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7日目: オビドス → リスボン


6時、目覚ましと共に起床。
一昨日眠れなかったので、昨夜はぐっすり眠れ、気持ちよい目覚めです♪
室内が蒸し暑いので、外に出てみると結構寒い・・・
昼間の熱が石を暖めているのがよくわかります。
昼暑くて夜寒いので、雨が降ったわけではないのにテラスの椅子もテーブルもびっしょり・・・
結露だけでなく、霧も出ていました。

椅子の露を拭いて座って待っていたら、7時、ご来光です。(^.^)
頭をちょこっと出した頃から、霧がだんだん追いやられて
大きなオレンジ色の太陽が全容を現すと、すっかり見通しが良くなっていました。
太陽の威力はすごいのですねぇ〜、「北風と太陽」みたい・・・

7:30、一番乗りで朝食に行きました。
なぜ?って・・・中庭側のマヌエル様式の窓際に座りたかったからです。
これで両方制覇!(^^)v
ここでの朝食はビュッフェではなく、サービスしてくれます。
ヨーグルト、オレンジジュース、ハムとチーズのお皿、パン3種、パウンドケーキ、ビスケット、コーヒー。
やはり絞りたてのオレンジジュースが絶品、
そしてポルトガルでは珍しい、厚切りで外カリカリのトーストがとても美味しかったです。
オーソドックスですがひとつひとつのグレードが高く、ゆったり頂けてよかったです。


リスボンへの帰り方をコンシェルジュに相談したら、往路来たアクセスが一番良いそうです。
そしてやはり、ポルタ・ダ・ヴィラまで歩いていかなければならないそう・・・
と言うわけで、タクシーを9:30に呼んでもらいます。
ポルタ・ダ・ヴィラに行ったらすでにタクシーが待っていたのですぐに出発、
バスターミナルに着くとあと10分でリスボン行きがあるらしいので、
切符を買って、トイレに行って、戻ってきたらもうバスが到着・・・と慌しいひと時でした。

10時発のバスは10分遅れてカルダス・ダ・ライーニャを出発、
珍しく車酔いした私はひたすら目を閉じてこらえていました・・・(>_<)
あと20分でリスボン・・・というあたりで、同じRE(RED EXPRESSOS)社の故障バスがあったらしく
その乗客たちを乗せたりしていたので、30分遅れの11:55にバスターミナルに到着です。

地下鉄でホテルに向かい、すぐ部屋をもらえたのでちょっと荷物の整理をし、早速でかけましょう。
リベルダーデの遊歩道を歩いて気分もスッキリしてきた頃、ケーブルカー乗り場に到着しました。

ケーブルカー 1回券$150(¥109)
坂の多いリスボンには、LAVRA線、BICA線、GLORIA線と3つの有名なケーブルカーがあります。

ロシオ広場の北西側の、サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台へ上る最も短いグロリア線に乗りましょう。
運転手1人のワンマンカーで、距離は短くあっという間に着いてしまいますが、
勾配がかなりきついので、山側のドアからしか乗降できず、谷側は袴をはいているような感じです。
座席は木製のロングシートで、白熱灯の電球もなんだか雰囲気出ています。

あっという間に着いてしまい、一番最後に降りたら、なんと日本のTVのロケをしていました。
しかも私が乗ってきたケーブルカーに乗り込むところを撮っているので、
写真を撮ったりして最後に降りた私は慌ててしまいました・・・
そして手塚理美さんだったので更にびっくり!きれいでした〜(^.^)


終点で降りた右手の公園が、市内を見渡すサン・ペドロ・アルカンタラ展望台で、
咲き乱れたブーゲンビリア越しに、正面の丘にサン・ジョルジェ城、
右手遠くには、海のように見えるテージョ川を望む事ができます。
公園の裏手に広がるバイロ・アルトには、廃止された線路や架線が撤去されずに残っており、
今にもゴトゴトと路面電車がやって来そうな風景でした。

さて、ここに上ってきた理由は、ポルトワイン協会が経営するバーがお・め・あ・て♪

そのバーの名前はソラール・ド・ビーニョ・ド・ポルト、本場ポルトとここリスボンの2箇所にあります。
とてもバーが入っているとは思えない殺風景なビルの奥にさりげなくあり、
重厚なソファーと間接照明で雰囲気たっぷりなのですが、薄暗すぎて(>_<)ワインリストも良く見えません。
噂に聞いていた通りウエイターは超無愛想で、
つまみもなく、ただひたすらポートワインを楽しむバーなのです。
ポートワインのストックはさすがに目を見張る物があり、
ボトルで買うには勇気が必要なレベルの物を、グラスで楽しめるのがいいですね。
2005年に行った時は、しっかり商売っ気がでており、つまみも結構ありましたし感じも良くなっていました。

いい〜気分で外に出たらちょっと小雨・・・
右手方向に行くとサン・ロケ教会です。

サン・ロケ教会 Igreja de Sao Roque 08:30-17:00(土・日曜・祝日は09:30-17:00)
イタリア・バロック様式の外観を持つイエズス会の教会で、
イエズス会は、ポンバル侯爵に追放されるまでポルトガルで大きな勢力を誇っていたと言われている。
建物は16世紀に建てられたが、大地震の後正面が再建されている。

左手奥にあるメノウや瑠璃で埋め尽くされた礼拝堂サンジョアン・バプティスタは、
リスボンの教会建築の中でも有数の美しいチャペルとして知られています。
またこの教会は天正遺欧少年使節団が1584年に25日間、宿舎にしていたそうです。


傘をさすほどではない霧雨の中、さらに歩いてビアホールCervejaria da Trindadeへ。
内外装ともにアズレージョが美しいビアホールのトリンダーデはSagres という地ビール会社の経営で、
評判のボヘミアというビールと生ハムをオーダー♪
するとお隣が食べている黄色い物が気になります、何でしょう?
聞くとメニューにはないそうですが、小さい皿にその豆を持ってきてくれました。突き出しなんでしょうね。
そのTremocos という豆は、程よい塩味がまるで枝豆のような感じで食べ始めると止まらない♪
ビールにあうあう!!
今はメニューにのっています。これ以降、私はこの豆にはまっています。

ナッタを買いにベレンに行こうとコメルシオ広場に行くも、路面電車もこないし雨足も強くなるし・・・
ベレン行きをあきらめて、ウインドウショッピングしながらレスタウラドーレス迄歩き
揚げ物屋で鱈のコロッケ、鱈のフライ、かき揚げを購入してから地下鉄駅へ行ったら
大雨のせいで全線止まっているらしい・・・
切符も購入してしまったし、改札前のイスで30分程座って待っていたけどなんだかヘン・・・
英語が話せそうな若い女性に聞いてみたら当分動く気配がないそうなので、2駅なので歩く事にしましょう。

かなり疲れてホテル着・・・結構いい運動でした。
1階の売店で到着時から目をつけていた、ちょっと大きめの陶器のニワトリと、
ニワトリのナプキン立て、Tシャツなどを購入してから部屋に向います。
ビールと揚げ物で軽く夕食とし、入浴、荷作りをし、
0時、おやすみなさいです。

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