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格闘技観戦三昧な日々

2002.1.5

あけましておめでとうございます

↑せっかく作ったので松の内は飾っておきます^_^;。

 年末年始に放送された「格闘技」番組を見てみた。

 ひとつは、CSで見た『WWF特番VENGEANCE(復讐)』(Jスカイスポーツ/2003年10月1日よりJスポーツ)。WWFについては以前書いたことがあるので詳細は省くが、これはもうK-1の対極にある。客を喜ばせることが目的の“エンターテイメント=スポーツ”を標榜していて、脚本家がいることを団体も認めている。乱入・反則なんでもありだが無効試合なんてないし、プロの脚本家が練ったストーリーによるから面白さにおいては群を抜いている。結局、アメリカのメジャー団体としてはWWFしか残らなかった。

 

 さらに、大晦日の『最強の格闘王決定戦!! 猪木軍vs.K-1最強軍全面対抗戦完全決着』(TBS/21:00〜23:30)。「完全決着」と謳ったわりには、最初の4試合は引き分けだったりして、どうも盛り上がらなかった。最後の3試合は、猪木軍のドン=フライと安田忠夫、K-1のミルコ=クロコップが勝った。とは言え、フライも安田も“プロレスラー”という感じではなかった。プロレスラー永田裕志は21秒で秒殺された。

僕が考えるプロレス(ラー)というのは、序盤は“間”を大切にし、中盤には技の応酬があり、会場も温まってきたところで大技が出る、試合が終わっても遺恨が残り、抗争が続いていく、というようなことだ。一言で言えば、「一喜一憂の娯楽」である。K-1には、秒殺という言葉が象徴するように一喜(あるいは一憂)しかない。

 そんなわけで、「異種格闘技」として見た場合、プロレスに勝ち目はなかった。

 

 最後は、4日の『プロレススペシャル!! 2大頂上決戦 小川直也が久々テレビ試合に登場!! エース健介粉砕へ大暴走!?』(テレビ朝日/19:00〜21:00)。こちらは“プロレス”してました。ゲストの乙葉の進歩は目覚ましい^_^;。ドーム決戦のたびに呼ばれているようで、最初はキャーキャー言っているだけだったが、いつしかまともなコメントができるようになった。それにしても、セコンド陣(特に新日側)をなんとかしないと、どんどん客が離れるよ。

 昨年夏、フジテレビの野球中継で登場したeye visionが「闘魂リプレイ」として再登場していた。またしてもあまりメリットは感じられなかった。なんか上手な使い方はないのだろうか。

 

 書いた順番で面白かったということ付記しておきますです。