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3日目: リスボン → エストレモス


ぐっすり眠れたのですが、4時半に目が覚めてしまいました。でも5時間の熟睡です。
ビデオを充電している間に支度し、昨日買っておいたパスティス・デ・ナッタで朝食にします。
サクサクっとした食感は残念ながらなくなっていましたが・・・
最終日またこのホテルに泊まるので、大きなスーツケースは預かってもらって出発です。

地下鉄でサルダーニャ駅まで行き、2〜3分歩くと長距離バスターミナルです。
予約済みのチケットの座席番号は3〜4番、乗り込むと2階席の右側一番前の席でした。(^^)v
事故の懸念さえなければ最高の席です!
07:45定時に出発し、4月25日橋を渡り、セトゥーバル・バスターミナルを過ぎると、
だんだんアレンテージョらしいコルク樫の赤い肌むき出しの木々が多くなってきました。
途中10分程のトイレ休憩があり、さらに1時間ほど走って、11:10エストレモスに定時到着です。
リスボン→エストレモスは3時間半もDXバスに乗って、運賃$1250(¥912)でした。安いですねぇ〜。

ESTREMOZ
リスボンの東170kmにある白い町のひとつで、
中世のままの塔と城壁のある上の町と、人々が生活をする下の町とで成り立っています。
13世紀以来変わっていない上の町には、1258年にアフォンソ3世によって建てられたカステロ(城)があり
ディニス王とイザベラ王妃も居城にしていたこの城が、
大航海に先立ち、ヴァスコ・ダ・ガマがマヌエル1世に謁見した所とされています。


エストレモスのバスターミナル(小さい!)はサンフランシスコ修道院の前で、
すぐ近くのロシオ広場では、果物や野菜、陶器などの露店が出ていました。
この露店でプルーン、黄桃、オリーブ等を買ってから、ポウザーダまでテクテク歩きます。
石畳の坂道+階段なので、ピギーとは言えちょっときつかったです。

POUSADA
スペインで1930年頃から宮殿やお城を改築した国営ホテルとしてパラドールが造られたのを手本に
ポルトガルでも1940年にポウザーダという国有のホテルシステムがスタートしました。
ポウザーダとは、ポルトガル語の「荷物を置き、宿泊し、休息する所」と言う意味だそうです。
パラドール同様ポウザーダも、建物が素敵なだけでなく、美味しいお食事が楽しめるのものも魅力のひとつです。
当時ポウザーダのクラス分は、BCCsupCH の4段階で最上級のCHは全土で7箇所のみでした。
現在は、ヒストリカル(16軒)、ヒストリカル・デザイン(5軒)・チャーム(12軒)、ナチュール(10軒)に分けられており
今回泊まったCHクラスの4軒は、全てヒストリカルに入っています。


Pousada Rainha Santa Isabel  ツイン29  シングル4
アレンテージョ地方・エストレモスの上の町にあるCHレベルのポウザーダです。
ポルトガルいち美しく均整のとれている塔を持つ古城で、名産の大理石やタイルをふんだんに使っています。
広々としたエントランスとそれに続く大理石やアズレージョの階段、
回廊には絵画や陶器がさりげなく置かれています。
アーチ型の高い天井を持つレストランは、味も評判で要予約となっており、
17世紀頃の家具やタピストリーが配されています。

ライーニャ・サンタ・イザベルに11:50に着いたのがですが、すぐお部屋をもらえました。
フロントロビーからアンティークなエレベーターで上がり、美術館のような回廊を歩いてお部屋に到着です。
思ったより広くない部屋でしたが、天蓋付きのベッドに感激です!
ターンダウン以前の時間でしたが、すでにベッドサイドにはチョコレートが置かれていました。

12:30にランチの予約を入れてあるので、ササッとかたづけたらレストランへ向いましょう。

アミューズグールは、ガスパチョ、白身魚のエスカベーシュ、生ハム、生ハムのパテ、オリーブ
もうアミューズグールとワインとパンで充分満足です♪
「生ハムのパテがとても美味しかった〜。」と言ったらお代わりを持ってきてくれました。(^.^)
そしてオーダーしたのは・・・
・アスパラガスのスープ・トマトのスープ、
・Bacalhau grelhada  鱈のグリル (ポルトガルの鱈料理は何食べても美味しいです。)
・Porco a Alentejana アレンテージョ風アサリと豚肉 (突拍子もない組合せにみえますがこれが超うま〜!)
・Pudin Fran  焼きプリン
もちろんアレンテージョの赤ワイン(フルボトル)、ガス入り水、ビッカ(エスプレッソ)もいただきました。
いや〜満足しました。お味も器もサービス具合も満点です♪
これで席料と税・サ全て入れ2人分で、$11110(¥8110)でした。

おなかもいっぱいですし、ちょっとワインが効いているので、
部屋で水着に着替えて、プールサイドでお昼寝です・・・こういうゆとりの時間が大好きです♪
プールは小さいながら水深が2m20もある上、水がとっても冷たいので入らず、
デッキチェアーでシエスタしていたらあっという間に18時。
部屋に戻り着替えてポウザーダ周りのお散歩に出かけましょう。

マントにバラを抱えたイザベル(ちょっとおっさん風)の像を見たり、
なんにもないからのんびりできる、
いい感じの白い町・エストレモスの細い路地裏を散歩してポウザーダに戻り、
1階のバーでアイリッシュコーヒーと水をとってちょっとひと休みしてからお部屋へ。
入浴をし、ロシオ市場で購入したプリン、黄桃、プルーン、オリーブなどをちょっとつまんで夕食とし、
22時半おやすみなさ〜い。


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