2002.3.26
バブリシャス(アダムス)というガムのCMでは、閉店後のスーパーに“やる三”と“バブ雄”と少女がもぐりこむ。水中メガネをかけたやる三は、ブドウの山に顔を突っ込んで思う存分ブドウを堪能する(→詳細はこちら)。最初見たときは「おお! これだけのことをやっているのに、『真似をしないでください』てな字幕が入ってない。潔いなぁ」と思った。ところが、先週末から大仰な断り書きが入りだした。
Internet Explorer以外では読めないそうなので念のために書いておくと――
※このCMはフィクションです。お店の中で遊ばないでください。 ※このCMはフィクションです。食べ物を粗末にしないでください。 ※このCMはフィクションです。マネをしないでください。 ※このCMはフィクションです。
ジョージアエンブレム(日本コカコーラ)のCMでは、Mr.ブラック(松本人志)がサッカー日本代表の首脳陣(?)に訓示を垂れると、そのまんま翌日の新聞に載ってしまう(→詳細はこちら:右から5本目のジョージアエンブレムをクリックすると別ウィンドウが開きます。右のドアの「CMシアター」から15秒バージョンが見れます。Real Playerが必要です)。これまた先週末から断り書きが入りだした。
※このCMはフィクションです。実在の人物とは関係ありません。
フローラン=ダバディ氏ではありません。
フローラン=ダバディ氏というのは、いつもトルシエ監督のそばにいる通訳青年。本業は『プレミア』という映画雑誌の編集者だそうだ。『「タンポポの国」の中の私』という本も出版している。
できればこういう断り書きは無いほうがすっきりしていいと思うのだ。実際にぶどうの山に顔を突っ込んだら枝が刺さるだけである(スーパーもえらい迷惑だけど)。一企業のCMの脇役として日本代表の首脳陣が出てくると思うやつは少ないだろう(出たら出たで面白いけど)。なのにわざわざ断り書きを入れるのは、いかにも不粋だ。できれば無しで、とは思うけれども……無理だろうなぁ。
その断り書きを逆手に取ったCMもある。biohazard 3(CAPCOM)のCMだ。以下のような断り書きが大写しになる。
暴力・出血などのショッキングな 表現が含まれています。 |
たいていの断り書きは、義務として形式的に表示されるだけだが、こういう使い方もあったのね。
#今日みたいな話題のときは、テレビ画面のキャプチャができるといいんだけどね。
→続きがあります