Vientiane 滞在
2009年12月 RTW4周目第4弾
魅せられて、癒されて 4日目



6時に目が覚め、窓の外を見たらまだ真っ暗なのでまたベッドへ。
1時間ほどうつらうつらし、7時に起床。
ゲストハウスでもタオル替えやゴミ箱の片付け位はするでしょうから(と勝手に思ったので)
部屋に入られてもいいように荷物をまとめてから出かけます。

まずは朝ごはん♪
場所は昨夜チェック済みなのでスムーズにたどり着けました。

こんな朝ごはん大好き♪ ポインタしてね ポインタしてね ワクワクなラインナップ

お店の名前は、Pho Dung これでフーユーンと読ませるそうです。
スペルからわかるようにフーはベトナムのフォーと同じですね。(ラオス語でのフーのスペルはFeu)
ということで、ここは麺の専門店です。
朝食を取れそうなお店が周りに何軒かありますが、ここがダントツ混んでいました。
牛肉入り麺だけの店なので、3種ある麺(ミー、センニュイ、センレック)と大盛か普通盛をチョイスすればOK、簡単ですね。
テーブルの上には興味深い調味料が並んでいます。海老味噌だけでも3種もありワクワク♪
座るとすぐにモヤシの小鉢、野菜やハーブの盛合せ、チリの小皿、辛いタレの小皿がセットされ、
その薬味たちと調味料を見ただけでも期待はおおいに膨らみます!

そしてほどなく湯気もうもうのフーが届きました。私が選んだのはセンレック(米の細麺)の普通盛り。
まずはそのままスープをひとくち・・・澄んだスープは薄味でさらっとしているのに上品な濃さを感じます。
ライムを絞り、もやしとハーブをちぎって入れもうひとくち、うま〜♪
海老味噌も入れてみたら複雑な旨みが増して、さらに美味しくなりました。
センニュイ(米の幅広麺)でお代わりしたかったのですが、ランチにひびくのでぐっと我慢してお店を後にしました。



首都であるビエンチャンの、しかも街のど真ん中でも↑のようなトゥクトゥクが活躍しています。
後部座席は横向きの向かい合わせで、派手な色使いはほとんど見かけず、青や緑などのトゥクトゥクが多かったです。
バンコクのような呼び込みもせず静かに客待ちしています。
もちろん普通の車もバンバン走っていますがクラクションの音はほとんど耳にせず・・・
ラオスの国民は穏やかなのかもしれませんね。

首都のど真ん中なのに天秤を担いでいるこんな人の多い事・・・

メインストリートのサームセンタイ通りを5分ほど歩き、小さな交差点からちらっと覗くと古めかしい塔が見えました。

That Dam タートダム(黒塔)

「タート」は「塔」、「ダム」は「黒」、見たまんまの名前ですが、黒いというより黒ずんでしまった・・・という感じ。
建立された当初(16世紀)は金ピカだったのでタートカム(金塔)と呼ばれていたそうです。
時代的な風化もあるのでしょうが、汚れやカビで黒くなってしまったように見えました。
ロータリーを突っ切って、塔を取り囲む生垣の内側に入ってみると、
お供え物が鳥に散らかされていたり、芝生の中で飲食した残骸が残されていました。
古色蒼然として威厳がある塔なので、きちんと手入れしないともったいないですね。


黒塔東側のアメリカ大使館の前を抜け、緑の中央分離帯があり歩道も広くとられているラーンサーン通りに出ると、
ほとんどの大きな交差点では交通整理をしており、1交差点に付き10人位もの男性警官が四隅に分かれて監視、
実際に交差点の中央で交通整理しているのは女性・・・というのも興味深かったです。


シーゲームが開催されているためのアピールで、いつもはこんなに警察官は出ていないそうですし、
対外的に見せたくないお店などは開催中は全て休みにさせたそうです。(昨夜の屋台のオーナー談)
そう言えば昼でも夜でも、小さな交差点にも警官がいましたっけ・・・


ラーンサーン通りをズンズン北へ進むと正面に凱旋門のようなものが見えてきました。

Patousai パトゥーサイ

パトゥーサイはラオス内戦の戦没者慰霊塔で、1960年に建立が始まったのですがいまだ未完成との事。
2000年まではアヌサーワリー(記念碑)と呼ばれていました。
塔は真ん中が通り抜けできるのですが、その中央から上を見上げると天井のモザイク装飾がすばらしいです。

立体的な天井の装飾

4本の塔脚で支えられており、その南西の1本が塔へ上るための入り口になっています。
上るには入場券が必要で、ラオス人が2000キープ、外国人が3000キープと差別化しています。
その差はわずか10円ですが、なんだかなぁ・・・ですね。

殺風景な階段をワンフロア上ると土産物屋が・・・欲しいものはないだろうと思いつつもひと回りし、
更に階段を上ると次のフロアも土産物屋・・・どちらも積極的な売り込みはないですしさびれた感じでした。
さらに上ると屋外に出るのですが、その中央にまたもや小規模の土産物屋があり、
店の中の階段を上がると螺旋階段のあるフロアに出、その螺旋階段を更に上ると塔の一番上に出る事ができます。

この螺旋階段を上るとまさしくテッペンです

でも一番上はとても狭いのでひとしきり俯瞰を楽しんだら、
ワンフロア下りた少し広めのテラスから眺めた方が見やすいかもしれません。


塔から下りたら噴水のある方に出、更にズンズン歩きタートルアンへ。

広場を進み鳥居のようなゲートを抜けると小さな祠があり、ここでお参りしてから本堂へ行く人が多いようです。

ラオス版鳥居?越しのタートルアン ポインタしてね セーターティラート王の像の前で

(写真中)中央に銃を構えて座っているのはセーターティラート王。
1560年、ラーンサーン王国の首都をルアンパバンからビエンチャンに移した人物でビエンチャンの建設者ともいえます。
この像の前で靴を脱いでお参りしてからタートルアンへ向かう人が多かったです。


ポインタしてね

本堂の手前でなにやら撮影していました。
帽子をかぶったレポーターがマイクを持って・・・明るい農村^m^みたいでなんだか素朴で微笑ましい。
たぶんこれもシーゲームがらみなんでしょうねぇ・・・


ポインタしてね

本堂入り口には小鳥の入った籠を売っている人が・・・この小鳥を空に返すことで供養になるのでしょうか。
静かに寄って来るのですが断ればはにかみながら去っていきます。やはり奥ゆかしいです。


That Luang タートルアン

ラオ語でタート=塔、ルアン=大きい、「大きな仏塔」という意味でこれまた見たまんまですね。
タートルアンは1566年にセーターティラート王(在位:1548〜1571)によって建造されました。
塔の高さは45m、青空にまばゆくそびえています。


入り口を抜けると数段上った所に小さな祠があり、信仰心旺盛な参拝者がひしめき合ってこぼれ落ちそう・・・


芝生の中庭をぐるっと歩くと、外壁の内側の回廊には少しだけ仏教遺跡が展示されていました。
目がくらみそうな塔の1層目に上る階段の手すりは龍になっていました。


タートルアンは三層構造となっており、
一層分上ったところをぐるりと一周できますがそれ以上は入れないようになっていました。

ここでひとりの男性がシャッターを押して欲しいと英語で言って来ました。
この人絶対日本人と感じたので、「どちらから?」と英語で尋ねたらやはり日本の方でした。
英語で話しかけてくる事自体、私を日本人と察知したからでしょうし、それにニコンの良いカメラをお持ちだったし、
「さっきパトゥーサイにいましたよね?」と言ったら、彼も「もしや・・・と思っていた」と仰いましたし。
インドネシアに家を持ち(事業をしているみたい)、日本とインドネシアを行ったり来たりしている方でした。
ひと回りしてから途中まで一緒に帰り、マッサージ屋の近くでお別れしました。

やっと探し出したお目当てのマッサージ屋はなんと門が閉まっていました。
庭で洗車していた人に声をかけたら営業は14時からだそう・・・まだ1時間もあります。(-.-)
マッサージの前に飲食できないし、街の中心からちょっと離れているのでまた来るには遠すぎる・・・
ここ、今回はあきらめるしかないですね、残念。

心おきなくお昼ごはんが食べられる・・・と割り切りましょう。
ランチならここ・・・と決めていたお店のある中心部へ戻ります。それにしても暑い・・・

美味しそう〜♪ ラープ・グア サイ・ウア
ビアラオ ラープに追加する野菜 カオニャオ

本格的ラオス料理が食べられるという老舗 Soukvimane スックビマーンにやってきました。
とにかく暑かったのですぐにビアラオを持って来てもらい、飲みながらメニューを検討しました。
キンキンに冷えたビアラオ、ひときわ美味しかった〜♪ できればジョッキじゃない方がよかったけど・・・

牛肉のサラダのラープ・グアには、別の大皿にたくさんの野菜が付いてきました。
ラープ・グアだけで充分な野菜の量なのに、こちらの人は更に加えて食べるみたいですねぇ。
左手前の丸いのは緑の丸茄子で、牛肉と一緒に食べたらとても美味しかったです。

サイ・ウアは英語メニューにはルアンパバーン風ポークソーセージと書かれていました。
腸詰を焼いてスライスしたもので、パリッとした皮の中のミンチには野菜やご飯も混じっていてヘルシーですね。
これはビアラオのアテにとっても合いました。

ランチタイムよりちょっと遅かったせいか、先客1組、後から1組の計3卓だけだったので静かにいただけました。


お腹がいっぱいになったらタラートサオへ。
ラオ語でタラートは「市場」、サオは「朝」。
という事でタラートサオはMORNING MARKET(朝市)という意味ですが、
実際には朝だけでなく、8時頃から18時頃までほとんど1日中開いているようです。
ここでは「シン」というラオス伝統の巻きスカートを扱っている店が多く、
屋台のような小さな店で品数も少ない八百屋さんや電気屋さんなど・・・いまひとつ面白みはなかったです。


すぐ南隣には2007年にシンガポールの出資によって建設されたタラートサオ・モールがあります。
4階建のすっきりした外観とは違い、内部はちょっと圧迫感がありテナントがひしめいていました。
2階は貴金属など、3階はフードコートになっているようですが、もういいかな・・・と上がりませんでした。
このショッピングモールのすぐ東側がタラートサオ・バスターミナルです。今回は利用しておりませんが・・・


暑い中歩いたし、市場の雑踏に疲れてしまったので、ひと休み方々マッサージへ。
マッサージ屋さんはあっちこっちにあるのでよりどりみどり♪
安いのでハズレたってイイヤのノリで近くの1軒へ。
今回もラオス風マッサージを1時間受けました。マッサージの腕前はまあまあだったのですが、
カーテンで個室風になっているものを途中で全開にした時点で次回はもう来ないかな・・・
足を洗うスペースとか全体的には今回のお店の方がきれいですが、
マッサージそのものは昨日の所が数段よかったです。



フルーツを店頭にディスプレイしたお店が並んでいた内の1軒に入って、マンゴースムージーを♪
期待していなかったのですが、このマンゴースムージーがめちゃくちゃ美味しい〜!一気に飲んでしまいました。
写真ではわかりにくいですが、このグラスかなり大きいのです。これで1杯約60円!!
ひと息ついてもう1杯お代わりをしてしまいました。マジ美味しいです。
記録をつけたり道行く人を眺めながら1時間位のんびりしました。


屋台が集まる地区までブラブラ歩いて、ひときわ人が群がっている屋台を発見!
餃子みたいなものを揚げているのですが、揚げても揚げても売り切れてしまいます。
これは気になる!


この屋台はこの揚げ物と肉まんを売っていました。
みんな10個20個と買っているので、きっと美味しいのでしょう。
私も揚げ物を2個と肉まんを1個買ってお宿へ帰りました。

部屋に入ると・・・ゴミ箱も片していないし、タオルもそのままでした。
というか、人の入った気配がありません。
良く言えばプライバシーが保てる、でも結局は手抜きなんですよねぇ、安いから仕方ないです。
でも湿ったタオルはイヤなので、レセプションに言いに行ったらすぐに替えをいただけました。

洗濯をし、シャワーを浴び、前の店でビアラオを買って・・・と昨日と同じ流れ。
さっき買ってきた揚げ物と肉まんをビアラオで・・・の夕食です。


揚げ物、めちゃくちゃ美味しかったです。
揚げ餃子みたいな物だと思っていたのですが、パイ生地の中にスパイシーな豚肉が入っていました。
ゆで卵が半分入っているラオス風肉まんも美味しいのですが、パイのせいで霞んでしまいましたね。
パイが1個10円、肉まんが1個30円と信じられないお値段でした。


寝不足で眠かったので久しぶりに21:30という早い時間にベッドへ。


う・う・う・・・お腹が痛い・・・と目が覚めると23時でした。
尾篭な話で恐縮ですが、出てしまえば痛みは和らぐでしょうに、出ないので辛い・・・
脂汗タラタラ・・・
1時間位トイレとベッドを行ったり来たりして、やっと出たら(スミマセンm(__)m)落ち着きました。

揚げ物も肉まんも熱々を買ってきたので、思い当たる節はマンゴースムージーしかありません。
水道水で作った氷でも使っていたのでしょうね。



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