路地裏の散歩道HOME           海外散歩TOP           初夏のブダペスト&プラハで飲みまくり!TOP     



7日目: プラハ滞在



今日も6時起床、7時からの朝食をとって、ゆっくりめの8時にホテルを出発です。

昨日と同じメニューですが充分です。

23番トラムならプラハ城の横まで行くので、これはラク!
聖ミクラーシュ教会あたりから、狭い上り坂をぐんぐん上がって行きます。

プラハ城に近いトラムの停留所に降りて、交差点をまさに渡る時、
「皆さ〜ん、信号、青で〜す。急いで渡ってくださ〜い」と、TCのかん高い声。
何がイヤかというと、ぞろぞろ団体さんも煩わしいけど、
「団体が優先」だとカン違いしているTCの態度や大きい声なのですね。

実際自分がツアーに参加する場合は、それがありがたい事でもあるのですが・・・
そんな日本人団体2組と一緒になってしまいました。
狭い「黄金の小道」では、更にひどい事に韓国人の団体さんも加わって・・・(>_<)

とりあえず急ぎ足でチケット売り場へ向かいます。
「旧王宮」「黄金の小道」「ダリボルカ」の3箇所入れるB券を購入しました。

プラハ城
09:00〜18:00 無休
チケットは入館の場所と数で7種あります。B券はKc250。カメラ代(写真をとる場合)Kc50。

ガイドブックでは、聖ヴィート大聖堂はKc100と記載されていましたが無料でした。
ここが一番の見所のような気がしましたので(黄金の小道やダリボルカは1度で充分)
2度目以降ならセット券ではなく単発で購入とか、買わずでも・・・いいかも。
北側の王宮美術館の門から第2の中庭に入ります
ポインタしてね
第3の中庭のインフォメーションで待ちなし、
と言うより、お客ゼロで購入したBチケット

聖ヴィート大聖堂
11世紀ロマネスク様式のロトンダ(円筒形のシンプルな教会)だったものを、
14世紀のカレル4世の時代にフランスの建築家によって東側8つの礼拝堂が、
彼の死後、ドイツの建築家が生涯をかけて現在の東側半分を1420年に完成させた。
以降も建設が続けられ、奥行124m、幅60m、塔の高さ96.6mの現在の大聖堂が完成したのは1929年になる

この塔に登ります。
ポインタしてね
287段の螺旋階段は結構きく〜っ!
屋根瓦がとってもス・テ・キ♪
聖イジー教会 ヴルタヴァ川が鏡のようにテラテラと。 遠くカレル橋も見えます。

狭い螺旋階段をのぼった甲斐がありました。絶景です。しかも無料・・・
しつこいけど、有料のダリボルカ(後で登場)よりずっと有意義です。
絶景堪能の後は、聖ヴィート大聖堂といったらステンドグラス・・・

ムハ(ミュシャ)のステンドグラスです。
色が綺麗!!!
もちろんその他のステンドグラスも見事です!


次は旧王宮に向かいます。

旧王宮
聖ヴィート教会の尖塔が目立つため、 地味な旧王宮。 しかし本来プラハ城のメインはこちらなのです。
現在でも美術館や大統領府として活用されている。

旧王宮のエントランス
ちょっと入口がわかりにくいです。
ヴラディスラフホール
戴冠式や馬上競技も行なわれたホール
正面の建物は、
王宮入って右手の階段を上がった所の、
当時の家具や歴代王の肖像画がある部屋
←から見たバルコニー↑
結構小さい。

旧王宮は、期待していなかった分良かったです。
まずヴラディスラフホールに入ってすぐの右手の階段をのぼると、
肖像画の掛けられた部屋があり、当時の家具なども展示されていました。
またここから見るバルコニーもブルタヴァ川を借景にいい感じです。

またこのホールを進んで出口近くの左手から階段を上がると
旗章のようなフレスコ画で、壁・天井一面が埋め尽くされており、それは圧巻です。
カメラ持込にしなかったのが悔やまれました。

更にヴラディスラフホールの正面は金ぴかの全聖人礼拝堂があり、上から覗く事が出来ます。

次は黄金の小道へ。

黄金の小道
1597年に作られた、当時、城内で仕える使用人などが住んだ区域。
やがてその一角に錬金術師達も住むようになり、この名前がつけられた。
今では色とりどりの小さな家々の1階はお土産屋になり、2階は甲冑や武器などの展示スペースでずっと繋がっている。

黄金の小道・・・ホントあっという間の距離です。 とりわけ小さいカフカの家

なんかな〜と言う間に通り過ぎ(とは言っても全部入ってみましたが・・・)
突き当たりの階段を下りて、お次はダリボルカへ・・・

ダリボルカ
バイオリンの名手ダリボルカが入れられていたと言う、中世当時の元牢獄。

拷問の道具や、水攻めの牢など、ちょっときゅんと痛くなるところでした。ポインタしてね↑


道なりに下まで歩いて、トラムの停留所から23番のバスに乗って
昨日の朝偶然見つけた、お目当てのビアホールへ行ってランチにしましょう。

U Svejku (ウ・シュヴェイクー)
Ujezd 22 11:00〜24:00 無休
1618年建築の歴史ある建物。
 「善良な兵士シュヴェイクー」をイメージした、
グッズや絵が多用されている。
ピルスナー・ウルクェル ポークカツレツ

熱々の大きなポークカツレツが2枚とフライドポテトで苦しい位おなかいっぱいになりました。

ぺトシーン公園のケーブルカー駅に向かいましょう。

このケーブルカーも乗り放題券で利用できます。

なかなか良い感じの緑のハイキングコースを見下ろしながら、終点まで乗ると
左手に天文台と今が盛りのバラ公園があります。

天文台 薔薇の香りにぼぁ〜となった公園 飢えの壁
この辺でちょうど真ん中あたりです。

途中展望台(東京タワーをずっと小さくしたような感じで外螺旋階段がすごい!)を横目で見、
飢えの壁に沿って進んでいると、急にストラホフ修道院への標識がなくなり、
このまま下りるとまずいよなぁ〜ってあたりで、通りかかりの人に聞いてみると、
その人もやはりストラホフを探していました。
まずいよなぁ〜と思った所を左折してみたら、ピンポ〜ン。

こんな木立の中なのでちょっと不安になるも、無事ストラホフに到着です。

ストラホフ修道院
09:00〜12:00/13:00〜17:00 無休 Kc80 カメラKc50 ビデオKc100
1140年に国王ウラジスラフ2世によって木造で立てられ、その10年後に石造で立てかえられたのが基礎になっている。
チェコが社会主義国に変わる第二次世界大戦後まで実際に使われていた修道院である。
現在は2つの図書室(哲学の間・神学の間)に、合計13万冊もの本が所蔵されており、国立文学博物館の一部となっている。

修道院の入口は小さいです。 哲学の間
修道院に2つある図書室のうちの一つ。ここだけで8万冊もの本があるそう!
とても天井が高く、両サイドの本棚もその高い天井に届く勢い。
システィーナ礼拝堂を連想してしまいました。


ポインタしてね
神学の間
もうひとつの図書室がこちら。
天井には、バロック幻想主義最後のロココ調フレスコ画でびっしり埋め尽くされ、それは見事に華美!
書籍の他に、地球儀や天球儀がいくつもおかれ、さながら中世にタイムスリップしてしまった錯覚を覚える。

なんだか中世に陥ってどっと疲れてしまったので・・・と言い訳して・・・ビール♪

元来自給自足の多い修道院では、色々な特産が楽しめます。
ラベンダーで有名なハンガリーのパンノンハルマの修道院では、ラベンダーエッセンスが有名。
10年前に行った時大量買いしたラベンダーエッセンス、最後の1本を今使っています。

・・・前置きが長くなりましたが・・・
そして、この修道院はビールを醸造しています。
修道院敷地内にビアホールがあって、当然私達旅行者も楽しめます。

Klastem Pivovar Strahov
(クラステム ピヴォヴァル ストラホフ)
修道院敷地内
オープンテラスを間にはさんで
 右手がレストラン、左がバーになっています。
夕食時にツアーの団体が入る場合も
あるらしいので、避けたい人は
バーか昼間にどうぞ。
Sv. NORBERTというオリジナルビール
入口には醸造タンクが・・・

午後だったのですが、テラス席では食事をしている人がいましたが
狭いバーの中は、常連らしき1グループのみでした。
「小?」って聞かれ、いくら私でも「いんや、大!」と言い返せず小にしましたが、
後悔先に立たず・・・アンバータイプでうま〜い♪
はしごするつもりなので、小で我慢、がまん・・・

ストラホフの門を出るとすぐに左手に「飢えの壁」の最後の部分が・・・


さて門を出て右手方向へ、トラムの停留所から23番で旧市内へ向かいましょう。
お馴染みTESCOで降り、次のお店へ。

 U Fleku
(ウ・フレクー)
Kremencova 11
09:00〜23:00 無休
創業1499年、プラハ最古のビアホール。
大きな時計が目印。
この文字盤の数字のところが
Pivovar U Flekuとなっている。

修道院だった所を改装しているので
内部は小さな部屋が9つに分かれている。
ポインタしてね
当時から変わらぬ製法の特性黒ビール 昼間なのに楽団が結構うるさいかも。 中庭からメインバーのある建物を。

黒ビールを注文し、本を読んでいたら
トレーに沢山のせたヘベロフカを、まるで「サービスです!」みたいにどうぞと持ってきた。
事前チェック済みなので「要らない」というと、「ど〜して〜???」ってリアクション。
しかも日本語で「ショクゼンシュ」・・・だから飲んだ方が良いような事を、うだうだと・・・
「嫌いだから・・・」といったら渋々引き下がり、次のターゲットへ突進していったけど
私のいた時は、みんな断っていましたね。見ていると結構しつこかったです。

そうこうする内にビールが届いた〜♪
私はあまり黒ビールは飲まないのですが、やはりフレクーに来たら黒でしょう・・・
1杯位のギネスは好きなのですが、ギネスよりは少し軽めで飲みやすく美味しかったです。

長居はせずに、一旦トロリー6番でホテルに帰ります。
充電している間に、シャワーを浴び、ちょっとNETして一休み・・・

19時、夕食を取りに出かけましょう。
トロリーにのって再び旧市内に出没、もちろん最後のプラハの夕食もビアホールです♪

U Dvou Kocek
(ウ ドゥヴォ コチェク)
Uhelny trh 10
11:00〜23:00 無休
2匹の猫と言う名前だけあって
至る所に猫の絵が描かれ
オブジェがあります。

ピルスナー ウルクェル 豚の首肉のスモーク ザウアクラウト
サイドディッシュでオーダー

ビールは普通に美味しい、お料理はこういう風に出てくると思わなかった・・・(>_<)
メニューには、スモークされた豚の首肉(日本語にするとちょとグロイ・・・)のほうれん草添えだった・・・
チェコ飯は、毎度見た目が同じような物になってしまいました。
お味はお肉も野菜もちょっとづつ違うし、美味しいのですが・・・


コチェクの前の小さな公園で、ガイドブックをチェックしこれからの計画を立てる・・・
ライトアップされた旧市内とカレル橋を見たいのだけど、まだまだ明るい・・・
それでも21時に近いので、ふらふらしていればその内暗くなるだろうと歩き出します。

そろそろカレル橋に着いても良さそうなのに、見覚えのないお店や通りを歩いています。
プラハは他のヨーロッパの都市より通り名のプレートが少なく、現在いる通り名がよくわからない・・・
でもたぶんこっち・・・と歩いていたら、なんと火薬塔の所に出てしまいました。(>_<)
全然方向違い・・・結構方向には強いんだけどなぁ・・・

王の道を進む頃から急激に夜のとばりが降りて来てライトアップがされ、いい感じになってきました。

ティーン教会がシンデレラ城のように見えませんか?

この頃からぽつぽつと雨粒がたま〜にあたります。
傘は今持っていないので、降られる前にトラムに乗ろう・・・
TESCOまで戻るより、川沿いの道路に出れば17番に乗れると思い早足で歩きます。
自分では冷静に正確に歩いているつもりなのですが、
またまた「ここはどこ?」状態になってしまいました。
人通りはそこそこあるので、そういう怖さはないのですが
ちゃんと正しい道を歩いているのに、目的地に着かない・・・という恐怖が段々出て来ました。
迷路の中で出口がわからなくなった、そんな感じです。

22時を過ぎたので、トロリーがなくならないうちに停留所へ行かないと・・・
悪質だといわれているプラハのタクシーは乗りたくないから・・・

観光客じゃなくて地元の人、しかも英語が通じそうな若い人を探すのですが、
探しながらも出口も模索しているので、更に変な方向へ入っているようです。

そんな時建物からひとりの男性が出てきたので、地図を出し「ここはどこ?」と聞くと
彼もなかなかこの地図から見つけ出せなくて、時間ばかり過ぎます。
「じゃあ、カレル橋はどこ?」と聞くと「遠い」との事。そんな答えは想像していなかったので、
ひゃあ〜!!もう、狐につままれたようです。

「じゃあTESCOとカレル橋、どっちが近い?」と聞いたら
「TESCOの方が近い」との事で、道を教えてもらい細く暗い道を2分ほど歩いたら
な〜んだ、メドヴィードク(初日に行ったビアホール)の横に出るんじゃん・・・
向かいの道を入った先が、さっき夕食をとったコチェクじゃん・・・

すごく狭い所をぐるぐるしていたようです。
昼間普通に歩いていた道なのに
まるで魔法をかけられたように、迷路に吸い込まれてしまったプラハ旧市街の夜でした。

ドキドキも落ち着いて、トラムあるかな〜と待っていると10分位で6番が来ました。
ホッとしてホテルに帰ります。

どっと疲れたので、顔を洗ってすぐ寝てしまいました・・・zzz

     前のページへ           ブダペスト&プラハ旅行記TOP           次のページへ