Luang Phabang 滞在 |
2009年12月 RTW4周目第4弾 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
魅せられて、癒されて 6日目 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
5時にセットした目覚まし時計で起床。 熟睡できたものの睡眠時間4時間半はちょいきつい・・・ ツアーの集合時間は8時なので、もっとゆっくり起きてもよかったのですが、 ルアンパバーンに来た目的のひとつは托鉢を見たかったから・・・そのため早起きしたのです。 托鉢が行われる時間は5時半から6時半とかなりアバウトなガイドブックの記載、 個人の旅行記からもルートなどの詳しい情報は得られないままルアンパバーン入りしました。 大きめなお寺の近くに行けば見られるでしょ・・・と思っていたのですが、 昨日、お宿の人から思いがけない情報が・・・なんと「6時頃この前を通るよ」ですって! でもこの「頃」が不安だったのでかなり余裕を持って起きたのです。 ツアーに出かける全ての準備を済ませ、万全の体制でベランダに出てみるとまだ薄暗く、 ほんの数人の観光客が闇の中に立っているだけでした。 外気温は肌寒く、部屋の中へ入ったものの、 ヒタヒタと気がつかない内に行ってしまったらどうしよう・・・とやはり落ち着かず出たり入ったり・・・ でも案ずるより産むが易し・・・寺院から出発する時に太鼓を鳴らすのですねぇ。 近くの寺院の場合は太鼓の音が聞こえるので、あっ来るな・・・とわかるのです。 更に私の泊まっているお宿の周りには複数の寺院があるせいか、托鉢のスタートも早かったようです。 最初にオレンジ色のラインが見えたのは6時半でした。 (結果論:夜明け具合で変更するためスタート時間は微妙にズレ、多少の差はあれ小さなルアンパバーンのほとんどどこでも見る事ができるようです。)
正面から最初の一団がやってきました。 初めての事なのでこのラインだけなのかもっと来るのか全くわからず、ベランダから見ていたのですが、 最初の一団の後ろにも小さくオレンジのラインが見えたと思ったら、左手の道からもヒタヒタと・・・ これは2階のベランダから見ていてはもったいない・・・と急いで外に出ました。 観光客に喜捨させるための物売りも出ており、お菓子の入った袋や蓮の花だけでなく、 敷物を敷いて場所を用意し、カオニャオ入りのお櫃をセットして観光客に喜捨の体験をさせる人もいました。 白人のカップルがそのお櫃セット(笑)に挑戦したのですが、 正座&立て膝ができず、そして次から次から来るラインが途切れず、お櫃にほとんど残してギブアップしていましたっけ。
敷物の上に座布団を置いて正座する女性陣、一方男性は靴を脱いで敷物の上に立って喜捨するのです。 おかず風な物もありましたがほとんどがカオニャオで、他に蓮の花やビニール袋に入った物などもありました。
いや〜ここは托鉢銀座四丁目ですねぇ・・・ すっかり魅了されてしまいました。 座っていた女性陣が立ち上がり片付け始めたのが7時頃、何度か途切れる事があった時も座って待っていたのに、 こうすくっと立ち上がって片付けをするのはちゃんと終わりがわかっていたのでしょう。 ラインを数えていたとか、オオトリのお寺が決まっているとか・・・? さてツアーの前に朝ごはんを食べておかなくては・・・ お宿の前のお店では、具をチョイスするとその場でバゲットでサンドイッチを作ってくれます。
メニューを見ると、チーズとかハムとか卵とか野菜とか・・・なんだかイヤな予感ですなぁ。 ささやかな期待を持って、野菜とハムでオーダーしました。 複雑なソースを塗り、たっぷりの香草とラオスハムの入ったビエンチャンで食べたサンドイッチを期待していたのですが、 やっぱ・・・バゲットに塗ったのはバター、ハムはロースハム、野菜はレタス&トマトでした。(>_<)
我がお宿のロビーには無料のコーヒー、お茶、モンキーバナナが置いてあるので、 コーヒーとバナナを頂いてマイ・ベランダで朝ごはんにしましょう♪ ハムとレタスの普通のサンドイッチだったのは残念ですが美味しかったです。 でもバゲット自体がめちゃうまなのでサンドイッチにせず、バゲットとコーヒーの方がよかったかも・・・ 8時の集合時間より10分早くツアーオフィスに着いたのですが、まだシャッターが下りたまま・・・ 普通だったらスタッフが来ていてもいいんじゃない? 前のベンチでパンを食べていた女性が声をかけてきました。 ロンドンから来たサラでひとり旅だそう、午前と午後の両方のツアーに申し込んでいるので1日一緒だ♪ 午前中だけの参加のイタリアのマウロと3人で立ち話をしながら待っていました。 私の放った「ラオスタイム」がしばらく流行語になりましたっけ・・・
10分ほど遅れてやっと全員集合! 船着場までみんな(18人)で歩いて行きます。 キャピキャピな人はおらず、若い人でもしっかりした人や、落ち着いた年齢層の方が多くホッとしました。 歩いていたら、なんと我がお宿の前を通るのですねぇ・・・ 午後のツアーの前にお宿に寄れそうでよかった・・・
受付番号で舟が指定され、10人乗りの舟に半日一緒に乗るのは、 ブリスベンのリンダとケイト、ダブリンから来たカップル、サラそして私の6人でした。
今日は曇天でただでも肌寒いのに、動き出すと吹きっさらしの冷たい川風でダウンを着たいほど・・・ 岸を離れてわずか5分ほどで舟のガソリンスタンドに接岸し給油です。 予め入れておけば?と思うのは日本人感覚なんでしょうねぇ・・・
身をかがめて川風をこらえる事1時間10分、スピードが緩くなり凍えていた体もホッとひと安心・・・ ラオラオなどの酒作りの村バーンサーンハイに到着です。 筏のような桟橋で上陸し、階段とは呼べない急な土手を上がると村の入り口です。
観光客目当ての村なのに観光客が少ないので廃れたって感じでした。 ラオラオが自慢ならもっと作っているところを見せたり試飲させないと・・・ 素朴な村を見せたいなら、土産物屋の数が多すぎです。 試飲はラオラオ専門店ではなく、なんでもありのお土産屋の片隅なので飲みにくいし、 買いたいと思っていても買う気が失せちゃいますねぇ。なので誰も試飲していなかったです。 それから観光で食べて行きたいならトイレの設備をもっとちゃんとしなくちゃ・・・と思いました。 舟で1時間乗ってくるのだから必要不可欠なのに、と〜っても汚くてドアが不安なトイレが2000キープ。 しかもわかりにくい所に1箇所あっただけでした。 バーンサーンハイ見学は15分と言われていたのですが、結局は30分後にこの村を出発、 再び寒さをこらえること25分でパークウー洞窟 (Pak Ou) に到着しました。
まずは桟橋からすぐ上った所にある洞窟のタムティンへ・・・
タムティンを背に右手の階段を10分強上って行くと、横穴洞窟のタムプンがあります。 途中、籠に入った小鳥を売っていたり、写真を撮らせてチップをおねだりしている小さな子供がたくさんいました。
ここもかなり埃っぽくかび臭い洞窟で、灯りもなければ外の明かりもまったく届かないので真っ暗。 懐中電灯を持っていた私に4〜5人が歩調を合わせてついて来ました。私もひとりじゃ怖いのでちょうどよかった・・・ ここにも土埃にまみれた仏像が点在していました。 舟に戻りいざ出発・・・という時に、今着いたばかりの舟に乗って来た男性が飛行機に間に合わないので 私たちの舟に乗せてほしいとの事。 こんなに遠いと思っていなかったようですが、所要時間くらい調べてこなくちゃ・・・ でもせっかく来たのだからタムティンだけ見てきたら・・・と15分待ってあげ、7人でルアンパバーンに帰ってきました。 そんな訳で遅れてルアンパバーンの舟着場に着いたのが13時、そしてここで解散です。 午後もツアーに参加する数人は大忙し! 集合まであと30分しかないのに、この間にランチをとり集合場所まで行かなくてはいけません。 私はお宿に寄って持ち物の入れ替えをし、コーヒーを飲みつつポテトチップスをつまみ、 急いで集合場所へ行ったのですが・・・やっぱ・・・ラオスタ〜イム! 参加者もラオスタイム病に罹ってしまったようで誰も来ていません。 13時半ちょうどにサラが戻って来たけれど、結局全員揃ったのは13:40でした。 午前のツアーでボートが違った人や午後だけ参加する人もおり、私を含めると総勢11名でワゴンで出発です。 するとやっぱり・・・出発して2〜3分のガソリンスタンドでまたもや給油、もう慣れましたけど・・・ ひなびた田園風景が広がる車窓は異国にいるのを忘れさせ、なんだか懐かしい感じです。 面白いのは橋、こちらの橋は大きくても小さくても鉄橋が多いのですが枠だけなんです。 線路で説明すると、鉄骨でできた枕木の上に線路のように2本木道を渡し、そこを車輪が通るのです。 なので橋を渡る時は脱輪しないようスピードを落とし、ソロソロと通過するのです。 14:35、タートクアンシーの駐車場に着きました。16時の集合時間を確認し解散です。
ゲート前のチケット売り場で各自入場券を購入し、サラと一緒に鬱蒼と生い茂ったオゾンたっぷりの道を進みます。 ハイキングコースのような山道を進むと色鮮やかな池や渓流が現れました。
10月に行った中国の黄龍のような青い棚田風の池や滝は泳いでもいいのです。 飛び込みをしていた人に聞いたら「とっても冷たい!」って言っていましたが、泳いでOKというのがすごいですね。 黄龍はクリアな青でしたが、ここの水はミルキーな青でこれまたきれい♪ 更に歩くとやっと滝が見えてきました。寄り道しなければゲートから15分くらいでしょうか。
滝に向かって右手の山道を上るとビューポイントがあるようで、「レッツゴー!」とサラが・・・ ところが道とは呼べないような木の根の張った急勾配の山道だけでなく、倒木で迂回路になっていたりしており、 上るのもかなり危険ですが、なんとか上ったとしてもクロックスでは下りる際の足元に自信がありません。 2/3位まで上ったのですが残念ながら断念しました。 頂上まで上るというサラと別れ、ひとり下りて熊牧場を見てからゲートを出、 駐車場の周りの売店をひと回り見てから車に戻ると集合時間の10分前でした。 もちろんラオスタイムなのでまだだ〜れも来ておりません。 出発時間ギリギリに戻ってきたサラに、スニーカーを履いて来なかったことを後悔するような画像を見せてもらいました。 次はルアンパバーンへ戻る途中のモン族の住む村へ・・・ タートクアンシーの滝から車で約15分の、ひと回り10分もかからないような小さな集落でした。
この村の家屋は高床式になっており、バナナの木が生い茂り、あっちこっちにひよこがいるのです。 ひよこがいるなら親鳥もいそうなものですが、親鳥はほとんど見られなかったのが不思議。 ひよこも黄色とかじゃなくてブチなどの変り種・・・なんの鳥なんでしょう? ちょこっと織物や小物等の売店がありましたが、全然売れていなかったですねぇ・・・ 15分ほど見学してからモン族の村を出発、来た道を戻る事20分でルアンパバーンのプーシーホテル近くに到着。 ナイトマーケットの出店の関係でここで解散となりました。 ナイトマーケットでラオスサンドイッチを買って帰ろうとしたのですが、 どの店も今朝食べたような具(ハムとかレタスとか卵)のサンドイッチばかりです。 ビエンチャンで食べたような、がっつりラオス風サンドはどこにもありません。 西洋人観光客の多いルアンパバーンなので、無難な野菜やハムにしているのでしょうか・・・ ナイトマーケットのお店を見ながら東へちょっと歩くと、左手にワットマイが・・・
1821年建立のワットマイは完成まで50年かかったと言われています。 正式名は「ワットマイ・スワンナプーム・アハーム」といい、「美しい黄金の地の新しい寺」という意味だそうです。 そう、バンコクの新空港・スワンナプームと同じ名前なんですねぇ。そうか、黄金の地なのか・・・ 私がたどり着いた時は残念ながらすでに閉まっており、境内しか見られませんでした。 陽が傾いてきたのでワットマイのちょっと先にあるプーシーの丘へ急げ〜! 丘の高さこそ150mですが海抜からは700mもあり、 328段の階段で上がると、メコン川とカーン川に挟まれたルアンパバーンの町が一望できるのです。
シーサワンウォン通りからの階段(上左の写真)を上り切った所の左手に入場券売り場があります。 この時点で、まさに火の玉のような大きな太陽が山の合間に吸い込まれる所だったので、 すぐ頂上に向かわず、切符売り場の向かいにある公園の見晴台から眺めたのが下左の写真です。
太陽が山に落ちると帳がおりるのは早いので急いで頂上へ・・・これが結構上りでがあり、 息を切らして上りきると、焼けた空、山のいただきのグラデーションがとってもきれいでした。 ひとしきり夕景を楽しんでから薄暗くなった階段を慎重に下りました。 朝、バゲットを食べただけ(昼にポテチ食べたけど・・・)なのでお腹ペコペコです。 夕食はここ!と楽しみにしていたお店に行こうとガイドブックを再確認したらなんだか定休日みたい・・・(-.-) でももしかしたら・・・と淡い期待を持って行ったのですが、やはり定休日の看板が下がっていました。 すぐ近くにフレンチ風ラオス料理の評判のお店があったのでそこへ変更です。お店の名前はエレファント。 本当はどっぷりラオス風がよかったのですが仕方ないですねぇ・・・
メニューを見ると半分位はラオス料理なので、豊富なワインではなくビアラオを注文しました。 ちょい良いめのお店なので、ビアラオでもアミューズが出ました。 パイカップの中にハーブのきいた豚肉のミンチが入っており、これはこれで美味しかったです。 ラープに似たネームは、肉はほとんど入っておらずたっぷりの香草やナッツや何かの乾物が入っており、スパイシーで美味し〜。 サイ・ウア(腸詰)は2度目でしたが、ビエンチャンで食べたのとはちょっと違い、 肉だけのむっちりしたスパーシーなもので、これまた美味しい♪ 雰囲気が良かったので赤ワインを追加してお料理を頂きました。 お腹いっぱいなのでデザートはさっぱりとフレッシュフルーツにしたのですが、こんなにかわいくサーブされるとは♪ クレジットカード払可ですが手数料はかかりません。さすがはエレファントです。(US$建での請求) 街灯がほとんどないのでお店が途切れると真っ暗なのですが全然不安じゃないのです、不思議な町ですねぇ。 あ〜満足♪満足♪とお宿に戻り、シャワー&洗濯を済ませ、 今夜もPC持ってロビーに下り、ケーブルで繋がせてもらいます。 戸を閉めるまでテラス風にオープンにしているロビーなのでちょい肌寒いのですが、ビアラオを1本とって飲みつつネット。 ひとしきりやる事を済ませてから部屋に戻り、TVをつけることもなく23時ベッドへ・・・ |
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