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7日目: パリ → 成田 +1


メトロのビル・アケム(ビラケム)に向っていたら朝市がにぎやかなのでちょっと寄り道♪
肌寒いのでカーディガンを買ってすぐに羽織りぶらぶら・・・
生鮮食品から衣類、花屋、金物屋などがメトロ高架下にずら〜っと店開きし、
そんな中で、お惣菜屋さんのポロねぎのエスカベーシュに目が釘付け〜。
美味しそうに焼目のついた1本丸のままがマリネ液に浸かった状態で量り売り、パリらしいですねぇ。
お土産用に買っちゃったのでホテルの冷蔵庫に置きに戻り、仕切りなおして駅に向います。

乗り継いで降りた駅はアンヴェール、モンマルトルの下に位置しており、
細い道を進むと突然サクレクール寺院が覆いかぶさるように見えてきます。
向って左手にケーブルカーがありますが、
それほどの距離でもないので公園の真ん中の階段を上りましょう。

Basilique du Sacre Coeur サクレ・クール寺院(大聖堂)

白亜のファサードと高いドームが特徴的なロマネスク・ビザンチン様式サクレ・クール寺院は、
1870年の普仏戦争と1871年のパリ・コミューンで没した兵士達を悼むために建てられました。

ドームの高さは83m

サクレ・クール寺院はドームとクリプトのみ有料で聖堂内は無料ですが、
今日帰国の私達は質より量(笑)、入場観光している時間がありません。
外観だけ楽しんだら、西側のテルトル広場へ進みます。

Place du Tertre テルトル広場

最近はイーゼルとパラソルを立てた似顔絵描きと観光客で賑わっていますが、
その昔は、殉教者を称える神殿と尼僧院があった聖域の場所だったそうです。
朝は下の写真のように閑散としていますが、昼頃から段々と沢山の無名画家や、
似顔絵を無理強いする悪徳商人(笑)も増えて来て、被写体としてはおもしろくなるのです。

ユトリロやロートレックの絵で有名なテルトル広場
今では無名画家達がイーゼルを立てて、描いているというより売っている^m^観光名所

テルトル広場から北に向うと、映画などでよく見る石畳と階段と街灯がいい感じなのですが、
なんと日本人の大学生風グループがグラビア撮影をしていて占領されていました。(>_<)
撮りにくいのであきらめて西へ向うと、
パリで唯一のブドウ畑が左手に、そして右手には跳ねウサギで有名なAu Lapin Agileです。
一度夜来たいと思いつつまだ叶っておりませんが、今は観光客ばかりらしいです。

オ・ラパン・アジル ポインタしてね↑
売れなかった頃のピカソやユトリロが通ったといわれるシャンソニエ

南に進むとモンマルトルの丘を少しずつ下るような感じになるのですが、
今回のガイドブックで初めて知った「壁抜け男」を是非見てみたい・・・と向います。

マルセル・メイエ作の「壁抜け男」にちなんだモニュメントだそうです。

道路よりちょと低い公園みたいな空き地の傍らにあったのですが、
知っている人は少ないようで、だ〜れもいませんでした。(^^)

次は風車がトレードマークの、ルノワールの絵でも有名なかつてのダンスホール、
Moulin de la Galette と Moulin Radet は、すぐそば。

ムーラン・ド・ラ・ギャレット
モンマルトルにある2つの風車、ムーラン・ド・ラ・ギャレットとラデの風車は
今は総称してムーラン・ド・ラ・ギャレットと呼ぶそうです。
ちなみにラデの風車は、今はムーラン・ド・ラ・ギャレットと言う名のレストランになっています。

モンマルトルの丘は迷路のように道が入り組んでいますが、
特に地図も見ず下へ下へと進むと洗濯船のあるこの広場に出て来る確立がなんだか高いのです、私の場合。

アトリエ洗濯船 Le Boateau-Lavoir の跡です。ポインタしてね
1970年に焼失して現存していませんが、マティス、ドガ、モディリアニ達が暮らしていた共同アトリエです。
ピカソが「アヴィニョンの娘たち」を作成したアトリエとしても有名です。

さ〜ズンズン下りるとクリシー大通り、ここに最後の見所 Moulin Rouge があります。

ムーラン・ルージュ
ロートレックが足繁く通った事でも有名ですが、フレンチ・カンカンの発祥のキャバレー


きままな散歩はこの辺で打ち止め、モンパルナスに行ってクレープのランチにしましょう。

Creperie de Josselin クレープリー・ド・ジョスラン
67 rue de Montparnasse 14e

ブルターニュ本場のガレット(蕎麦粉のクレープ)が頂ける!との事で行ったのですが、
生地も今ひとつでしたが、2種とった甘くないクレープは両方ともしょっぱ〜い!(>_<)
「濃い」のではなく、間違っていない?という程塩辛いのです。
ガイドブックに載っているせいかお客の半分は日本人、みなさん甘いクレープだったのでしょうか?


ちょっとがっかりなランチの後はメトロでサン・ジェルマン・デ・プレへ行きましょう。
お目当てはマ・カ・ロ・ン♪
パリ市内に何店舗かあるのですが、是非ここに来たかったのです。

Laduree ラデュレ
21 rue Bonaparte

1862年創業のラデュレ、サンジェルマン・デ・プレ店はアッシュがかったブルーの素敵な邸宅風。
ここでお茶してひと休み♪
残念ながら超混みだったので2階ではなく1階のお席だったけど、
かえってちょこっとショーウィンドを見に行き、お土産を購入できたので良かったかも・・・
カラフルで色々なフレーバーのマカロンを、悩みつつ選んでお買い上げ〜♪
箱も袋も可愛くておしゃれです。


すぐそばの可愛いブティックがセールをしておりすごい人!
ちょっと覗いてみたらなんだか良さそうなので入ってみましょう。
ビーズあしらいが可愛いストールを3枚購入、ストールなら荷物になりませんから・・・^m^

もうダメ、見ると荷物が増えそうなのでメトロでホテルに帰りましょう。
レイトチェックアウトをお願いしてあるのでお部屋は確保してあります。
休みつつも荷作りに専念し、全て完了したら少し早めですが空港へ向いましょう。
カルトオランジュがまだ有効なので、往路と同じように列車で向います。

チェックインカウンターが開くまで30分ほど待ちましたが、お買い物には興味ないのですぐにラウンジへ。
ゲート近くにスタアラのラウンジはないので、
連絡通路手前の、ショップのある上のフロアのUAのRCCに入ります。
食べる物はチップス程度しかないのですが、ソファーがゆったりしており静かなのがいいですね。

そうそう、セキュリティで一度流した持ち込み手荷物の開封再確認の要請があり、
一番上にラデュレの箱をのせて置いたバッグのファスナーを開けた女性係員、
開けたとたん「ラデュレ〜♪」と歌うように言うとそのままファスナーを閉めました。
おいおい!いいのかい?って感じですね。
やっときれいにパッキングしたので、引っ掻き回されなくて良かったです。

CDG→NRT NH206 (20:00→14:30+1) 11h30 (時差 7h)

この後の記述が残っていないのですが、
お食事はいつもどおり和食をお願いし、「キャビアもいかがですか?」という言葉をありがたく受け取りました。(^^)v
食前酒とオードブルまではクリュッグを頂き、お食事では三笑楽をたっぷり^^;頂き
しっかり寝て帰国した記憶があります。



このサイトを立ち上げる2年前の旅行でしたので、写真を撮るという事に無頓着でした。
また当時買い換えたばかりのDVD搭載のビデオカメラは、SDカードを入れ写真も撮れる物だったのですが、
ビデオメインで撮影してしまい画像がかなり少ない状態になってしまいました。
そんな旅行記ですが最後まで読んでくださってありがとうございました。




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