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三行書評 第13回

2001.8.27

 五つ星が満点。

佐藤正午
『ありのすさび』
(岩波書店ISBN4-00-002489-2)
お薦め度 ★★★
あらまし 小説家である著者の2冊目のエッセイ集。
コメント 今まで三行書評で小説を取り上げたことはないが、読むことはある。佐藤氏の著書もこれが6冊目。『恋を数えて』(講談社文庫)の「文庫版あとがき」で、「ぼくはあとがきを書くのが好き」で「紙とペンさえ与えられれば、一生あとがきを書いて過ごせるのではないかというほど好き」と書いてあるのを読んで思わず吹き出した記憶がある。このとぼけ具合が本書にも現れていると思う。
 谷川一巳
『地下鉄のフシギ!?』
(山海堂ISBN4-381-10335-1)
お薦め度 ★★★★
あらまし 第1章駅と路線の不思議/第2章乗り換えと乗り入れの不思議/第3章車両と工法の不思議/第4章乗ってみたい!世界の地下鉄案内<アジア・オセアニア編>/第5章同<ヨーロッパ編>/第6章同<南北アメリカ編>
コメント 高校生のとき北海道に一人旅をしたが、札幌で空き時間があった。普通の人は大通り公園に行って唐黍を食べたり時計台を見てがっかり^_^;したりするのだろうが、僕は地下鉄に乗った。“雀百まで踊り忘れず”で、基本姿勢は変わっていない。ま、非テッチャンには何の役にも立たないし、面白くないのは当たり前。

 あれ? なんで2冊しか読んでないんだろ? そんなに忙しくなかったのにな……。