Luang PhabangVientianeBangkok
2009年12月 RTW4周目第4弾
魅せられて、癒されて 7日目



6時にかけた目覚ましで起床。
外から人の声が聞こえますが、6時半にならないと来ないのは昨日でわかったので、支度を整えておきましょう。

ポインタしてね

ロビーのルアンパバーン茶をもらってベランダのテーブルについた6時半、やって来ました!
月曜のせいか昨日より見物人はずっと少なく、外に出てあげた方がいいのかしら?とちょっと思いましたが、
高いところからで申し訳ないけれど、今日はベランダから拝見しました。


さて朝ごはんを食べに行きましょう♪


ラオスは麺類が豊富です。今朝はカオ・ピヤック・セン(鶏ガラスープ&米麺)にしてみました。
カオ・ピヤック・センのみの店なので、「豚肉入り」か「豚肉と卵入り」の2種しかありません。
その差は10円なので両方入りにし、壁にぶら下がってるビニール袋に入ったライスクラッカーも注文しました。

まずはスープをひとくち、とろんと感じるほど濃厚な鶏のスープがめちゃくちゃ美味しい!
モヤシを入れライムも絞りもうひとくち、更に美味しくなりました。
同じ米でもセンレック等とは全く違い、もっちり・しっこりしたコシの強い麺がこれまたうま〜♪
ライスクラッカーを割って入れて・・・カリカリなのも、スープがちょっとしみ込んだのもどっちも美味しい♪
調子にのってテーブルにあった辛いソースも入れたら・・・これはこれで好きですが、
鶏の風味が辛さに負けてしまいちょい失敗、入れない方がずっと美味しかったです。
お初のカオ・ピヤック・セン、大満足!!


さて腹ごなし^^;に動きましょう。
昼には一旦お宿に戻りチェックアウトしないといけないので、精力的に歩かなくては・・・
まずはルアンパバーンと言ったらやっぱここを見なくては・・・

 Wat Xiengthong ワット・シェントーン .

セーターティラート王によって1560年に建立された、ラオスでもっとも美しいと言われているお寺です。
北ラオスの古典的な建築様式で「ルアンパバーン様式」とも言われ、
優雅なカーブを持って幾重にも重なるような三角屋根が地面近くまで伸びています。


 本 堂 .
本堂正面 本堂裏のマイトーン 中には光り輝く大仏?が・・・

本堂の裏正面の壁に描かれているモザイク画はマイトーン(黄金の木)と呼ばれており、
仏教の大切な教えを樹にたとえ、緻密でカラフルなモザイク画で表現しています。
かつてこの位置に植えられていた樹高160mもの大樹がモチーフになっているといわれています。


 レッドチャペル .
レッドチャペル ポインタしてね ポインタしてね

本堂の裏手にあるレッドチャペルは、金の施しのあるピンク地の壁にカラフルなモザイクがきれいです。
小さな祠に靴を脱いで上がると、金色と赤が多用された狭い空間の一番奥に、
セーターティラート王が持ち込んだと言われている寝仏が安置されていました。


 ホーラーサロット .

インドの叙事詩「ラーマーヤナ」の場面が描かれた金色の正面外壁を見てから中に入ると、
1960年のシーサワンウォン王の葬儀で使われた、黄金の龍をモチーフにした霊柩車が収められています。
彫刻家ティタンによって彫られた5頭の龍の背の中央には、シーサワンウォン王の黄金の棺が安置されていました。
入り口で再度チケットのチェックをされて入るといった厳戒さですが撮影はOKで、見学しているのは私ひとりだけでした。


メコンとナムカーンの2つの川に挟まれたワットシェントーンを出て、ナムカーン沿いを散歩しましょう。


ぐっと川幅が狭くなったナムカーンは雄大なメコンとは違い素朴です。
河川には色々な農作物が植えられており、行きかう舟も生活の足といった感じの質素なもの。
その光景を見ながら・・・的なオープンカフェや食堂のテーブルセッティングが道の川側に続いていました。

しばらくナムカーンを眺めながら歩いていたら、遠くに面白そうな橋が見えてきました。

危なそう・・・ 流されそうじゃないですか・・・ こわっ・・・ 撮って!とポーズ

道路から階段で降りると小さな小屋があり、なんとこの橋、有料なんです。
大変な思いをして作った私橋なのでしょうね。
太い竹を軸に裂いた竹で編み、竹皮や棕櫚の紐で結んだようなこの橋は踏むとミシミシしていました。
大雨等で水量が多いと流されてしまいそう・・・


ナムカーンが大きく曲がるところからメイン通りに出、ヘリテージ・インフォメーションセンターへ行ってみましょう。
世界遺産に登録されたのをきっかけにルアンパバーンの家屋などを展示しており、無料で見学できます。

ポインタしてね 下はこんな感じ 広い廊下 廊下の奥に寝室が・・・

これは立派な高床式家屋なので、床下は高さがありしっかりしていました。
柱ごとに木枠で囲まれていたので、動物を区分けしたり、農作物や農具もきちんと整理できたのでしょう。
階段を上がった所は廊下なのですが、それぞれの部屋へ入るだけが目的ではなく、
広くとられたこの廊下は風の通りが良いので、今で言うリビングとして利用されていたのではないでしょうか。
ここは素朴なお庭もきれい、トイレもきれいで無料でした。


ヘリテージ・インフォメーションの周りは緑のトンネルでいい感じ♪
こちらは現存する庶民の高床式住居で、インフォメーションで見たものとはずいぶん違いますねぇ・・・


メコン川にぶつかる手前の通りにお寺が2つありました。

お庭に金色の仏像が並ぶワット・チュムコーン ↑ポインタしてねワット・シェンモアンは色彩がとってもきれい

このお寺から出てきた僧侶たちの托鉢を今朝見たので気になっていたのですが、
観光客に見学させるようなお寺ではないようで、どちらのお寺のお堂も扉は固く閉ざされていました。

お庭を軽くひと回りしたら、メコン川に出てみましょう。
川沿いの通りには興味深いお店が続き、横丁をちらっと覗くととっても良い雰囲気です。
ブラブラするにはちょうど良いサイズの町ですねぇ・・・

お米屋さん 見た目よりずっと美味しいバゲット 焼物屋さんポインタしてね
鬱蒼とした横丁 煉瓦敷きの歩道 ナンプ広場

いい気分で歩く私の前を、二人連れの男性がコソコソ話しながら自転車を押してゆっくり歩いています。
さっさと行ってくれればいいのに・・・と気になってちょっと警戒していたのですが、
抜いちゃおう・・・と歩みを早めたその時、突然声をかけてきました。
高校生くらいにしか見えなかったそのお二人は日本語を勉強している大学生でした。
日本語で話しかけようかどうしようか・・・と相談してノロノロ歩いていたみたいです。
英語を習っている日本人に例えると、
ひとりは中学生レベルの日本語をしゃべりますが、もうひとりはほとんどダメでした。
5分ほど立ち話をしたのですが、純朴でとっても良い学生さんだったので、先入観はいけませんね・・・

さて、ふらふらしているようですがちゃんと目的地に向かっています。
タイもそうですが、こちらの麺類は量が少なめ・・・
なのにさっきカオ・ピヤック・セン1杯だけでやめておいたのは、もう1種類の麺を食べたかったからなんです。
(本当はもう3種類だけど、いくら私^^;でもそれは無理と言うもの・・・)

たどり着いたお店はカオ・ソーイ屋さん。
さっきの大学生も、「とっても美味しいのでお勧め」と言っていたので楽しみです。

ポインタしてね カオ・ソーイ ポインタしてね

カオ・ソーイと言ってもタイのカオ・ソーイとは全くの別物、
スープは澄んでおり、麺は細めの幅広な米の麺で、どちらかと言ったら坦々麺風でした。
上にのっている辛味噌を溶かずにまずスープをひとくち飲んでから、
サラダ菜以外の野菜全部とライムを入れ、辛味噌を溶いたら味噌ラーメンみたいになりました。
これはこれで美味しかったけれど、今朝のカオ・ピヤック・センのスープと麺が忘れられないなぁ・・・


チェックアウトは12時なので急いでお宿に向かう途中に朝市発見! なんで急いでいる時に偶然通ってしまうのよ・・・

フルーツ色々 バナナのつぼみ 手作りの調味料 カイ・ペーン

カイ・ペーン(川海苔)のお店やラオス風サンドイッチ屋さんもここにはありました。
この後がなければカイ・ペーンを買って帰りたいところですが、荷物を増やしたくないのでグッと我慢です。
昼前だというのに店じまいを始めている店が多いし、私も時間がないので横目で見つつ急いでお宿へ。
ギリセーフでチェックアウトし、荷物を預かってもらって再びお出かけ・・・

まずはマッサージへ♪

入り口はさりげなく・・・ ポインタしてね

2階にあがり、個室で着替えて出ると・・・なんと待っていたのは男性でした。
またヤナ気分にさせられるのかなぁ・・・とちょいブルーになるも、そんな心配はマッサージが始まって1分で雲散霧消。
この人とっても上手♪ 下手なバンコクのマッサージ師よりずっと上手でした。
延長したいところですが時間がないので残念! 昨日こちらに来ていればよかった・・・とちょい後悔です。


ではルアンパバーン最後のランチをいただきに行きましょう。
ここはお宿のスタッフが勧めてくれたお店で、ビエンチャンに本店のあるタムナック・ラーオ。

やっぱビアラオ 茄子のディップ 茄子の炒め物 デザートポインタしてね

暑いのでもちろんビアラオを♪
3 Elephant Dip というのが気になったので注文したら、いろんなハーブの入った茄子のディップと熱々バゲットでした。
食べやすく切り込みが入っているバゲットは、生地からの焼きたて?と思うほど美味しいし、ディップも複雑な味でうま〜♪
茄子と豚肉とエシャロットの炒め物も繊細なお味でとっても美味しかったです。
茄子づくしになってしまいましたが、大好きなので満足♪
お勧めを聞いてお願いしたデザートは、バナナをもち米で包み、ココナッツをまぶして揚げた物・・・
美味しいけれどかなりヘビー・・・頑張って半分食べたところでやっぱギブアップでした。


さてそろそろルアンパバーンの町を出発しないといけない時間になってきました。
お宿に戻り預かってもらっていた荷物をピックアップし、頼んでおいたタクシーが来るまでロビーで待っていたら、
「車が来たよ」とスタッフが声をかけてくれました。出てみると・・・

呼んでくれたタクシーとはこれ・・・

なんと4輪軽トラのトゥクトゥクじゃないですか・・・(>_<)
昨日「トゥクトゥクじゃなくてTAXIね!」と言っておいたのに・・・
でも屋根の上には一応「TAXI」の表示があるのでなんとも言えませんねぇ。
空港から乗ってきた時はちゃんとした車だったので不意打ちですなぁ・・・
もちろん相乗りじゃないので私は助手席に案内され、広い後部座席というか荷台にピギーを乗せて出発です。
タイでも乗った事のないトゥクトゥクなので、これはこれで楽しい経験でしたし、
何よりスピードが出ないので私向きかも・・・^^;


なんとかたどり着いたルアンパバーン空港

X線で荷物をチェックしてから建物に入り、左手のチェックインカウンターへ。
ここでピギーを計量され、10kg超えているので預けるように言われたのですが、
ビエンチャンで乗り継ぐため預けたくないので、中のパソコンを出すから計量しなおして・・・と申し出たら、
出さなくていいとそのままOKにしてくれました。
席も後方の窓際を希望したら、「たぶん隣はいないはず・・・」と・・・ありがとうございます。

搭乗時間は17:20、狭い空港なので17:10になってからゲートロビーに入ったのですが飛行機が来ていません。
ま〜ラオスタイムだし、ラオ航空だし・・・とロビーのTVでシーゲームを見ていたのですが、
出発時間の17:50になっても折り返し便はまだ着かないのです。
18:15になってやっとあったアナウンスでは、到着便のディレイで当該便は19時の出発との事。
ビエンチャンに着いて1時間20分後の乗り継ぎ便があったのですが、
定時に着いた場合早い便に変えればいいと、あえて遅い便にしておいて良かったです。

それにしてもこの空港の節電意識はとっても高い!
さっきベトナム航空が飛び立って行ったと思ったら、滑走路などの電気は全て消してしまいました。
なので窓の外は暗黒の闇・・・
だから外のライトが点きだしたら、あっ飛行機が来るな・・・とわかるのです。
ビエンチャンからの飛行機は18:50に到着しました。ライトが点いたのはなんと5分前の18:45!
万一点かなかったらどうするの・・・ヒヤヒヤ・・・


 LPQ→VTE 1750→1830 QV104 MA60 40m GMT+7 .

19:00歩いて搭乗開始、19:15ドアクローズ、19:18スポットを離れ、19:20離陸、すごっ!
結局1時間半の遅れ、所要40分の距離にしたらずいぶんな遅れですねぇ・・・でも飛んだだけありがたいか・・・
座るとすぐにおしぼりとプラカップに入った水のサービスがあったのですが辞退しました。

到着もそのまま1時間半の遅れで、20:00ちょうどにビエンチャン・ワッタイ空港にランディング。
国内線ターミナルから一旦外に出、右手の国際線ターミナルビルへ移動します。
乗り継ぎには充分時間があって楽勝だと思っていたのですが、なんだかチェックインカウンターの進みがよくありません。
2つのCクラスレーンには先客がそれぞれ2組しかいないのに、すごく時間がかかっています。
Yの方に行ってしまおうか・・・と思うほど待たされ、やっと番が来たと思ったらなんだか私も引っかかっている・・・
バンコクで24時間以内の乗り継ぎがあるのですが、乗り継ぎ便までチェックインされて搭乗券が2枚出てしまいました。
「荷物を預けないから明日の便もチェックインしてしまっていい」と言ったのですが、
セキュリティの関係で、オーバーナイトの場合当日分しかチェックインできないんですって・・・
へ〜こんなの初めてです。しかもどちらもTG便なのに・・・
バックヤードに行ったりベテランの人を呼んだりしてPNRを色々いじって分けたみたいですが、
明日トラブらないようにしてくださいね・・・

セキュリティを抜けたすぐ前にゲートがふたつしかないとっても小さい空港です。
そしてすぐ右手に共用ラウンジがあったので入ってみたら、中はガラガラでした。


こんな小さな空港のラウンジでも日本語の新聞がありました。
ビジネスコーナーにはLANケーブルが付いていましたが、もう30分位しかないので利用せずにソファーへ。
ケーキはいろんな種類があったのですがなんだか食指が動かず、
ピッツァをひと切れ取って傍らのオーブントースターで温め、ビアラオと共にいただきました。う〜ん、ピザパンだ・・・


 VTE→BKK 2150→2255 TG575 737-400 1h05 GMT+7 .


満席との事で残念ながらお隣がいました。
こんな小さな飛行機でもさすがは国際線、すぐにシャンパンが届き、
21:55スポットを離れ、21:58離陸、水平飛行に入るとすぐに軽食が配られました。
飛行時間が短いのでCAさんは大変ですね。

飲み物は赤ワインをいただきました スモークサーモンとポーク(ハム?) アップルクリームケーキ

お味は見ての通り・・・ま〜期待はしていませんでしたし、飛行時間1時間ですから・・・

22:50、ほぼ定時にバンコクはスワンナプーム空港にランディング。
入国し、税関を抜けた所を右手に進むとホテルのお迎えスポットがあります。
深夜の到着、そして明日の朝は早いので、今回初めてエアポート近くのホテルを予約していたのですが、
到着便や時間を流していたにも関わらず我がお宿のプラカードが見当たりません・・・
2〜3度行ったり来たりして探していたら、「どこのホテル?」と声がかかりました。
この空港はスタッフがちゃんとチェックしているようで、無線で連絡をとってくれたのです。
すでにお迎えは来ていたようで無事ミートでき、送迎車へ案内され、すぐにホテルへ。

すでにルームキーがカウンターに並べてあり、手際よくパスポートをチェックし、
明日のモーニングコールやセンディングの時間を記録、マイペンライのお国なのにとってもスピーディーです。
ホテル到着から2〜3分でお部屋に入る事ができました。深夜なのでこれは助かる!


すぐにシャワー&洗濯をし、かる〜くチェック程度にネットしてからおやすみなさい♪



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