40離陸、この間このお二人はずっとデジイチでバシャバシャ撮っていました。 デジタル機器を使用してはいけないと知らないのでしょうか? 安定飛行に入ったら、お手拭とペットの水、そして小袋に入ったピーナッツが配られました。 30分遅れで成都空港にランディング、成都はしっかり霧がかかっていました。 九寨溝に向かった日はもっと濃い霧でしたが、この時期成都は霧が多いようですね。 バンコクから成都に来た時に懲りたので、今回は空港からタクシーで直接ホテルに向かいます。 住所の入ったホテルカードをドライバーに見せたのでラクラク行けると思ったのですが、 OKと分かったように言ったクセにホテル近くまで来てからグルグル、 4日前に泊まったばかりなので私の方がかえって詳しく道案内・・・ 挙句の果て大きな通りの反対側で停まり、横断歩道で渡るように言う始末・・・ もちろん拒否しホテルに横付けしてもらいました。 10時ちょい過ぎのこんな早い時間だったのですが部屋をもらえました。 ラッキー♪とエレベーターで部屋に行くと、なんとお掃除中。 エレベーターホールのソファーに座って待っていると、10分程で「終わりました」と声をかけてくれました。 今度の部屋は窓がなかったのが残念ですが、造りはこちらの方が好きかも。 バスタブがなくシャワーオンリーなのも残念ですが、こんなに早く部屋をもらえるので文句は言えません。 お腹がすいているので、荷物を整理したら早速出かけます。 成都に着いた初日に気になっていた餃子屋さんに行ってみましょう。
テーブルにパウチされたメニューがあるので明朗会計で安心ですし、 肉の種類別に分けられており、具材も白菜とかニラとかにんにくとかとっても分かりやすいです。 猪肉韮菜(豚肉のニラ入り)を注文し、テーブルの上の調味料でタレを作っておきます。 調味料は、四川ならではのラー油、黒酢、おろしにんにく、醤油、グラニュー糖、そして味の素がありました。 味の素が中国らしいですが、グラニュー糖なんかも入れる人いるのですね。 私は基本のラー油、黒酢、醤油でひとつ食べてから、にんにくも足してみました。 いや〜めちゃくちゃ美味しいです♪具も皮もタレも♪ 希望の飛行機がとれず川主寺で1泊をしたため、ここ成都での時間が足りなくなっただけでなく、 九寨溝が寒かったせいか、体調は悪くはないもののなんとなくかったるいので、 当初はちょい遠出などの予定をしていたのですが、成都ではのんびりする事にしました。 でもホテルに入り浸りもなんなので、歩ける範囲で楽しみましょう。
金絲街から金馬街(同じ通りで名前が変わる)あたりからグッと雰囲気がいい感じになってきました。 古めかしい建物が味のある雑貨屋とかカフェになっておりず〜っと続いています。 狭い通りなのに対面なので交通量は意外と多いのですが、狭いからこそノロノロなので歩行者有利です。 文殊院前の文殊院街に入ると、観光客向けの食堂や土産物屋が連なっており更に賑やか・・・
左手に折れ少し行くと文殊院です。
入口に「チケット売り場はこの先○m」と書かれていたので向かったら人民中路に出てしまいました。 あれっ?どこ?と角のお店に人に聞くと、今来た道を指差すのです。で、戻ると・・・
文殊院の入口から結構すぐの壁にぽっかりアナ(窓口ですが・・・^^;)が開いていました。 これじゃ見逃しちゃいますねぇ・・・しかもその表示のすぐそばでしたし・・・
お堂の中は撮らなかったのですが、熱心に参拝している人が沢山いました。 きれいに修復されてしまっていますが、清時代の建物や仏像もあるので5元という入場料は安いですね。 お堂などのあるスペースも広いですが、向かって左側のお庭も散策するには充分な広さがありました。 放生池を取り囲むように造られ、ご年配の方の憩いの場のよう。 マイチェアなのか名前付きの籐の椅子がキープされていました。 中国人は無料なのかどうかは分かりませんが、毎日ここに来ておしゃべりしているのでしょうね。
お寺を見て、疲れたらお庭や風情のある茶所で休んで・・・と半日は過ごせそうですが、 時間のない旅人はひと回りしたらお次へ・・・ 文殊院の前に広がる古い町並みを再現した文殊坊は、雑貨屋さんや小吃のお店が連なっており歩くだけで楽しい♪
ガイドブックに載っていた1件の小吃屋さんでひと休みしようとしたら、まさにご本人が・・・ なので見せてあげたら、みんな集まって盛り上がってしまいました。 自分の店だけ見ればいいものを、他のページにも興味持ってしまったみたいで大受けしてくれるのはいいけれど、 指先なめつつページをめくるのはやめて欲しい・・・(-.-)
名物おじさんお勧めのリャンカウを頂きました。 リャンカウのリャンは凉、カウは米ヘンの右に無みたいな字で、 ツルっと喉越しの良い柔らかめの葛餅風な物に薄めの黒蜜がかかっていました。 文殊坊を出て銀絲街を抜け(これで金銀制覇^m^)入り組んだ道をジグザグに歩いていたら按摩屋さんみっけ。 何軒かチェックし、値段が表示されていたし入りやすそうだったのでこちらへ。
中に入るとおばさんがクロスステッチの刺繍をしており、 フット用のソファが3台、マッサージベッドが2台あり、その内のひとつでおじさんが熟睡していました。 刺繍に夢中で商売っ気のないおばさんがおじさんを起こしてくれたのはいいのですが、 おじさんが寝ていたその生温かいベッドに横になるように言われました。(>_<) 2台あるのだからもう一方のベッドにして欲しかった・・・ メニューは17〜18種あったのですが、私は無難な45分の全身マッサージをチョイス。 まずは仰向けでヘッドマッサージ、なんとなく頭が痛かったのでこれは気持ち良かった。 次は頭をやったその手でフェイスマッサージ(>_<)・・・ま〜自分の頭ですけど・・・ そして肩から腕の付け根、胸の上の方、腕、お腹、足。 それからうつぶせになってまたもやヘッドマッサージ、首、背中、足・・・と。 ちょっと荒めですが、山歩きしたせいか太ももの筋肉痛、首や肩のコリはかなりラクになりました。 45分でなんと20元! 力が強くちょい痛かったけれど、280円なら御の字、毎日でも通いたいくらいです。 とっても良いご夫婦で、飛び込みにしては正解でした。 なにより隣におばさんがいるので安心ですし・・・ 足腰軽やかになったのでちょっとショッピングしちゃいましょうか。 初日にみつけた、成都にしては大きめのスーパーへ。 調味料関係が充実しているのを確認済みだったので、最終日はここでお土産を・・・と思っていたのです。
四川ならではの花椒や唐辛子、日本では高い・・・というかあまり売っていないハトムギ、 紅麹の腐乳、豆鼓醤、松の実醤、唐辛子のスナックなどなどお買い上げ〜♪ ちなみにここ、というか中国が全体的にそうなのかもしれませんが、 お米でも雑穀でも量り売りの場合、一粒ずつ選んで買っているのです。 豆とかならわかりますが、お米を手のひらにのせて良い粒だけ拾い出しているのにはびっくり! 郷に入れば郷に従え・・・私も大きくて割れていないハトムギを選びましたが・・・^^; 後日談ですが、買って来たお土産で好評だったのが唐辛子のスナック。 これは北京や上海では見たことがなかったので、四川ならではの物だと思います。 中の種もぎっしり入ったままの大きな唐辛子なんですが、 日本でも見かけるドライオクラやドライインゲンの唐辛子バージョンみたいな物です。 3袋しか買ってこなかったのが今でも悔やまれます。 中華まんやビール、水なども買ったので、大きく膨らんだ重いマイバッグを肩に掛けお宿へ。 19時過ぎていたので夕食に出るのも面倒になり、買って来た中華まんとビールで夕食にしちゃう事に。 ならシャワーを先に浴びてしまいましょ。
中華まんは、筍と豚肉、青菜の2種。1個6角(0.60元)なので8円もしません。 具は少なめですが、こちらの人は黒酢とかつけて皮も楽しむそうですし、なにより8円ですから・・・ できる事なら蒸したての熱々に黒酢をつけながら食べたかったかも。 でも充分美味しく、ビールと共に安あがりな夕食でした。 荷作りを8割方済ませ、0時にベッドへ。 階段上るのも辛かった筋肉痛、明日はラクになっているでしょうか・・・ |
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