路地裏の散歩道HOME           海外散歩TOP           初夏のブダペスト&プラハで飲みまくり!TOP     



3日目: ブダペスト滞在




4時半起床、早いっ!・・・でも外はしっかり明るいのです。
6時にホテルを出て、地下鉄で途中デアーク広場駅乗り換えモスクワ広場駅へ向かいます。

地下鉄2号線は一番深い所を走っているので、
エスカレータが長い長い。

モスクワ広場駅前の階段を上がった所から出ている城バスで王宮の丘へあがりましょう。


バスはウィーン門から城内に入り、まずは三位一体広場で降りましょう。

ありゃ?三位一体の像がない・・・(>_<)。修復中なのですね。

急いで漁夫の砦へ。どうして急ぐ?実は夜から早朝までは無料なのです。
通常400フォリントを自動券売機で購入し、改札機を通して入場するのですが
この時間帯はその自動改札機がオープンになっています。
と言う訳で約280円得しちゃった♪

漁夫の砦
Ft.400  (正式声明は不明だが日没〜早朝は無料)  
マーチャーシュ教会を建築したシュレック氏が、町の美化計画の一環として建造したもの。
かつて魚市場があったとか、漁業組合がこの城塞を守っていた事から「漁夫の砦」と名づけられた。
ドナウ川と対岸のペスト地区を一望できる絶好のポイントである。




漁夫の砦からの景観


ここからのドナウ川越しの国会議事堂やペスト地区、
右手のくさり橋はそれはもう絶景です。
朝は逆光なのでちょっともやっとしていますが
でも写真よりずっと良い景色です。
何より観光客の喧騒がないのが一番!
絶景ひとり占めです♪



マーチャーシュ教会
〜金9:00〜17:00/土9:00〜14:00/日13:00〜17:00  Ft.650
13世紀半ば、ベーラ4世の命により、聖処女マリアに捧げるために建てられた教会。
その後増改築を経て、15世紀にマーチャーシュ王が増築した現在の一番高い塔から
マーチャーシュ教会と呼ばれているが
正式名称は「聖処女マリア教会」である。
鮮やかな陶磁器で出来たジョルナイの屋根瓦も見ものである。


さてマーチャーシュ教会も一番乗りで・・・と向かったらなんと私の調べていた時間より
2時間も遅いオープン時間でした。ちょっと残念。
10年前の夜、ここでアベマリアを聞きました。しかも最前方の1段高い祭壇の中で・・・
震えが来るほどの感動でした。もう一度入場したかったのですが・・・残念です。
時間がもったいないので、王宮へ向かいましょう。もちろん開いていないので入館は出来ませんが。

王立美術館  裏中庭から
王立美術館裏庭からライオンの中庭へ。
おすましライオンが護る門をくぐると
その背中越しに威嚇するライオンが
正面の歴史博物館をにらんでいます。
この辺一体を総称して王宮と呼びます。
ライオンの中庭の内側にいるライオンは
左右共威嚇するように口を開けています。
ポインタしてね
ライオンの中庭に入る外側のライオンは
左右口を閉じています。
日本は阿吽といい、左右で口を開けたり閉じたりしている事が多いですが、
同じ対を背中合わせにしているのはなにか謂れがあるのでしょうか・・・?


正面から王宮を見上げると首が痛くなるだけなので(笑)、下りましょう。

森林浴方々緑の木立の中を歩いて降りましょう。
途中大木の花がむせるほど芳香を放っていたり、
ケーブルカーの脇を通ったり・・・
ぶ〜んと蜂の羽音にどぎまぎしたり・・・
ちょっとお気に入りのショットです。
←を歩いて降りてくると、色々な顔のくさり橋が楽しめます。
左手にはケーブルカーが上り下りし、
丘を下りきって道とトラムの線路を渡るともうドナウ川です。


楽しんでいるうちに麓に到着しました。

くさり橋
1849年に10年の歳月を経て完成した、セーチェニ・イシュトバーン伯爵提唱の橋であり、
それまで船でしか行き来できなかったブダとペストを結んだ初めての橋でもある。
夜になると、380mのケーブル線の電球に灯がともり、チェーン・ブリッジの名にふさわしい光景である。



ドナウ川の対岸ブダ地区から見た、ペスト地区の王宮。
あそこから歩いて降り、くさり橋を渡り、ブダ地区までの散歩は気持ちよかったです。

質実剛健なくさり橋の橋梁やビスを間近に見ながらブダ地区に到着したら、
黄色い可愛いトラムで中央市場に行きましょう。

観光客に一番利用しやすい2番トラム
左端の日傘の人が日本人と思われる女性。
真ん中の白い服の女性2人組が検札官で
その左手の黒い上半身半分見える人が
無札乗車の日本人と思われる女性。

このトラム2番や2Aは観光客が多いので、ほとんど検札が回ってきます。
私が乗った時もおばさん2人組が回ってきて、日本人と思われる女性が罰金を取られていました。
検札は絶対に許してくれないので、きちんと切符を買いましょう。
ブダペスト滞在3泊4日で検札2回、改札口でのチェック2回、罰金を取られた所1回遭遇しています。
反対に言うと、ほとんど無賃乗車できてしまうほどの回数しか遭遇していませんが・・・
違反者の罰金は結構高いそうですが、そういうので無賃乗車の穴埋めをするのなら本末転倒、
改札口の重要性から学んで欲しいような気がします。


中央市場
月6:00〜17:00/火〜金6:00〜18:00/土6:00〜14:00:(日)定休
自由橋のたもとにある、1890年に建てられたレンガ造りの市場。
この市場の屋根瓦は、マーチャーシュ教会の屋根瓦と同じジョルナイの陶磁器で出来ている。
地下にMATCHというチェーンのスーパーや魚屋、1階が青果・香辛料・肉屋等、
吹き抜けの2階にはカロチャ刺繍(本物かどうかは要チェック)等のお土産屋や軽食スタンドがある。

ポインタすると画像の変わるものもあります。
パプリカ色々 香辛料のお店が多いです。 ハンガリアンサラミ、美味しいです。
でもスペインの辛酸っぱい方が好きかも

さて、市場探索の後は、ブダペストいち繁華街の歩行者天国ヴァーツィ通りをふらふらしましょう。
思ったより狭い通りで、お店もあまり食指が動かず、あっという間にヴルシュマルティ広場へ到着です。
この広場の一角にかのカフェ・ジェルボーがあり、ここで一休みを予定していたのですが、
やはり食指が動かない。(>_<)

もうお目当てのお店は近いので頑張って行ってしまいましょう・・・
2度ほど聞きながらやっと見つけたお店は、土曜の今日は夜からの営業・・・(>_<)
私の調べは土曜は平日と同じはず・・・
暑いは、おなかがすいたは・・・第2希望を考えていなかったので目の前真っ暗・・・

とりあえず資料をチェックし、妥協は禁物、地下鉄でもう1軒へ向かいます。
降りた駅は英雄広場のあるHosok Tere駅。
ここに降りたからには、お腹がすいていても観光をしなくては・・・

英雄広場
ハンガリー建国1000年を記念して1896年に造られたブダペストで最大の広場である。
広大な広場の中央には、大天使ガブリエルを頂く高さ35mの記念碑が建っている。
その台座には7人の部族長の騎馬像が並んでいる。
記念碑の後ろ左右には、扇状に、国王や将軍などのハンガリーの英雄たち14人の像が並んでいる。

↑ポインタしてね↑

空腹のピークに差し掛かった・・・さてお目当てのお店に行ったものの、お客がゼロ・・・
ここはかのグンデルの姉妹店、グンデルより手頃でお味は遜色ない、しかも観光客が少ない・・・
という事で期待していたのですが、ゼロはちょっと怖い・・・

無難にと、グンデルに戻ります。
ガイドブックによく載るし、ブダペストに来る日本人は必ず入るお店なので避けたかったのですが・・・

Gundel
Allatkerti Utca 2   12:00〜16:00/18:30〜24:00  無休
創業1894のブダペスト随一の高級レストラン。
メインダイニングはセミフォーマル、夏季のランチはスマートカジュアルOKのガーデン席が人気。

グンデルの向かって右側のガーデン席の門を入ると、すぐ左手にレセプションがあり、
係りの人の案内で奥のガーデンテラスに向かいます。
この時期風が通って気持ちが良いので、テラスを選びました。

お得なランチセットもあったのですが、せっかくなので食べたいハンガリー料理を選びましょ。

暑いのでとりあえずビールを先に貰って飲みつつ、相談しながらメニューを決めました。
絶対食べたいフォアグラとグヤーシュ、これははずせません。
ところがフォアグラは色々ある・・・オードブル、サラダ、メイン・・・
お薦めのフォアグラはメインの中にあるものでした。
するとホワイトアスパラとグリーンアスパラのお料理もメインにある・・・
どちらも食べたい・・・でもグリーンはいらない、ホワイトアスパラガスだけでいい・・・

こういう時に、一流のレストランでしかも腕利きのウェイターは見せ所を発揮するのです。
じゃあ、グヤーシュをカップにし、フォアグラを先に、そしてアスパラはホワイトだけとしメインにしましょう。

「ワインはフルボトルじゃ飲みきれないのでハーフあります?」って聞いたら
「どんなワインがよろしいですか?」と言われ、
「ハンガリーワインは詳しくないのですが、ヴィラーニ村のワインでお薦めありますか?」
その答えは「ハーフワインは良くないです。グラスワインを選べば、間違いのないのをお持ちします。」
もう、信頼関係がしっかり出来ました。

ハンガリーの代表的なスープ、グヤーシュ
ここのは牛肉も野菜もとろけるようで美味しい♪

別皿で辛いパプリカのスライスを添えてくれ、パンもグヤーシュ用のを持ってきてくれます。
なんといってもフォアグラ
フライド・オニオン(これ意外と美味しい)の上に軽めにスモークされたフォアグラが3枚。
あまり細工されていないフォアグラなので、苦手な人はなお苦手に、好きな人はなお好きになるタイプかも・・・
やはり、フォアグラ用のパンが添えられます。
ホワイトアスパラガス
メニュー上では、グリーンとホワイトのアスパラガス・・・と出ていたのですが
「ホワイトだけってないの?」とお聞きしたら、ノープロブレムと出してくれた一品です。

かなり太いのを目の前でサーブしてくれましたが、バターソースでした。でも美味しい♪ ポインタしてね
最初のパン グヤーシュ用のパン フォアグラ用のパン
まずはビール♪ お薦めのヴィラーニ村のワインと
ガス入りのお水
エスプレッソにはチョコが。ポインタしてね
シュガー3種とフレーク状のチョコ

期待していなかった分、大満足です。
特にスマートなサービスが秀逸です。
フォアグラははっきり言うとそこそこでしたが、グヤーシュとサービス振りは素晴らしいですね。
気持ちの良いランチでした。

グンデルの前から72番のトロリーバスで西駅へ。

西駅の旧食堂をそのまま利用した「世界一豪華な内装」と言われているマクドナルドが
西駅に隣接してあります。お腹はいっぱいだけど見るだけ・・・と途中下車。

ここから地下鉄3号線でLehel Terまで行って、そのままホテルへ。
ちょっと暑くてバテ気味・・・部屋で缶ビール片手にひと休みしながらNetです。
ちょうど遊んで下さる方を見つけ(笑)、くさり橋に灯がともるまで結構なお時間を拘束してしまいました。
そのうち、旅の疲れと昼からのアルコールでお昼寝ならぬ夕方寝・・・
結局出かけずじまい・・・でもこんな休養もたまには必要だと思います。

洗濯&入浴し、友人とメールでお話し、
クロスワードパズル(笑)を解くのに没頭するブダペストの夜・・・
その結果を掲示板で報告し、またまた貴重なお時間を遊んでいただきました。
お相手してくださった方、ありがとうございました。

さて0時、そろそろおやすみなさいのお時間です。


     前のページへ           ブダペスト&プラハ旅行記TOP           次のページへ