大坪、言っといてくれ

2001.8.24

谷川真里さんが出演するワダカルシューム錠のラジオCMを久しぶりに聞いた。以前は「マラソンランナーの谷川真里です」と自己紹介していたが、止めたみたいだ。まさか関係者がこのサイトを見ているとは思えないので、「マラソンランナーの」の部分をカットして他の台詞を入れたんだと思うけど……。

　23日のフジテレビ『笑っていいとも』テレフォンショッキングのコーナーで、タモリさんがこんな発言をした（ゲスト原沙知絵さんの発言は割愛）。――

「あれはどうしてかね？ 飲みに行って1人がベロベロに酔っぱらうとこっちはいくら飲んでも酔えないんだよね。あれはどうしてかね？　不思議なもんですね。で、俺がベロベロに酔っぱらったら相手はちゃんとしてますね。それで同じ量飲んでも、ベロベロな奴いたら俺はちゃんとしてるんですよ。心のどっかで酔っちゃいけないってあるんでしょうね」
「あれ不思議なもんで――それでまた話は別なんだけども――スポーツ中継でやたら興奮するアナウンサーいるじゃないですか。『ゴーーーール！　ゴール！　ゴール！』とか言ってるでしょ。あれはそれと同じなんですよね。だから、アナウンサーが興奮しちゃうとこっちは興奮出来ないんですよ、しらけちゃって。ひいちゃうでしょ？　アレ、言ってるにもかかわらず、あのアナウンサーのバカどもは――ハッキリ言うけど――分かってないんですよ」
「あれはそれと同じなんですよ。もう1人がベロベロになってるからこちらはもうしっかりしなきゃいけないと思ってると同じなんですよね。譬【たと】え分かります？」

　とどめに大坪アナ（木曜日のテレフォンアナ）に向かって――

タモリ	：	大坪、言っておいてくれフジテレビのアナに
大坪	：	よく言っておきます
タモリ	：	よく言っといて。何人かいるだろ、バカ。興奮出来ないんだよ、随分あれで俺サッカー嫌いなってるんだよ、アナウンサーのおかげで
大坪	：	はい、分かりました

　よくぞ言ってくれました＞タモリ殿。

　ただし、大部分の視聴者の脳裏に浮かんだのは、フジテレビ所属アナの誰かではなくて、日本テレビの船越雅史アナ（シドニー五輪サッカー日本×南アフリカ戦で「ゴール」×28回連呼）だろう。だから、大坪アナも笑って受けたのではないか、というのは僕の深読みである。